2019.03.10 資産運用

資産運用のポイントと金融商品のチェックポイント

低金利が続く現在、預貯金だけではお金が増えない時代となっています。「資産を増やすためにはリスクを取らなければダメ」と言われると、身構えてしまうのが日本人です。
 
「リスク」という言葉に対して、強いアレルギーがあるようですね。今回はお金の運用について、どのように考えていけばいいか述べたいと思います。
 

そもそもリスクとは?

「リスク」という言葉を聞くと、とっさに「損」という言葉を想像してしまうと思います。しかし、運用の世界では、リスクとは「値動きの幅」を指します。リスクが大きい=値動きの幅が大きいということです。値動きの幅が大きいとは、マイナスになる局面でも、プラスになる局面でもそれぞれ大きいのです。
 
運用を始めるにあたり、自分はどのくらいのマイナスなら受け入れることができるのかを考えるとともに、マイナスの局面はどのような要因で引き起こされるのかを確認し、そのうえで運用する商品を選ぶことが大切です。
 

金融商品を選ぶ際のチェックポイント

金融商品の広告やパンフレットの中には、目を引くような数字や表現を見かけることがよくあります。ただし、金融商品に「おいしい話」はありません。
金融商品を選ぶ際には、次の点を確認しておきましょう。
 

1 不利益情報の記載確認

金融商品の広告には、手数料やリスクなど顧客に不利益となる事実を、顧客が認識できるような方法で記載することが、法律で義務付けられています。
 
これがきちんと記載されているかが、信頼できる商品かどうかを見極めるポイントとなりますので、メリットばかり目立っていないかも含めて、全体を丁寧にチェックしましょう。
 
特にウェブ広告については、自分自身でアクセスしていることから、より慎重な自己判断が必要となります。「不利益情報」については、ウェブサイトの下の方に掲載されていることが多いので、最後まで読んで確認するようにしてください。
 

2 「有利な条件」の理由を考える

金融機関は営利企業ですから、「利益の出ないようなビジネスはしない」と認識しましょう。そのうえで、なぜ有利な条件が掲示できるのか、いったん冷静になって考えてみることです。
最近よく目にする、定年退職者を対象としたプランでは、定期預金と同額以上の投資信託購入が、金利上乗せの条件となっているケースが多いです。
 
金融機関にとっては、金利の上乗せで発生するマイナス分よりも、投資信託販売から得られる収入の方がはるかに多いのです。
 
投資信託を買いたいと思っていた方にはお得なプランかもしれませんが、そうでなければ後々「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。
 
また最近は、賃貸不動産に投資するファンドの広告も、よく見られるようになりました。その中にある「「想定利回り〇%」は、あくまで一定の条件を満たした場合の利回りであり、必ずそうなるとは限りません。
 
同じく、「過去に元本割れの実績はありません」という記載も見かけますが、過去は過去です。将来どうなるか、金融機関が約束してくれるわけではないことをきちんと理解しておきましょう。
 

買い方の工夫が大事

お金の運用は「何をいつ買うか」で利益が大きく違ってきます。よって、次の2つの点を常に心がけておきましょう。
 
・投資信託の利用(商品分散):世界の株式や債券など、投資対象を分散する
・積立投資の活用(時間分散):少額ずつ買い付けることで、投資タイミングのリスクを分散する
 

定期的なチェックと見直しを忘れない

自分が保有している金融資産の運用状況を確認し、思うように運用できているか定期的にチェックすることも大切です。分散投資ができているのであれば、大体月に一度のチェックが目安となります。そのときに、運用がうまくいっていないとなったら、見直しも視野に入れる必要があるでしょう。
 
最後に、資産運用は「慌てず、焦らず」が一番重要です。価格の変動に一喜一憂することなく、長期目線でとらえるようにしてください。
 
執筆者:新井智美(あらい ともみ)
CFP(R)認定者
 
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新井智美

執筆者:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者
一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー
住宅ローンアドバイザー
証券外務員

CFP(R)認定者
一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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