更新日: 2023.07.17 その他資産運用
仮想通貨への投資「特性と注意点」とは?
この記事では、仮想通貨への投資の特性と注意事項について説明します。
執筆者:浦上登(うらかみ のぼる)
サマーアロー・コンサルティング代表 CFP ファイナンシャルプランナー
東京の築地生まれ。魚市場や築地本願寺のある下町で育つ。
現在、サマーアロー・コンサルティングの代表。
ファイナンシャル・プランナーの上位資格であるCFP(日本FP協会認定)を最速で取得。証券外務員第一種(日本証券業協会認定)。
FPとしてのアドバイスの範囲は、住宅購入、子供の教育費などのライフプラン全般、定年後の働き方や年金・資産運用・相続などの老後対策等、幅広い分野をカバーし、これから人生の礎を築いていく若い人とともに、同年代の高齢者層から絶大な信頼を集めている。
2023年7月PHP研究所より「70歳の現役FPが教える60歳からの「働き方」と「お金」の正解」を出版し、好評販売中。
現在、出版を記念して、サマーアロー・コンサルティングHPで無料FP相談を受け付け中。
早稲田大学卒業後、大手重工業メーカーに勤務、海外向けプラント輸出ビジネスに携わる。今までに訪れた国は35か国を超え、海外の話題にも明るい。
サマーアロー・コンサルティングHPアドレス:https://briansummer.wixsite.com/summerarrow
仮想通貨への投資に関する注意事項
仮想通貨に投資する場合、気をつけるべきポイントは以下になります。
1. リスクについて正しく理解する
仮想通貨は価格変動が非常に激しく、最悪の場合は投資した全額を失う可能性もありますが、大きな投資益を受けることも可能な、ハイリスク・ハイリターンの投資商品といえます。価格変動は市場需要や供給量、規制、マーケットの信頼性など、多数の要因に影響を受けるため、リスクを正しく理解しておく必要があります。
2. 投資目的をはっきりさせ、自分自身のポートフォリオにおける位置づけを明確にする
仮想通貨はハイリスク・ハイリターンの投資商品なので利益や、通貨としての交換の可能性などを鑑みて投資の目的をはっきりさせ、自分自身のポートフォリオ(資産の配分)における位置づけを明確にする必要があります。
通常、ポートフォリオの重要な部分でなく、最悪ゼロになっても構わない部分として投資するのが無難かと思います。
3. 取引所の信頼性を確認する
取引所は、仮想通貨を購入するためのプラットフォームなので、信頼性が高い取引所を選ぶことが重要です。過去には、取引所がハッキング被害を受け、投資家が資産を失った事例や、前述した「FTXトレーディング」の破綻もありました。また、手数料や取り扱い通貨など、自分のニーズに合った取引所を選ぶことも大切です。その選択には慎重さが求められます。
4. 自己管理能力を高める
ハイリスク・ハイリターンの投資は、自分自身の投資判断に責任を持つことを意味します。価格変動が激しく、投資家の感情を左右しやすいため、自己管理能力を高めることが必要です。また、自分自身が理解できない投資には手を出さないことも重要です。
5. 情報収集を継続する
仮想通貨の市場は常に変化しています。価格変動や規制緩和など、投資に影響を与える情報は日々更新されているので、情報収集を継続し、最新の市場動向に合わせて投資を調整することが必要です。
仮想通貨投資における情報収集は、次の2点によって他の投資と比べてもさらに重要になっているといえます。
(1)現状の通貨秩序と異なった「通貨」であるため、各国当局の規制の対象になりやすく、規制が仮想通貨の価格に直接的な影響を及ぼすこと
(2)ブロックチェーンという革新的なテクノロジーをベースにした「通貨」であるため、今後のIT技術の進歩で登場する新しい商品により、仮想通貨の価値が影響を受けること
以上の点に留意することで、仮想通貨への投資は比較的安全かつ効果的に行うことができます。しかし、ハイリスクであることを忘れず、投資判断は自己責任で行うようにしましょう。
【PR】資料請求_好立地×駅近のマンション投資
【PR】J.P.Returns
おすすめポイント
・東京23区や神奈川(横浜市・川崎市)、関西(大阪、京都、神戸)の都心高稼働エリアが中心
・入居率は99.95%となっており、マンション投資初心者でも安心
・スマホで読めるオリジナルeBookが資料請求でもらえる
まとめ
仮想通貨投資における特性と注意事項について説明しましたが、リスクがあるからといって必ずしも投資を避ける必要はありません。重要なのは、投資のリスクを十分に理解し、自分自身の実力と資力の範囲で行うことです。
執筆者:浦上登
サマーアロー・コンサルティング代表 CFP ファイナンシャルプランナー