2017.09.11 資産運用

ダイエットと資産運用の共通点①。一朝一夕には達成できない。長期的時間軸で見ることが大事

Text : 柴沼 直美

「自らの体調管理ができないものに、お金の管理ができるはずがない」という気づきとともに、一念発起してダイエットに取り組み、マイナス15kgを達成した筆者の体験をもとに、資産運用とダイエットに共通する成功のポイントを探ります。

ダイエットも資産運用もトレンドラインを描く

 

筆者が今年になって達成した1つの嬉しい実績にマイナス15kg、体脂肪率マイナス10% のダイエットがあります。きっかけは、お金のアドバイザーとしてよくクライアントと話すなかで、資産運用の取り組みとダイエットに共通点があることに気づいたから。つまり自分の体調も管理できないのに、お金の管理なんてできるわけないと考えるのが自然だと思ったからです。

筆者の実体験を通して認識すべき重要なポイントが1つあります。それは「1本調子では進まない」ということです。ダイエットも資産も、「お金を殖やしたい」「体重を落としたい」と思っても、毎日確実に実現できるものではなく、上下を繰り返しながらトレンドラインを描いていくということをしっかり認識することです。お金の運用についても、特に初心者の方は「○○という金融資産がいいと思って買ったのに、私が買ったとたんに、下落続きでどうなっているのかしら。だから資産運用なんて胡散臭いし、信用できない」と言われます。

四半期先、半年先単位で長期的に見る

 

今まで「お金を貯める具体的な取り組みをしてこなかった」「ダイエットをしてこなかった」のに、いきなり開始してから目に見えて効果が出るとは考えるべきではありません。ダイエットならばさまざまな外部環境や体調・ホルモンバランスなどが新しい環境に慣れようとする抵抗が働き、資産運用であれば、別の大きな投資家が逆の思惑で反対の投資行動に出ているときとたまたま重なったからかもしれないのです。

大事なことは、近視眼的に、「今日」「明日」という時間軸で見るのではなくて、少なくとも四半期先、半年先単位で長期的にとらえることです。そうすることで日々の値動き・体重の動きではなく、トレンドが上を向いているのか下を向いているのか、上を向かせるためにどうすればいいのか、というスタンスで取り組んでいくことです。短期的に大きく体重や体脂肪が落ちたとしても必ずリバウンドします。それと同じで、理由もなく、金融資産の価値が大きく上がったり下がったりすれば必ず反動の動きが確認されます。その短期的な動きに翻弄されてストレスをため込むと長続きしないということを知るべきです。

柴沼 直美

Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表

大学を卒業後、日本生命保険に入社。保険営業に従事したのち渡米。米国アリゾナ州、Thunderbird School of Global ManagementにてMBAを修得。帰国後外資系証券会社、投資顧問会社にてアナリスト、日本株ファンドマネジャーを経験。出産・母親の介護を機に退職。三人の子育ての中で、仕事と主婦業の両立を図るべく独立。キャリアカウンセラー、CFPの資格を活かしつつ、それぞれのライフステージでのお金との付き合い方を、セミナーや個別相談により紹介。子どもの教育費・留学費から介護に至るまで経験を交えた実行可能な幅広いストライクゾーンで対応。
http://www.caripri.com

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