「脱タンス預金民族」月々100円の積立投資でも10年経てば13,757円、20年では?

配信日: 2018.01.25 更新日: 2019.01.10

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「脱タンス預金民族」月々100円の積立投資でも10年経てば13,757円、20年では?
お金に余裕がないから、投資は始められない。私には関係ない。投資をしてみたいけど、もう少しお金に余裕ができてから。投資に対して、このように自ら壁をつくっている人が、まだまだたくさんいるように感じます。もしかしたら、あなたもですか?

日本政府や金融庁が《貯蓄から投資へ》を掲げ、iDeCoやNISAといった非課税制度も普及するなか、もはや投資は、貯蓄と同じくらい、すべての人が活用すべき「将来の資金づくり」の手法だと断言したいところです。

お金に余裕がないって?!知っていましたか? 証券会社によっては、月々100円から積立投資ができるのです。ワンコイン貯金をするように、投資は手軽に始められるのです。

そんな少額を投資しても意味がないって?!少額から始めることにこそ、実は意味があるのです。これを読むと、きっとあなたも今すぐ少額積立投資を始めたくなりますよ。
平田純子

Text:平田純子(ひらた じゅんこ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、2級建築士、インテリアコーディネーター
大阪市立大学・生活科学部・住居学科卒業。電機メーカーで商品企画の仕事を経て、好きが高じて、株式会社良品計画に中途入社。無印良品の店舗にて、家具やカーテン、照明のコーディネート提案を得意とする店長として10年以上勤務。しかしある時、お金に無計画・無頓着に過ごした自身のこれまでの人生を振り返り、後悔の念。豊かな人生を送るために、ライフプランニングの必要性を痛感。その必要性をより多くの人に伝えたいとの思いで、ファイナンシャルプランナーを志す。
現在、ファイナンシャルプランナーとして、ライフプランとキャッシュフロー分析・アドバイスを個別相談で行う傍ら、セミナー講師,や執筆も行う。得意分野はライフプラン(資金計画)、生命保険見直し、資産形成・運用。お金の相談に加えて、インテリア計画や片付け、収納計画についても、ご要望に応じて相談を承っている。
https://hataraku-okane.com/

投資の感覚(値動きの波)に慣れる

貯蓄をするように投資も手軽に、といいましたが、貯蓄と投資には大きな違いがあります。なんだかわかりますか?それは、元本についてです。
 
簡単にいうと、貯蓄は元本が守られますが、投資では元本は守られていません。つまり、投資の世界では、日々、毎時間、その「価格」が動いています。あなたが投じた資金は、日(時間)によっては増えたり、目減りしたりしています。投資を成功させるには、この「値動き」に一喜一憂してはいけないのです。
 
しかし、投資初心者にはこの「値動き」が精神的にきついことがあります。この波に心がついていかないのです。それでも、動かずぼんやり眺めていると(気にせず放置できればベスト)、投資とは「値動き」がつきもので、常に繰り返しているんだな、ということに慣れてきます。
 
そして、時間が経てば少しずつ増えるという感覚も味わうことができます。
 
だからこそ、少額から始めるのがいいのです。少額だったら、「ま、いっか!」となりますよね。少額投資をしながら、投資世界の「波」に対して、ウォーミングアップをして、慣れてきたら、500円、1000円、5000円と徐々に投資額を増やしていきましょう。
 
でも、「波」に慣れてきたからといって、「いい波」を狙っての投資は避けましょう。波狙いの投資は、特に投資ビギナーの人にとってはケガをする危険性が高まります。ウォーミングアップの効果激減です。
 

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強制貯蓄(強制積立投資)の仕組みをつくっておく

効率的にお金を貯めるには「月々お金が余ったら貯蓄」ではなく、「まず強制貯蓄、残りのお金でやりくり」が望ましいことをご存知の人も多いでしょう。本格投資スタートのその日に向けて、この強制貯蓄(強制積立投資)の仕組みをつくっておくことをお勧めしたいのです。
 
証券口座は資金ゼロでもつくれますが、口座を開設し、自動積立の仕組みをつくるまで、時間と労力が少しかかります。iDeCo口座やNISA口座はさらに時間がかかります。かなり待たされる感じがあります。いざ投資を始めようと思い立っても、数カ月単位で待ち時間があると、せっかく盛り上がった投資意欲もトーンダウンしてしまいますよね。
 
だからこそ、まずは少額投資をきっかけに、この仕組みづくりに取り掛かってほしいのです。そして、投資の感覚が身についてきて、積立金額を増やそうというタイミングで、リズムよく増額・本格投資をスタートできます。
 

少額といえども、とにかく増やす。少しでも増やす

100円を貯金箱にチャリンチャリンと入れていても100円は100円であり、増えません。普通預金に置いておいても然り。お財布に入れておいたら、逆になくなる(使ってしまう)可能性のほうが高いでしょう。
 
ところが、100円を積立投資したらどうでしょう?
 
毎月100円を3%の利回りで積み立てたら、10年で13,757円(元本は12,000円)、20年では32,244円(元本は24,000円)です。たかが100円、されど100円です。
(注)利回り計算は、複利、税抜きでのシミュレーションによる参考値です。
 
いかがでしたか?
私たち日本人は「タンス預金民族」といっても言い過ぎじゃないくらい現金好きで、まだまだ投資になじみがありません。しかし、このマイナス金利の中、人生100年を生き抜くためには、少なからず投資の力が必要なのです。
 
だからこそ、お金に余裕ができてからではなく、月々100円でも今すぐ積立投資を始めたほうがよいのです。あなたも、「ワンコイン投資で投資に慣れること」から始めてみませんか?
 
Text:平田 純子(ひらた じゅんこ)
CFP認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、2級建築士、インテリアコーディネーター

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