更新日: 2023.07.08 その他資産運用

老後資金として月5万円を「年利3%・5%・7%」で運用! 30年後の資産はいくらになる?

老後資金として月5万円を「年利3%・5%・7%」で運用! 30年後の資産はいくらになる?
今から老後の生活資金を計画的に準備しておきたいのであれば、積立投資を検討してみてはいかがでしょうか。毎月一定額をコツコツと積立てしていくだけなので、運用経験がない人でも手軽に取り組めるのがメリットです。
 
本記事では、毎月5万円を積立てした場合に、どのくらいの資産になる可能性があるのかを解説していきます。また、積立投資の注意点、iDeCoやNISAなどの運用方法も紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

高橋庸夫

監修:高橋庸夫(たかはし つねお)

ファイナンシャル・プランナー

住宅ローンアドバイザー ,宅地建物取引士, マンション管理士, 防災士
サラリーマン生活24年、その間10回以上の転勤を経験し、全国各所に居住。早期退職後は、新たな知識習得に貪欲に努めるとともに、自らが経験した「サラリーマンの退職、住宅ローン、子育て教育、資産運用」などの実体験をベースとして、個別相談、セミナー講師など精力的に活動。また、マンション管理士として管理組合運営や役員やマンション居住者への支援を実施。妻と長女と犬1匹。

毎月5万円を積立てすると30年後の資産はいくら?

積立投資を利用して、どのくらいの老後資金が準備できるのかは、積立額によって異なります。毎月の積立額が多いほど元本が増えるので、より多くの老後資金が用意できることでしょう。また、積立期間も、将来の資産額に影響を与えます。
 
積立投資は、投資期間が長くなるほど複利効果が働きます。そのため、老後資金を投資で増やしたいのであれば、できるだけ早い時期からスタートしたほうがよいでしょう。
 
毎月の積立額や投資期間は、人それぞれです。毎月5万円を積立てた場合を想定して、30年後に資産がどのくらい増えるのかをシミュレーションしていきましょう。毎月5万円を30年間欠かさずに積立てした場合の元本の金額は、1800万円です。
 
この金額に運用利益をプラスすることで、30年後の資産が予想できます。運用利益がいくらになるのかは、利回りによって異なります。ここでは、金融庁が公開している資産運用シミュレーションを使って、年利3%、5%、7%で運用するケースをみていきましょう。
 
シミュレーションによる30年後の想定資産額は、年利3%が2913万6844円、年利5%が4161万2932円となりました。年利7%で運用した場合は、6099万8550円です。つまり、利回りが高いほど、運用利益も大きくなります。積立投資で資産を増やしたいのであれば、元本割れなどのリスクも考慮しながら年利が高い商品を選ぶのも手です。
 

【PR】資料請求_好立地×駅近のマンション投資

【PR】J.P.Returns

おすすめポイント

・東京23区や神奈川(横浜市・川崎市)、関西(大阪、京都、神戸)の都心高稼働エリアが中心
・入居率は99.95%となっており、マンション投資初心者でも安心
・スマホで読めるオリジナルeBookが資料請求でもらえる

老後資金の準備にはiDeCoやNISAがおすすめ

積立投資で得た利益は、丸ごと受け取れるわけではありません。利益から税金を差し引いた額が自分の資産となります。2023年時点での税金額は、20.315%ですが、30年後には税率が変わる可能性もあります。税金を取られたくないのであれば、iDeCoやNISAなどを検討してみるのも手です。
 
これらの制度を利用すれば、一定の期間までは非課税で運用可能です。2024年1月からは新しいNISAがスタートしますが、新しいNISAでは非課税保有期間が無期限化されます。さらに、非課税保有限度額が増額となり、最大で1800万円まで投資可能です。また、新しいNISAは、つみたて投資枠と成長投資枠の併用も可能です。メリットが多い制度なので、活用を検討してみるとよいでしょう。
 

積立投資の注意点

積立投資は、コツコツと続けていくだけで大きな資産が築ける可能性が高いのがメリットです。ただ、必ず想定利回りの通りとなるわけではありません。投資商品には銀行預金のような元本保証が用意されていないため、元本割れのリスクがあります。
 
また、購入時手数料、運用管理費用、信託財産留保額などさまざまなコストも発生します。手数料が高い商品を選んでしまうと損をする可能性がありますので、注意しましょう。
 

コツコツ続ければ30年後は6000万円以上になる可能性も!

積立投資のメリットは、時間を味方につけられることです。元本割れなどのリスクに注意は必要ですが、長期で積立てるほど複利効果が期待できますし、価格が変動する金融商品を一定の金額でかつ時間を分散して定期的に買い続ける「ドルコスト平均法」で購入するためリスク分散にもなります。毎月5万円を積立てして年利7%で運用できれば、6000万円以上の資産となる可能性があります。
 
毎月積立てるのが難しい場合は、無理のない金額でスタートしてみるのも手です。少額でもコツコツと積立を継続していけば、30年後には頼もしい資産となるかもしれません。
 

出典

金融庁 資産運用シミュレーション

金融庁 新しいNISAのポイント
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 
監修:高橋庸夫
ファイナンシャル・プランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集