2019.01.30 資産運用

ビットコイン・キャッシュがハードフォーク(分岐)することで、投資家にとってどのような影響があるの

仮想通貨が分岐することを「ハードフォーク」と言います。
 
直近では、ビットコイン・キャッシュのハードフォークが注目を集めました。
 
では、ビットコイン・キャッシュがハードフォーク(分岐)することで、投資家にとってどのような影響があるのでしょうか? また、なぜハードフォーク(分岐)するのでしょうか?
 

ハードフォーク(分岐)とは?

まず、ハードフォーク(分岐)は、なぜ行われるのでしょうか?  フォーク(分岐)には、実は「ソフトフォーク」と「ハードフォーク」があります。
 
「ソフトフォーク」は、機能追加や問題点の改善などを行い、過去からのブロックチェーンを継続して利用するものです。一方、「ハードフォーク」は、仮想通貨が持つ本来の機能を大幅に改変するものです。
 

ビットコイン・キャッシュのハードフォークとは?

ビットコイン・キャッシュがハードフォークするまでの経緯ですが、これまで開発者たちは、利用拡大や価値を高めるための手段として、ビットコイン・キャッシュの機能の向上を議論してきました。
 
しかし、その議論の中で現在のビットコイン・キャッシュの使用を継続するべきだとする開発者と、現行仕様の大幅な変更を推進するべきだとする開発者との意見が分かれ、結果、ハードフォーク(分岐)という選択をすることになりました。
 
仮想通貨市場、常に上位5位以内の取引高であったビットコイン・キャッシュが日本時間2018年11月16日未明ハードフォーク(分岐)し、ビットコイン・キャッシュとは別に、新たな仮想通貨として、ビットコイン・キャッシュ・サトシビジョン(SV)が誕生しました。
 

 
※このハードフォーク(分岐)により、これまでのビットコイン・キャッシュの価格は、ビットコイン・キャッシュABCとビットコイン・キャッシュSVに分割されています。また、ビットコイン・キャッシュを保持していた投資家は、自動的にビットコイン・キャッシュABCのみの保持となるため、結果的には、資産価値が半減しています。
 

このハードフォークによる投資家への影響とは?

価格全体への影響:
現在の仮想通貨市場は、ビットコインを始めとして全体的に取引価格が若干戻りつつありますが、まだ弱気相場の範疇であると言えます。
 
この弱気相場の原因は、いくつかあります。
 
まずは、過剰なビットコインの売りがあったことです。次に、投資家にとって仮想通貨投資への是非や不正流出などのセキュリティ問題などさまざまな問題がある中で、このようなハードフォークが発生したことも弱気市場の原因の一つになっていると言われています。
 
送金方法の影響:
先に述べた通り、ビットコイン・キャッシュは、ビットコイン・キャッシュABCとして継続します。しかし、個人のハードウォレットで管理している場合、仮想通貨販売交換所へ送金する際の送金アドレスが変更され送金できない場合があることに注意が必要です。
 

まとめ

仮想通貨のハードフォーク(分岐)は、既存の仮想通貨へ投資した投資家にとっては十二分に注意が必要です。
 
ハードフォーク(分岐)による注意点としては、取引価格が一時的に半減する場合があることと、仮想通貨として価値がなくなってしまう可能性があることです。ハードフォーク(分岐)しない仮想通貨を選ぶことは不可能ですから、投資している仮想通貨のホームページや開発者のブログをチェックし、ハードフォーク(分岐)前に利益確定する判断も必要です。
 
出典:
※CoinMarketCap
 
執筆者:佐藤美輪 (さとう みわ)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
 
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執筆者:佐藤美輪 (さとう みわ)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

会計事務所勤務を経て、中小企業のFP分析を行う企業に勤務。
一般の家計にも投資を取り入れる投資コーチとして活動中。
特に、今後、無視できない金融商品となる仮想通貨への安全な投資を広めるために、仮想通貨のファンダメンタルズ分析の実現に向けて研究しています。

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