更新日: 2019.01.11 株・株式・FX投資
2018年2月、株式相場が大きく揺れた。その時、投資家やFPは何を感じ、何を思う
結果的には1週間で約1900円下げました(2018年2月9日現在)。「だから投資は怖いよね」という声も聞こえてきそうです。こういったときFPはどう考えているのか、声を拾ってみました。
Text:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士
大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。
下落相場は買いのチャンス!?
1月上旬の火曜日にFP仲間であるT氏に会いました。1年ぶりの再会ですが、開口一番「今日、荒れているね」。ニュースメールが次々届くので、スマホのチェックが忙しいと話していました。
株価が急落して焦っている人も多いでしょうが、彼は“欲しい銘柄があるので値段が下がるのを待っているが、なかなか下がってくれない”と、購買意欲満々でした。
その日は、ほかのFPもSNSで株価関連の投稿をしていましたが、どの人も落ち着いていました。やはり“買い時”と捉えていて、そのタイミングが難しいという意見が多く出ました。
火曜日の段階では、まだ下がると考える人が大勢を占めていて、実際下がりました。
その後も含め、1週間の日経平均の動きを見てみます。
2日(金)23,274.53円
5日(月)22,682.08円
6日(火)21,610.24円
7日(水)21,645.37円
8日(木)21,890.86円
9日(金)21,382.62円
これは終値ですが、取引時間中の動きはさらに激しいものでした。T氏は、お目当ての銘柄を無事に購入することができたのか、気になるところです。
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リスクとは慎重に向き合う
木曜日にFPの勉強会があり、ここでも株価急落の話がでました。今回は株価が下がったといっても景気が悪くなったわけではありませんので、皆さん楽観的です。
10年に一度くらい暴落はあるけれど今回は違うからね、と達観しています。落ち着いていられるのは、投資のセオリーどおり余裕資金で中・長期で運用していることが理由です。
仮想通貨の話にも触れておきます。メンバーの1人が、最近ビットコインを始めたそうです。それも、騒動の直前にコインチェックで取引をしたのです。
いきなり渦中の人になってしまい、引き出せない状態です。少額にしておいてよかった、と話していました。今回の流出問題で被害者の人数、つまり取引をしている日本人の多さに驚きました。
投資信託などの資産運用には消極的な人でも、「儲かるらしい」ということで購入している人が多いのではないか、と少々心配です。リスクのあるものとは、慎重に向き合うことが大切です。
今回の株価急落も、今後の展開を注視する必要があります。金融リテラシー(金融に関する知識や情報を正しく理解し、自らが主体的に判断することのできる能力)の格差が所得格差を拡大させると考えられています。
まわりの口コミ情報で、よく理解できない商品を運用することは危険です。“勉強は必要”~肝に銘じて勤しむ努力をしようと思います。
Text:宮﨑 真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士
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