更新日: 2024.05.11 NISA
投資に興味があるのですが、よくわからないのでまずはNISA口座を開設してみました。いくらから投資できるのか、商品選びのコツを教えてください
コロナ禍から資産運用を始めた場合、投資歴3~5年だと思いますが、何となく投資を始めて何となくうまく行っていると、いまさら株って何? 投資信託って何? といった基本的なことを聞きづらくなっていきますね。
今回はこれまで行ってきた投資で、株とは、投資信託とは、をいまさら聞きづらい方に対し、この2つについて説明します。
執筆者:田久保誠(たくぼ まこと)
田久保誠行政書士事務所代表
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、特定行政書士、認定経営革新等支援機関、宅地建物取引士、2級知的財産管理技能士、著作権相談員
行政書士生活相談センター等の相談員として、相続などの相談業務や会社設立、許認可・補助金申請業務を中心に活動している。「クライアントと同じ目線で一歩先を行く提案」をモットーにしている。
株式投資の特徴は
株式投資の特徴は、元本保証等の安全性は低くても大きな収益性が期待できる投資です。
そもそも、「株式」は株式会社が事業活動等で必要となる資金を証券市場(証券取引所等)を通じて集めるために発行されます。よって、事業がうまくいけばその会社の成長により、その会社の価値が向上=株価の上昇があり、あるいは会社からの配当が増えその分運用成果を得ることができます。
逆に会社が成長しなければ、株価下落や無配、最悪倒産すれば投資資金の回収もできなくなります。
また、株主に対して保有株式数や保有期間によって自社の製品やサービス等を提供する「株主優待」制度を導入している会社もあります。株式投資で得られる価値は、
1.株価が購入時<売却時となった場合の譲渡益(キャピタルゲイン)
2.会社が利益を株主に還元する配当金(インカムゲイン)
3.会社によっては、その会社の製品やサービス等を享受できる株主優待
の3つが挙げられます。逆に株価が下がる等のリスクに対応するには、
1.一度に同じ株式を購入するのではなく、何度かタイミングをずらして購入する時間の分散
2.同じ会社の株だけを購入するのではなく、複数の会社、複数の業種等バランスよく購入する銘柄の分散
3.目先の株価の上下動に惑わされず長期的な視野で考える長期の投資
が必要となってきます。
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株を購入するにはいくらくらいの金額が必要なの
日本株は基本的に取引が100株単位となっています。よって1株1000円の株であれば10万円、5000円ですと50万円が必要です。
ただし、証券会社によっては「株式ミニ投資」と呼ばれる通常の10分の1の単位で売買が可能な制度もありますので、その場合は、上記の例ですとそれぞれ1万円、あるいは5万円で購入が可能となります。
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投資信託の特徴は
投資信託の特徴は、多くの投資家から集めた資金を、資産運用の専門家(ファンドマネージャー)が投資・運用し、その運用成果として発生した収益を投資家に還元する商品です。
その商品には、株式や債券、不動産などさまざまな投資商品、あるいはこれらを組み合わせて作った商品があります。収益性重視、安全性重視、その中間のバランス重視の商品とあらゆる種類があり、現在約6000本の商品があります。
収益性重視の投資信託は、株式や不動産(REIT)の割合が多く、安全性重視の投資信託は債券(国債や公社債)の割合が多くなっています。また、海外の株式等の割合が増えることによって為替リスクが出てきますので、国内株式だけの投資信託と海外債券だけの投資信託とでは違うリスクがあります。
よって、ご自身のリスク許容度によって購入する投資信託を選ぶことができるメリットがあります。また、株式と違い、購入できる商品は証券会社等によって異なります。
投資信託を購入するにはいくらくらいの金額が必要なの?
投資信託は金額指定と口数指定の2通りの購入方法があります。購入単位は1万円以上1円単位、1万口以上1口単位などがあり、商品によって異なりますが株式の購入より少額で購入できますので、資産運用が初めてあるいは学生や若い方向けではないでしょうか。
まとめ
将来の大事なお金ですし、「なんとなく」始めて「なんとなく」もうかっていても、どことなく不安になると思いますし、まして損が出ているとさらに不安が大きくなると思います。
特徴を知ったうえで購入することでご自身なりの投資ルールを持ったほうがよい投資活動ができるのではないでしょうか。特にNISAには年間の「枠」がありますので、その枠も考えながら投資活動を続けていけるようにしましょう。
出典
日本証券業協会 投資の時間 LESSON4 商品ごとのリスクとリターンを知ろう 金融商品の特徴
執筆者:田久保誠
田久保誠行政書士事務所代表