更新日: 2024.04.11 NISA

28歳、貯蓄「100万円」を超えました。最近「NISA」が気になるのですが、もう少し余裕がある人がやるべきでしょうか? 手取りは20万円で、ボーナスも少なめです…

執筆者 : 山根厚介

28歳、貯蓄「100万円」を超えました。最近「NISA」が気になるのですが、もう少し余裕がある人がやるべきでしょうか? 手取りは20万円で、ボーナスも少なめです…
日本でもインフレが進みつつある中で、貯蓄がある程度の金額を超えると投資で運用したほうがよいのではないかと考える人もいるのではないでしょうか。2024年1月からNISAが新しくなり、より使いやすくなったことから、NISAを始めるよい機会かもしれません。
 
本記事ではNISAと貯蓄で運用した場合の違いやNISAで資産運用する際の注意点などを解説します。

【PR】基礎から学べる投資学習動画が無料公開中!

【PR】バフェッサ(世界一の投資家バフェット流の投資知識が学べる!)

投資の達人になる投資講座

おすすめポイント

・生徒数日本一の投資スクールが監修
・今なら約5万円の特典を完全無料で提供中!
・新NISAを有効活用したい人におすすめ
・未経験者でも分かるように図解で解説

山根厚介

執筆者:山根厚介(やまね こうすけ)

2級ファイナンシャルプランニング技能士

NISAとは

NISAとは「少額投資非課税制度」です。通常株式投資や投資信託などで利益が出た場合には約20%の税金がかかりますが、NISAの口座から投資した場合は利益が出ても非課税になります。
 
「それならすべてNISA口座から投資すればよいのでは?」と思うかもしれませんが、NISAは投資額に上限があります。逆にいえば、まだNISAを利用していないのであれば、上限額まではNISAを使ったほうが有利です。
 

NISAと貯蓄で資産運用した場合の違い

NISAと貯蓄(預金)で資産運用をするとどれくらい違いが出るのでしょうか。日銀のマイナス金利は解除されたといえ、日本ではまだ低金利が続いており、銀行の定期預金に預けてもほとんど利息がつきません。高い銀行でも年利率は0.4%程度で、0.001%を下回る銀行もあります。
 
それに対してNISAで20年間長期投資を行った場合、年間2~8%程度のリターンが期待できるようです。
 
「年に数%では、元になるお金が100万円くらいだとほとんど意味がないのでは?」と思う人もいるのではないでしょうか。たしかに1年あたりで考えると数万円しか増えないのであれば、あまり魅力が感じられないかもしれません。しかし、長期で投資したときの複利効果を考えるとそうともいえなくなります。
 
例えば、100万円を年利率0.4%、3%、5%、7%で運用した場合を比較してみましょう(図表1)。
 
図表1

図表1

筆者作成
 
図表1では年利率3%で2倍以上、5%では4倍以上、7%では7倍以上にもなっています。長期間運用すれば驚くほど増えるのが複利の魅力です。
 
一方で、年利率0.4%では30年後でも13万円しか増えていません。定期預金は最高でも年利率0.4%程度のため、定期預金で資産を増やすことがいかに難しいかが分かるのではないでしょうか。
 

【PR】基礎から学べる投資学習動画が無料公開中!

【PR】バフェッサ(世界一の投資家バフェット流の投資知識が学べる!)

投資の達人になる投資講座

おすすめポイント

・生徒数日本一の投資スクールが監修
・今なら約5万円の特典を完全無料で提供中!
・新NISAを有効活用したい人におすすめ
・未経験者でも分かるように図解で解説

NISAで資産運用する際の注意点

ただし、NISAで資産運用をする際は注意しなければならないポイントもあります。まず、預金と異なりNISAでは元本保証がありません。
 
株式に投資した場合は、投資先の会社が倒産すると紙くずになる可能性もあります。「投資信託なら安全なのでは?」と思うかもしれませんが、リーマンショックのような暴落は何年かおきに発生しているため、大きく目減りする可能性は否定できません。
 
また、NISAで運用する資産を途中で取り崩すと、十分な複利効果が得られなくなります。したがって、NISA運用する資産はしばらく使う見込みのないお金を使うことをおすすめします。
 
現在貯蓄が100万円を超えたのであれば、もしものときの数ヶ月分の生活費を預金として運用し、余ったお金を少しずつでも投資信託などで積み立てて運用するとよいでしょう。
 

まとめ

日本ではまだまだ低金利が続いており、貯蓄ではほとんど資産を増やせません。資産を増やすためには、NISAの有効活用をおすすめします。NISAを利用する際には、少額ずつでもコツコツ長期で積み立てて、複利効果を十分に生かすことがポイントです。できるだけ早く始めたほうが複利効果を実感できるため、余裕資金でNISAに取り組みましょう。
 

出典

金融庁 つみたてNISA早わかりガイドブック
 
執筆者:山根厚介
2級ファイナンシャルプランニング技能士

ライターさん募集