日本年金機構から届く封筒は全部で何種類ある? 無視するとどうなるの?
配信日: 2024.07.01
特に注意が必要なのが「赤色」の封筒 です。この封筒には、未納保険料の督促や差し押さえ予告 などの重要な内容が記載されている可能性があります。見逃すと大変なことになりかねませんので、必ず開封して内容を確認しましょう。
今回は、年金機構から届く封筒の種類とそれぞれの内容、そして 見逃せない「赤色」の封筒 について詳しく解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
年金機構から届く封筒は全部で3種類
国民年金保険料が未納状態になると、まず「催告状」が届きます。これは、未納状態を忘れている人や気づいていない人に対する軽い注意喚起のようなものです。この「催告状」を無視すると、「特別催告状」という書類が届きます。
書類は封筒に入っており、封筒の色は青色・黄色・赤色の3種類です。
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赤色の封筒は最終警告/特別催告状を無視するとどうなる?
赤色の封筒は、年金保険料の未納が続いていることを示す最終警告であり、その後の法的措置の可能性を示唆しています。
国民年金保険料の未納が続くと、次に国から届くのが「特別催告状」です。最初の封筒は青色ですが、無視すると封筒の色が黄色や赤色に変わり、警告の度合いが高くなります。
無視を続けると赤い封筒に入った「最終通知書」が届き、未払いが続くと財産が差し押さえられる可能性があることが書かれています。放置すれば、財産差し押さえなどの厳しい措置を受けることになるので、速やかに対応することが重要です。
特別催告状を無視すると危険
特別催告状を無視すると、以下のようなリスクがあります。
・法的措置
特別催告状を無視すれば、債権者が裁判所に訴訟を起こす可能性があります。未納の年金保険料に対する法的な措置で、結果として財産の差し押さえなどが行われる可能性があります。
・延滞金
特別催告状を無視すると、未納の保険料に対して延滞金が発生します。未納の保険料に対するペナルティーで、未納が続くほど延滞金は増えていきます。
・信用情報への影響
特別催告状を無視し、その結果として法的措置が取られた場合、信用情報機関に記録されます。信用情報に悪影響を及ぼすでしょう。
・年金受給額の減少
年金保険料の未納が続くと、将来受給できる年金額が減らされる可能性があります。
これらのリスクを避けるためには、特別催告状が届いたら速やかに対応することが重要です。
特別催告状が届いたら行うこと
特別催告状が届いた場合、以下の4つ対応をとることで未納の問題を解決し、将来的なリスクを避けられます。
・全額支払う
届いた書面の内容に従って、期日までに決められた方法で支払うのが最も理想的です。
・分割払いで支払う
一括で支払うのが難しい場合、最寄りの年金事務所に問い合わせれば分割で支払うための納付書を用意してもらえます。
・年金保険料の「猶予」「免除」の手続きをする
所得が一定額以下で、分割でも支払いが厳しいなら「猶予」や「免除」を受けられる可能性があります。この手続きをしておくと、保険料を支払えていなくても未納にはなりません。
・学生なら学生納付特例制度を活用する
学生の場合、学生納付特例制度を活用することも可能です。
赤色の封筒が届いたら危険/支払えないときはまずは年金事務所などに相談を
特別催告状を無視することは、非常に大きなリスクを伴います。もし、赤色の封筒が届いたら、速やかに年金機構に連絡し、適切な対応を取るようにしましょう。
年金機構は、納付が困難な方に向けて、さまざまな相談窓口や制度を設けています。一人で抱え込まずに、まずは相談してみることをおすすめします。
さらに、電話での相談も可能です。年金事務所や年金相談センターは、年金に関するさまざまな問題に対応しており、専門的なアドバイスを提供しています。年金保険料の支払いが困難な場合や、その他の年金に関する問題がある場合は、遠慮せずに相談しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー