更新日: 2022.07.12 その他資産運用

金融商品ってどのようなものがあるの? 3つの特徴とは?

執筆者 : 田久保誠

金融商品ってどのようなものがあるの? 3つの特徴とは?
「金融商品」という言葉を聞いたことがありますか? 株、投資信託などのようなものだけでなく、実は預貯金も金融商品の1つです。
 
今回は、金融商品にはどのようなものがあるのか、どのような特徴があるのかみていきましょう。

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田久保誠

執筆者:田久保誠(たくぼ まこと)

田久保誠行政書士事務所代表

CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、特定行政書士、認定経営革新等支援機関、宅地建物取引士、2級知的財産管理技能士、著作権相談員

行政書士生活相談センター等の相談員として、相続などの相談業務や会社設立、許認可・補助金申請業務を中心に活動している。「クライアントと同じ目線で一歩先を行く提案」をモットーにしている。

金融商品にはどのような特徴があるの?

「金融商品」といっても、それぞれ特徴があります。しかし、大きく分けると「安全性」「収益性」「流動性」の3つに区分できます。それぞれの特徴は以下のとおりです。


■安全性:元本、利子の支払いがなされる
■収益性:預金等に比べて高収益が期待できる
■流動性:必要なときすぐに換金できるか

それでは、上記3つの条件を「普通預金」「国内株式」「国内債券」の3つに当てはめるとどうなるでしょうか。
 
【図表1】


 
投資信託は、その商品によって収益性が異なります。
 

「株式」「投資信託」「債券」についてみてみよう

 

■株式

「株式」は、上記で述べたとおり、安全性が低いですが大きな収益性が期待できます。株式投資は、個別の会社に投資(株の購入)し、その会社の成長によって運用成果を得ることを目的とします。
 
運用成果は、主にキャピタルゲイン(譲渡益)とインカムゲイン(配当金)とに区分されます。
 
キャピタルゲインは、売却時の価格が購入時の価格を上回った場合の差額(運用益)のことです。インカムゲインは、会社が得た利益の一部を投資家(株主)に還元することで、一般的には「配当金」と呼ばれます。
 
また、キャピタルゲインは譲渡所得として、インカムゲインは配当所得として、20.315%の所得税等が課税されます。
 
また、日本独自のサービスですが、なかには株主に対して会社の製品や商品や金券、地域の特産品などを「株主優待」として贈っている会社もあり、所有株数や保有年数によって、サービス等が異なる会社もあります。
 
株式の配当金や株主優待をもらうときの注意点は、これらは株主名簿に登録された「株主」に対しての権利ですので、基準日時点で株主名簿に記載されておく必要があります。
 

■投資信託

次に「投資信託」です。投資信託とは、多くの投資家から集めた資金を国内外の株式や債券、不動産、コモディディ(金や原油等)等に投資・運用を行い、その成果(利益)を還元する金融商品のことです。
 
特徴としては、前述のように投資先が幅広いことです。収益性を重視するファンドや安全性を重視するファンドなど、さまざまな商品があります。また、1万円程度の少額から投資が可能ですので、株式と比べて敷居は低い傾向にあります。
 
さらに、毎月決まった金額で買い付けを行う「積立投資」というものもあります。これ以外にも、1つのファンドで債券や株式、不動産に分散投資をするものもありますので、リスク軽減にもつながりやすいです。
 

■債券

最後に「債券」です。債券とは、国(国債)や地方自治体(地方債)、会社(社債)が発行し、投資家からお金を借り入れる仕組みで、満期時(償還時)に、元本と債券発行時に定められた利息を受け取ることができます。株式や投資信託と比較すると、安全性が高い商品です。
 
特徴は、多くの場合、保有期間中は定期的に利息を受け取れることです。また、途中で売却も購入もできます。ただし一般的に、株式や投資信託よりも流動性が低い傾向にあります。
 

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投資は、余裕資金や当面使う予定のないお金で行うことが基本です。「いつまでにいくら貯める」という明確なゴールがあれば、上記の安全性、収益性、流動性のどれに重きを置くか変わってきます。
 
ご自身のライフイベントを明確にすることによって、よりご自身に合った投資対象を選ぶことができるのではないでしょうか。
 
執筆者:田久保誠
田久保誠行政書士事務所代表

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