最終更新日: 2019.06.14 公開日: 2019.05.28
資産運用

【相談】専業主婦はiDeCoとつみたてNISAどちらがおすすめ?

執筆者 : 國村功志

将来のためにコツコツと資産形成していくための制度である、iDeCoとつみたてNISA。2つの制度は似ていますが、異なる点もあります。
 
また、専業主婦が利用する場合には、気をつけておかなければならないこともあります。違いを確認しながら、どちらを優先すべきか考えていきましょう。
 
専業主婦の定義については人によって捉え方が違う場合があるため、この記事では「社会保険の対象とならない年収130万円未満の被扶養者」を前提に進めていきます。男性は主夫と読み替えてください。
 
 
國村功志

執筆者:

執筆者:國村功志(くにむら こうじ)

CFP(R)、証券外務員一種

大手証券会社で株式・債券・投資信託などの金融商品営業に携った後、ファイナンシャルプランナーの養成団体やFP事務所を経験。現在は資産形成専門FPとしてセミナーや個別相談のほか、マネー系記事の執筆も行う。個人でも投資信託やFXでの資産運用を行い、実践に即したわかりやすいアドバイスを心がけている。

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國村功志

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執筆者:國村功志(くにむら こうじ)

CFP(R)、証券外務員一種

大手証券会社で株式・債券・投資信託などの金融商品営業に携った後、ファイナンシャルプランナーの養成団体やFP事務所を経験。現在は資産形成専門FPとしてセミナーや個別相談のほか、マネー系記事の執筆も行う。個人でも投資信託やFXでの資産運用を行い、実践に即したわかりやすいアドバイスを心がけている。

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iDeCoとつみたてNISAを簡単に解説

iDeCoとつみたてNISAは、どちらも長期で積立するための制度です。主に投資信託での積立が想定されていますが、iDeCoの場合は利息のみがつく預金や保険商品の選択もできます。
 
どちらの制度も運用で増えたお金や、利息に対する本来かかるはずの約20%の税金がかかりません(2019年5月現在)。通常なら仮に10万円増えても手取りが約8万円になってしまうので、この点は大きなメリットでしょう。
 
さらに、iDeCoでは所得税と住民税が毎年軽減されます。例えば、毎月2万3000円の掛金で、その人の所得税と住民税をあわせた税率が20%の場合、年間5万5200円も軽減されるのです。そのため、会社員など、収入のある人は特に有利です。
 

専業主婦が利用した場合におけるiDeCoとつみたてNISAのデメリット

では、専業主婦が利用した場合における、2つの制度のデメリットを確認しましょう。iDeCoのデメリットは、口座管理手数料が毎月かかることです。手数料は金融機関によって異なり、安くて月額167円、高いと月額600円以上かかるところもあります(※)。
 
会社員などは収入があり、掛金を納めれば税金が安くなるため、手数料がかかってもメリットは得られやすいです。しかし専業主婦はそもそも税金がかからない人も多く、所得税や住民税の軽減効果を得られにくいことから、手数料の分だけ負担も増えてしまいます。
 
つみたてNISAでは口座管理手数料がかからないため、直接的なデメリットはありませんが、選べる商品は原則すべて投資信託です。iDeCoのように預金や保険商品がありませんので、「元本が変動する商品には積立したくない」という人には不向きかもしれません。
 

専業主婦はiDeCoとつみたてNISAどちらが向いている?

それぞれの制度の特徴を踏まえて、専業主婦にはどちらが向いているのでしょうか。
 
結論から言うと、専業主婦にはつみたてNISAのほうが向いているケースが多いと考えられます。最大の理由は先述の通り、収入のない専業主婦がiDeCoに加入すると、所得税や住民税は軽減されないのに口座管理手数料が毎月かかってしまうからです。
 
収入のある人ならiDeCoに加入するメリットは大きいのですが、そうでない人にとってはデメリットが上回ってしまう可能性があるのです。一方、近々収入を増やすことを検討しているようなケースでは、iDeCoへの加入も選択肢として考えていいでしょう。
 
どちらの制度もメリットとデメリットがありますので、自身の就労状況などを考えて選ぶようにしましょう。
 
出典:iDeCo公式サイト
   日本証券業協会「みんなにいいさ!NISAがいいさ!」
   (※)特定非営利活動法人 確定拠出年金教育協会「iDeCoナビ(個人型確定拠出年金ナビ)」
 
執筆者:國村功志(くにむら こうじ)
CFP(R)、証券外務員一種
 



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