公開日: 2020.05.12 資産運用

2024年から変わる「新NISA」とは

執筆者 : 前田菜緒

2020年3月、NISA、つみたてNISAを改正する法律が成立しました。2つの制度の改正内容についてお伝えします。
 

 
前田菜緒

執筆者:

執筆者:前田菜緒(まえだ なお)

FPオフィス And Asset 代表
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
確定拠出年金相談ねっと認定FP、2019年FP協会広報スタッフ

保険代理店勤務を経て独立。資産運用と保険に強いファイナンシャル・プランナーとして、子育て世代向けに相談やセミナーを行っている。全国どこからでも受講可能なオンラインセミナーを毎月開催。自宅で学べる手軽さと講座内容のわかりやすさが好評。子どもが寝てからでも参加できるよう、セミナーや相談は夜も行っている。

https://www.andasset.net/

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前田菜緒

執筆者:

執筆者:前田菜緒(まえだ なお)

FPオフィス And Asset 代表
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
確定拠出年金相談ねっと認定FP、2019年FP協会広報スタッフ

保険代理店勤務を経て独立。資産運用と保険に強いファイナンシャル・プランナーとして、子育て世代向けに相談やセミナーを行っている。全国どこからでも受講可能なオンラインセミナーを毎月開催。自宅で学べる手軽さと講座内容のわかりやすさが好評。子どもが寝てからでも参加できるよう、セミナーや相談は夜も行っている。

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つみたてNISAの改正内容

つみたてNISAは2018年にはじまった制度です。投資に対する収益の非課税期間は最長20年、2037年までの制度でした。これが、5年延長され、2042年までの制度になります。ただし、延長されるのは積立期間であり、非課税期間ではありません。
 
非課税期間は引き続き20年ですから、最大800万円(年間の積立上限40万円×20年)の非課税投資枠は改正前後で変更はありません。積立期間が延長されることで、2023年までの積み立て分であれば最大20年非課税運用できることになります。

NISAの改正内容

NISAは、2023年までの制度でしたが、これが5年延長され、2028年まで口座開設が可能になります。非課税期間は5年間と今までどおり変わりはありません。現在NISAでは年間120万円の非課税枠がありますが、2024年からは、非課税枠が2階建てになり、原則1階で投資をした人が2階で投資を行うことができます。
 
1階と2階の違いは投資対象商品と投資方法、投資の上限額です。まず1階では、積立投資を行います。投資対象商品も投資方法もつみたてNISAと同じ内容なので、1階はつみたてNISAと思っていただくとわかりやすいかもしれません。
 
投資の上限額は年間20万円で、非課税期間終了後は、つみたてNISAにロールオーバーが可能です。この点、NISAでも長期の投資ができるようになるということです。
 
しかも取得価格でロールオーバーできますから、例えば20万円分の商品を購入していて40万円に値上がりしていたとしても、20万円として、つみたてNISAに移すことができます。つみたてNISAの上限は年間40万円ですから、ロールオーバーしたとしても、あと20万円の積立が可能ということです。
 
次に2階部分です。2階部分の投資対象商品は、株式や投資信託です。年間の投資上限額は102万円です。原則は1階で投資をした人が2階でも投資ができるというルールですが、例外として、投資の経験者は1階で投資をすることなく2階で投資をすることができます。
 
この場合、証券会社に届け出を行います。ただし、投資できるのは上場株式のみです。それ以外の商品には、投資できません。2階で株式以外も投資したいなら、1階部分も利用する必要があります。
 
ただ、いくら以上積立投資しないと2階部分は使えないといった、金額の制限はありません。少額でも可能です。

現行NISAから新NISAへのロールオーバー

現行のNISAから新NISAへのロールオーバーは可能です。ただし、新NISAでは、高レバレッジの投資信託等は投資対象から除外されるため、それらの商品はロールオーバーできません。
 
現行NISAから新NISAへのロールオーバーは、時価で行われます。ロールオーバーされた分は、2階部分から優先して枠が埋められます。
 
新NISAの枠は、1階20万円、2階102万円の合計122万円ですが、ロールオーバーする金額が122万円を超えていてもかまいません。ただし、その場合新NISAでの非課税枠がゼロになります。

自分にあった制度を活用

新NISAが改正されるのは、まだ先の話ではありますが、長期で投資を行うことを考えれば、今から改正を視野に入れ、作戦をたてながら投資を行うのが良さそうです。自分の投資スタイルに合う制度を選択して、投資を楽しみましょう。
 
執筆者:前田菜緒
FPオフィス And Asset 代表
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
確定拠出年金相談ねっと認定FP、2019年FP協会広報スタッフ

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