更新日: 2019.01.10 その他資産運用
お金をもっと育てよう!FP自ら投資を実践して思った事。若者こそ投資をすべきだと思ったわけは?
貯蓄はほとんどの人が「している」と答えたはずです。投資を「している」と答えた人はどれだけいるでしょうか。自分の周りを見渡しても、収入のうち一定の割合を貯蓄している人はたくさんいても、投資をしている人はあまり見かけません。
投資についてどう思うか周りに意見を聞くと、「なんか投資って怖いからやめておくよ」とか「お金に余裕ができたら投資をしてみたいとは思っているんだけどね」と答える人ばかりです。
そこで今回は、若いうちから投資を始めるメリットについてお伝えします。
Text:三浦雅也(みうら まさや)
酒井FP綜合事務所/お金工房わなび所属
2級FP技能士、AFP(日本FP協会認定)
「お金のことをもっと身近に感じてほしい!」をモットーに、“手帳”を使った人生設計の方法や、知っててよかったお金の話セミナーをはじめ、年間50回以上の講演を行う。
専門用語を使わないわかりやすい説明を心がけている。
http://www.fp-sakai.com
投資の大原則は「時間を武器にすること」
どんな投資をするときにも当てはまるのですが、最も投資成果が出る人は「時間のある人」です。
「時間のある人」は労働時間の短い人や、時間の使い方が上手な人のことではなく、長期間において投資をできる人のことを指します。つまり、年齢の若い人のことです。
若いうちからコツコツと投資を続けることは、預貯金よりもはるかに良い運用益を生み出す可能性があります。はじめは“投資信託”で投資のプロへ運用をお願いすることから始めると良いでしょう。
ただ、投資にはリスクが伴うものです。預貯金よりも高い運用成果が期待できることが投資のメリットではありますが、景気や企業の業績によっては投資したお金が減ってしまうこともありますのでご留意ください。
運用が上手くいって利益が出たとき、運用が上手くいかなくて損をしたときには、その結果を分析して次に活かしたいものです。その過程を通じて“お金がお金を育てる”意味も学ぶことができますよ。
そして、もっと投資の勉強をしたいと感じるようになれば、次は“株式投資”を始めるのが良いでしょう。
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株式投資は景気・経済の勉強に最適な投資手法
株式投資は、企業が発行している株式を購入し、そのお返しとして会社から配当や優待券を受け取ることができる投資手法です。ほかには、株価の値上がりに期待して株式を売買することで売却益を得る方法もあります。
では、株式投資がどうして投資の勉強に向いているかというと、株式を購入する前に投資先となる企業のことをたくさん知っておく必要があるからです。もし、なにも知らずに企業の株を購入すると、購入した株が本当の価値よりも割高だったり、購入してすぐに倒産してしまうことがあるかもしれません。
せっかく株を購入するなら得をしたい、利益を出したいですから、株式を購入するための企業分析方法(ファンダメンタル分析)を学んだり、景気・経済のキホンを理解したうえで株価が高騰したり下落する理由を知ることが必要です。
景気・経済のことがわかってくると次は情報感度が鋭くなります。近い未来のことについて考えてみましょう。技術が発達していくなかで利益をあげる企業はいったいどんな業種でしょうか。
・もしも自動車が全て自動運転になったら…。
・もしもロボットが一家に一台普及するようになったら…。
・もしも3Dプリンターで家が建てられるようになったら…。
どこかの漫画に登場しそうな話ですが、実はこのなかに実現しているものもあります。
『風が吹けば桶屋が儲かる』と言いますが、新しい風が吹いたとき(新しい技術が誕生したしたとき)に桶屋はどの企業(潤う業界がどこ)なのかを考えること。これが情報感度を磨くことにつながります。
さいごに
改めて、投資って本当に勉強になると感じています。筆者は現在24歳で、投資信託と株式投資の2つの手法で投資を続けています。
投資を続けていると、お金を育てることができるだけでなく、景気・経済の知識やビジネスの手法についても学べることに気づきました。投資ってお金に余裕がある人がしているイメージがあると思うのですが、実はもともとお金持ちでなくとも、若いうちからコツコツ投資をしていた人たちがお金を増やすことができたケースもあるんです。
若いうちは収入が少なくて、投資にまわすお金がもったいないと感じるかもしれませんが、毎月少しの金額からでもいいので投資を始めてみてください。
お金がお金を育てる過程を知り、投資の知識を深めることがあなた自身への投資にもつながるはずです。
この記事を読んだあなたが投資を始めるきっかけになれば幸いです。
Text:中西 雅也 (なかにし まさや)
酒井FP綜合事務所/お金工房わなび所属
2級FP技能士、AFP(日本FP協会認定)