「ねんきん定期便」って何? 「保存」しておくべきなの? 「再発行」することはできる?
配信日: 2025.03.05

そこで本記事では、「ねんきん定期便」の内容や再発行の手続きについて詳しく解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ねんきん定期便とは
「ねんきん定期便」は、これまでの保険料の納付状況や将来の年金受給見込みを分かりやすく伝えるための通知だとされています。国民年金または厚生年金に加入している人を対象に、日本年金機構から毎年誕生月に郵送されます。
ねんきん定期便の送付方法と内容の違い
「ねんきん定期便」は、通常ハガキで年に1回届きます。ただし、35歳・45歳・59歳の際は封書で送付され、これまでの全期間の年金記録を確認することが可能です。また、50歳未満と50歳以上では記載される内容が異なるとされています。
日本年金機構によると、主に「これまでの記録」と「将来の年金額」の2つの情報が含まれているようです。また、ハガキ形式の場合、記載されるのは直近13ヶ月分の「月別の納付状況」です。一方、封書形式の場合は、これまでの全ての納付実績を確認できます。
ねんきん定期便の確認方法と保管の必要性
「ねんきん定期便」は重要な書類のため、届いたら必ず内容を確認しましょう。ただし、記載されている情報は「ねんきんネット」でいつでも確認でき、マイナポータルと連携すればさらに便利に閲覧できるといわれています。
書面としての「ねんきん定期便」が必要になることはほとんどないようなので、情報を確認したら保管せずに処分しても問題はないとされています。
もし保管する場合には、次の年の分が届くまで、ハガキを1年間保存しておくとよいでしょう。不要な紙を減らしたい場合には、スキャンや写真撮影をしてデジタルデータとして保存するのもよい方法です。
ねんきん定期便の再発行と確認方法
日本年金機構によると、「ねんきん定期便」は再発行が可能とされているようです。再発行を希望する場合には、「ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号」へ問い合わせましょう。
最新の年金加入記録をもとに、新たに作成した「ねんきん定期便」が送付されます。ただし、届くまでに2~3ヶ月ほどかかることに留意してください。より早く確認したい場合には、「ねんきんネット」で電子版を閲覧することができます。
ねんきん定期便の確認ポイントと活用方法
「ねんきん定期便」が届いたら、処分する前に「年金の月別納付状況」や「これまでの加入期間」に抜けや誤りがないかを確認しましょう。万が一、記録に不備が見つかった場合は、お近くの年金事務所へ相談してください。
また、50歳以上の方は「年金見込額」を確認し、具体的な受給額を把握しておくのもよいでしょう。
さらに、ハガキ形式の「ねんきん定期便」には、ねんきんネットのユーザーID取得に必要なアクセスキー(17桁の番号)が記載されているようです。これを利用すれば、ねんきんネットでいつでも年金に関する情報を確認できます。
「ねんきん定期便」は、これまでの年金納付状況や将来の受給見込みを確認できる重要な通知
「ねんきん定期便」は、これまでの年金納付状況や将来の受給見込みを確認できる重要な通知です。日本年金機構から毎年誕生月に送付され、35歳・45歳・59歳の際は封書で届くといわれています。
届いたら、「年金の月別納付状況」や「これまでの加入期間」に誤りがないか確認し、必要に応じて年金事務所へ相談しましょう。50歳以上の方は「年金見込額」も確認すると、具体的な受給額の把握に役立つ可能性があります。
「ねんきん定期便」は保管する必要はなく、内容を確認した後は処分しても問題ないようです。必要な情報は「ねんきんネット」や「マイナポータル」でいつでも確認できます。再発行も可能ですが、郵送には2~3ヶ月かかるため、早く確認したい場合は「ねんきんネット」の活用がおすすめです。
出典
日本年金機構 大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています
日本年金機構 「ねんきん定期便」を汚損、き損、紛失したのですが、再発行はできますか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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