更新日: 2020.12.26 確定申告

令和2年分の確定申告に向けて準備を始めよう

令和2年分の確定申告に向けて準備を始めよう
令和2年分の確定申告は控除の金額が変わるなど、いくつかの注意点があるので、事前に確認しておくと安心です。確定申告の準備について、チェックしていきましょう。
下中英恵

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

令和2年分の注意点

令和2年分の確定申告について、去年から変更になった点や注意するポイントは、以下のとおりです。
 

ポイント

(1)給与所得控除額と公的年金等控除額が10万円引き下げられる
(2)35万円のひとり親控除が創設される
(3)合計所得金額が2400万円以下の場合、基礎控除額が10万円引き上げられ48万円となる

 
今までと控除の金額が変わるので、去年の申告書を参考にして記載してしまうと、金額が間違ってしまう可能性があります。実際に所得や税金の金額を計算する際には、確定申告書の計算方法をよく確認することが大切です。
 

【PR】おすすめの住宅ローン

auじぶん銀行

au-bank
おすすめポイント

・がん診断保障に全疾病保障を追加
・住宅ローン人気ランキングNo.1!

変動
0.179 %

※住宅ローン金利優遇割最大適用後の変動金利(全期間引き下げプラン)
※新規借入れ
当初10年固定
%

※当初期間引下げプラン
当初20年固定
%

※当初期間引下げプラン
詳しくはこちら

【auじぶん銀行の注意事項】
※金利プランは「当初期間引下げプラン」「全期間引下げプラン」の2種類からお選びいただけます。
ただし、審査の結果保証会社をご利用いただく場合は「保証付金利プラン」となり、金利タイプをご選択いただけません。

※固定金利特約は2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年からお選びいただけます(保証付金利プランとなる場合は、3年、5年、10年に限定されます)。
金利タイプを組合わせてお借入れいただくことができるミックス(金利タイプ数2本)もご用意しています。 お申込みの際にご決定いただきます。

※ただし、審査の結果金利プランが保証付金利プランとなる場合、ミックスはご利用いただけません。

※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます

・変動金利について
※2024年7月現在・本金利プランに住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利です。
※J:COM NET優遇割・J:COM TV優遇割は戸建のみ対象
※ J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始となります。

書類を準備する

では、実際に確定申告の準備を始めていきましょう。確定申告では、自分の収入や、控除できる金額を記載する必要があるため、それらが分かる書類を集めなければなりません。
 
確定申告の準備で、この必要書類を集めるという作業は、最も手間がかかるものの1つです。確定申告を意識して、普段から書類管理を行っている場合はあまり時間がかかりませんが、家のどこに書類があるのか分からないという方は、それだけで確定申告が面倒なものになってしまうことでしょう。
 
来年のために、確定申告に必要となりそうな書類は、まとめて保管をする習慣を身に付けることが大切です。
 
さて、具体的に必要となる書類は、生命保険料控除や地震保険料控除などを受けるために支払った保険料が記載されている書類や、医療費控除を受けるために必要となる明細書などです。保険会社から郵送されてきた書類や、病院で受け取った領収書をそろえる必要がありますが、確定申告の前に慌てないように早めに準備を始めましょう。
 

e-Taxに挑戦

さらに、準備時間がある場合は、今年の確定申告はe-Taxを利用してみてはいかがでしょうか。e-Taxとは、インターネットを通じてスマートフォンやパソコンから確定申告や納税などの手続きができる仕組みです。
 
確定申告書に手書きで数字を書き込むよりも、時間の短縮や計算ミスの軽減につながります。申告書の作成から送信まで全て自宅にいながら完了するため、忙しい方にもぴったりです。
 
ただし、e-Taxで確定申告を行う場合、事前に準備が必要となります。まずは、「利用者識別番号」や「電子証明書」の取得を行いましょう。特に、電子証明書の取得では、マイナンバーカードが必要となります。マイナンバーカードは、交付までに1ヶ月以上かかることもあるので、確定申告の時期になる前に準備を始めておくと安心です。
 
e-Taxは、一度準備が完了すれば、毎年利用可能です。e-Taxによって、確定申告の作業の効率化はもちろん、世の中のペーパーレス化の流れにのり、環境にも優しい取り組みを行うことができます。e-Taxの詳しい情報については、国税庁の公式ホームページ(※)を確認してみましょう。
 
いかがだったでしょうか。毎年、新しい年が始まると「そろそろ確定申告の準備をしなくては」と感じる方も多いはず。書類をそろえたり、e-Taxに挑戦してみたりと、今回はいつも以上に早めに準備を始めて、時間にも心にも余裕がある1年のスタートにしましょう。
 
出典 (※)e-Tax 国税電子申告・納税システム
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
 

ライターさん募集