日本で一番「年金受給額」の平均が高い都道府県ランキング! 3位「東京都」2位「千葉県」を抑え“1位”になった県は?「厚生年金・国民年金」それぞれを確認
そこでこの記事では、厚生労働省年金局が公開している資料を参考に、年金受給額の平均が高い都道府県をランキング形式で紹介します。
また、厚生年金の平均受給額が都道府県ごとに違う理由や年金受給額を増やす方法についても簡単に解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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厚生年金の平均受給額が都道府県ごとに違うのはなぜ?
実は、厚生年金は全員が同じ金額をもらえるわけではありません。これは、厚生年金の受給額が現役時代の給与や年金の加入期間の影響を受けるからです。
例えば、年収が高い人や加入期間が長い人は受給額が多くなります。そして、各都道府県で賃金水準に差があるため、それがそのまま厚生年金の受給額にも影響を与えていると推測できます。
日本一年金受給額の平均値が高い都道府県は?
ここからは、日本一年金受給額の平均値が高い都道府県をランキング形式で紹介します。厚生年金と国民年金では順位が変動するため、それぞれ分けて確認しましょう。
厚生年金の平均受給額第1位は神奈川県
厚生労働省年金局の「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均受給額第1位は神奈川県で16万6578円でした。
2位は千葉県で16万1368円、3位は東京都で15万9921円、4位は奈良県で15万8862円、5位は埼玉県で15万8003円です。一部地域では1位の神奈川県と比べて平均受給額が4万円も低いケースがありました。
見て分かるとおり奈良県を除くと、上位は関東圏が占めていました。とはいえ、関東圏に住めば厚生年金の受給額が高くなるというわけではないため、注意が必要です。
国民年金の平均受給額第1位は富山県
厚生労働省年金局の「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、国民年金の平均受給額第1位は富山県で6万1220円でした。
2位は福井県で6万532円、3位は島根県で6万497円、4位は長野県で6万262円、5位は石川県で6万170円です。国民年金の平均受給額は個人差が小さいため、都道府県ごとの差もそれほど大きくはありません。
将来の年金額は増やせる?
結論からいうと、将来もらえる年金を増やす方法はあります。例えば、付加年金に加入したり、年金を繰り下げ受給したりすると受給額は増加します。
さらに、自営業やフリーランスといった国民年金の第1号被保険者なら国民年金基金に加入するのも1つの手です。ただし、付加年金と併用できないという注意点もあります。
このように、年金受給額を増やす方法はいくつかありますので、自分に適した選択ができるように事前にしっかり情報収集しましょう。
まとめ
厚生年金の平均受給額が日本一高いのは、神奈川県でした。TOP5には関東圏の都道府県が4つランクインしています。一方で、国民年金の平均受給額が最も高いのは富山県です。国民年金については、都道府県ごとの差が小さいという特徴があることが分かりました。
年金受給額は、現役時代の働き方や収入が大きな影響を与えます。将来どのくらいの年金が得られるのかを確認し、豊かな老後を過ごすための資金計画について今一度考えてみてはいかがでしょうか?
出典
厚生労働省年金局 令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
