更新日: 2021.04.06 その他資産運用

資産運用に興味はあるけど不安…資産運用のアドバイスをしてくれるIFAとは

執筆者 : 寺門美和子

資産運用に興味はあるけど不安…資産運用のアドバイスをしてくれるIFAとは
「投資信託をはじめたいけど、何を選んで良いのかわからない」そのようなリクエストをいただくことが多い筆者のような独立系FP。しかしFP資格では、そのリクエストにはお応えできません。独立系FPの多くの方は、自分で銘柄を選び、資産運用を行うことをおすすめしています。
 
また、「スイッチング」や「銘柄変更」というメンテナンスについて、指導している方も多いと思います。実際、私もセミナーや個別相談などでお話をしてきました。それでも「わからない」、だから「投資はやらない」ではもったいない。そんな方は、IFAを活用してみてはいかがでしょうか。

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寺門美和子

執筆者:寺門美和子(てらかど みわこ)

ファイナンシャルプランナー、相続診断士

公的保険アドバイザー/確定拠出年金相談ねっと認定FP
岡野あつこ師事®上級プロ夫婦問題カウンセラー
大手流通業界系のファッションビジネスを12年経験。ビジネスの面白さを体感するが、結婚を機に退職。その後夫の仕事(整体)で、主にマネージメント・経営等、裏方を担当。マスコミでも話題となり、忙しい日々過ごす。しかし、20年後に離婚。長い間従事した「からだ系ビジネス」では資格を有しておらず『資格の大切さ』を実感し『人生のやり直し』を決意。自らの経験を活かした夫婦問題カウンセラーの資格を目指す中「離婚後の女性が自立する難しさ」を目のあたりにする。また自らの財産分与の運用の未熟さの反省もあり研究する中に、FPの仕事と出会う。『からだと心とお金』の幸せは三つ巴。からだと心の癒しや健康法は巷に情報が充実し身近なのに、なぜお金や資産の事はこんなに解りづらいのだろう?特に女性には敷居が高い現実。「もっとやさしく、わかりやすくお金や資産の提案がしたい」という想いから、FPの資格を取得。第二の成人式、40歳を迎えたことを機に女性が資産運用について学び直す提案業務を行っている。
※確定拠出年金相談ねっと https://wiselife.biz/fp/mterakado/
女性のための電話相談『ボイスマルシェ』   https://www.voicemarche.jp/advisers/781 

LA在住のいとこの言葉からの気づき

私には、LAに親戚がいます。伯母ファミリーで、2人のいとこと、その子どもや家族。2018年のお正月にLAに行った際、家族たちがFPとどのように向き合っているのかをインタビューしてきました。担当FPがいて、いろいろ相談をしたり、自分で資産運用をしている人もいましたが、女性陣は「ファイナンシャルアドバイザー」に任せているようです。
 
なぜ、自分たちで運用をしないのか聞いたら「難しいからプロに任せれば良いじゃない」という答え。その分、自分の仕事や趣味に時間を割いたほうが楽でしょう、ということでした。その時、私自身の資産運用に対しての考え方に、大きな変化がありました。「資産運用は、プロに任せても良いものだ」という価値観が芽生えました。
 

IFA独立系ファイナンシャルアドバイザーとは

Independent Financial Adviser、日本では通称IFAと呼ばれている人たちがいます。IFAと呼ばれる人たちは『証券外務員』の資格を有しています。
 
もちろん、FPとのダブル資格の方も多く、プラスアルファの資格と考えていただいても良いかと思います。FP科目では深く勉強しない証券市場の知識や勧誘や販売に関する知識などを学び修得。だから、個別商品を取り扱うことができるのです。「じゃあ、証券マンや銀行マンと一緒じゃない?」と思いますよね。確かに、大きな金融機関で、株式・債権・投資信託などを扱う方々もこの資格は有しています。しかし、商品を取り扱う場所が違うのです。
 
多くは『金融コンサルティング』会社に所属しています。お客さまの資産状況と属性(年齢・仕事・家族構成)を考慮の上、GOAL(ビジョン)を目指した資産運用を提案してくれています。
 

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IFAはどこかのコンサル会社と契約をしている

私たち独立系FPは、大きな会社に属さず、お客さまの利益を第一に考えてアドバイスすることに存在価値があると思います。IFAの方はどうなのでしょうか? IFAの方々は、『金融商品仲介業者』の免許を保有している会社と契約をしているのです。「それならば、証券会社と何も変わらないのでは?」と思われるかもしれませんが、そこは違います。
 
また、金融コンサルティング会社の理念にもよりますが、最近では「ノルマがない会社」もでてきました。ノルマがあると、成績優先でお客さまにアドバイスをしてしまう場合もあります。実際に私がお客さまの立場で証券会社から電話で勧誘を受けることもありますが、ノルマを感じることが多々あります。
 
筆者のお客さまの親が、地方の大きな都市銀行の担当者のアドバイスで、老後資金のほとんどを投資信託に投資してしまいました。これも、成績重視の弊害でしょう。実際、IFAの方の中には、証券会社からの転職組が珍しくありません。その方にお話を伺うと「お客さま本位ではない、資産運用に嫌気がさした」と話してくれます。
 
IFAは、お客さまの金融資産をお預かりしているわけですから、継続的な教育と細やかに市場の変化状況を把握していかないと危険です。なので、関東財務局より認可を受けた、金融商品仲介業の免許を保有している会社に属する必要があるのです。
 

富裕層だけが利用しているわけではない

「金融コンサルティング会社」と聞くと、一部の富裕層が利用する、高額な手数料を必要とする会社を想像する人もいるかと思います。確かに、コンサルティング料金が高い会社もあるようです。しかし、大手の証券会社と販売代理店契約をしている、金融コンサルティング会社もあります。その場合、一般的な手数料に+アルファのアドバイス料に値する乗率が加算されるのです。
 
それが高いか安いかは、本人しだいでしょう。筆者のお客さまも2通りいらして、「手数料はもったいないから自分で投資する」という人もいれば、「自分では難しすぎるのでお願いしたい」という人もいます。優等生な答えで面白くないかもしれませんが、どちらもありだと思うのです。
 
例えば、これはこんな考え方もできると思います。忙しい筆者は、週の半分の夕飯は「ミールキット」を注文しています。この話をすると「高いでしょ」と言われますが、無駄な廃棄ロスを出さないし、外食率や総菜を買うことが減り、1ヶ月当たりの食費が20%くらい減りました。
 
なので、人によってはコスト減となり、時間が生まれるのですから、一石二鳥です。投資も一緒。忙しい人、また苦手な人には、IFA(ファイナンシャルアドバイザー)を利用するのも、選択肢の1つなのではないかと思います。
 
執筆者:寺門美和子
ファイナンシャルプランナー、相続診断士