更新日: 2024.01.05 NISA

2024年からNISAが新制度になると聞きました。50代ですが、これをきっかけに始めても遅くないでしょうか?

2024年からNISAが新制度になると聞きました。50代ですが、これをきっかけに始めても遅くないでしょうか?
2024年1月より新NISAが開始され、NISAの非課税投資枠が大幅に拡大されるなど、より有利な税制での資産運用が可能になります。しかし、すでに50代を過ぎている方の中には、今からNISAを始めても遅いのではないかと二の足を踏んでいる方もいるのではないでしょうか。
 
本記事では、50代の方が新NISAの開始をきっかけに資産運用を始めても遅くないかを検証します。
FINANCIAL FIELD編集部

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2024年から新NISAが開始される

2024年1月より新しいNISAが始まり、より有利な税制での資産運用が可能となります。新しいNISAのポイントは次のとおりです。

●非課税での年間投資枠が大幅に拡大
●非課税保有期間が無期限に
●口座開設期間が恒久化
●つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能に

新NISAでは、非課税保有限度額が全体で1800万円にまで拡大されます。現行NISAでは、つみたてNISAの上限が800万円(40万×20年)、一般NISAが600万円(120万×5年)のため、非課税保有限度額も大幅に拡大されることになります。
 

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50代から新NISAをきっかけに始めても遅くない

50代からでもNISAの開始は遅くありません。比較的余裕資金の割合が多くなる50代からNISAを始めても、定年までの積立投資や退職金の運用により非課税保有限度額を使い切ることは十分に可能です。
 
老後資金のための資産運用と考えても、現金や預貯金ではほぼ資産は増えません。非課税で運用益を確保しやすい新NISAは50代からでも始める価値があります。そこで本項では、より具体的に50代が新NISAを始めるメリットについて解説します。
 

新NISAでは非課税保有期間が無期限

新NISAでは非課税保有期間が無期限に延長されるため、50代からの運用開始でも老後資金を蓄えられます。
 
全体で1800万円の非課税保有限度額のうち、成長投資枠は1200万円が限度です。ただし、成長投資枠で保有している金融商品を売却した場合、枠を再利用できます。つみたて投資枠と成長投資枠の併用もできるため、50代から定年まではつみたて投資枠での運用、退職金は成長投資枠での運用と枠を使い分けることも可能です。
 

iDeCoと比べて使いやすい

NISAと同様に、iDeCoも税制優遇がお得な老後資金づくりのための制度です。ただし、iDeCoは原則60歳まで資産が引き出せないほか、60歳時点での加入期間が10年未満の場合、受給開始の年齢が繰り下げられてしまいます。そのため、50代からiDeCoを始めても、60歳時点で受給ができない可能性が高くなってしまいます。
 
NISAの場合、年齢制限や資産の引き出し時期に制限がないため、50代から運用を開始する場合、iDeCoと比べて使いやすいのではないでしょうか。ただし、iDeCoも優秀な制度なので、iDeCoとNISAを併用するのは老後の資金づくりにも有効です。
 

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【NISA】
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50代からのつみたてNISAでどのくらい資産が増える?

50歳から定年の60歳まで毎月10万円を想定利回り3%で運用した場合の、運用収益は197.4万円です。
 
【図表1】

元本 1200万円
運用収益 197.4万円
合計 1397.4万円

 
現金や預貯金では元本から増えることはほぼないため、50代からの10年間でもつみたて投資を始めるのは遅くありません。
   

新NISAは50代からでも遅くない。定年退職までのつみたてで老後資金を上積みしよう

新NISAでは、非課税保有期間が無期限に延長されるため、50代から運用を始めた場合でも老後にかけて長期間の運用が可能です。
 
また、つみたて投資枠と成長投資枠を併用できるので、定年退職までの積み立てと、退職金での成長投資枠での運用等の枠を使い分けるのもよいでしょう。50代だから遅いと諦めてしまわずに、定年退職までの積み立てで老後資金の上積みを目指してみてください。
 

出典

金融庁 新しいNISA
金融庁 資産運用シミュレーション
iDeCo公式サイト iDeCoの特徴
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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