更新日: 2024.08.09 株・株式・FX投資
株式投資を始めようと思います。最低資金はいくらあればよいですか?
この流れを受けて、今から株式投資を始めようと思っている人もいるかもしれません。そこで今回は、株式投資を始めるにあたり、最低資金はいくらあればよいのかについてみていきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
株式投資とは? メリットと“元本割れ”というリスク
株式投資とは、配当金や値上がり益などの利益を得ることを目的として、企業が発行する株を売買する行為を指します。売買によって利益を得ることができるのは、株式投資の大きなメリットだと考えられます。
しかし投資である以上、元本割れをするリスクは0ではありません。それを踏まえた上で、株式投資の最低資金や方法について調査を行いました。
株式の購入はいくらから?
2018年10月1日以降、全国の取引所における株式売買単位が100株に統一されました。これにより、株式を購入する際は、表示されている株価に100を掛けた金額が必要です。したがって、基本的には購入を考えている株式の100株分の価格が最低資金となります。
「株式累積投資」や「株式ミニ投資」という例外もある
株式の売買単位は基本的に100株単位となりますが、100株未満で購入する方法もあります。それが「株式累積投資」や「株式ミニ投資」です。
ただしこういった制度を利用する場合、株主優待制度を受けることができなかったり、株主総会で議決権を行使できなかったりする可能性もあるため、注意が必要です。
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株式投資を始める目的によって最低資金は変わってくる
株式の購入は基本的に100株単位ということが分かりました。しかし、この情報だけでは、株式投資の具体的な最低資金は明確にはなりません。株式投資は、始める目的によって最低資金が変わってくるといえます。
最終的に専業投資家になることを目指しており、能動的に株式の売買を行いたいなら、当初から100株購入することもひとつの方法です。この場合は100株の価格が最低資金となるでしょう。
一方で着実な資産形成が目的であり、少しの売却益や配当益の獲得を目的とするのであれば、NISAを利用するという手もあります。ネット証券の中にはNISAを100円から始められるところもあり、この場合の最低資金は「100円」となります。
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つみたて投資枠はリスクが比較的低い
2024年1月から、新制度がスタートしたNISAについて説明します。2023年までの旧NISAは「つみたてNISA」と「一般NISA」があり、非課税保有期間はそれぞれ20年と5年でした。
2024年から新NISAに移行し、名称が「つみたて投資枠」と「成長投資枠」に変更となりました。両者は併用することができ、また非課税保有期間が無期限となったのも大きな特徴です。
NISAは“元本割れ”をするリスクがまったくのゼロではありません。しかし投資期間を延ばしていくことによって、全体としての収益を上げることができるとされています。つまり、NISAは短期間での売却を想定しておらず、長期間の運用を前提とした制度であるといえます。
株式投資は余剰資金がベスト
株式投資には、基本的に余剰資金を用いるとよいでしょう。生活費や、不測の事態に備えての貯蓄まで株式投資に回してしまうと、生活が立ち行かなくなるかもしれません。株式投資は元本割れのリスクがあることは事実です。まずは生活費を洗い出し、余剰資金がいくらあるのかを算出することをおすすめします。
株式投資の選択肢は広がっている
株式投資を始めるにあたって、最低資金はいくら必要かをみてきました。かつては富裕層のみがするとされていた株式投資ですが、国の推進もあって中間層へと広がりを見せています。株式投資を希望する人にとってはよい時代を迎えたのかもしれません。
この記事を参考にして、株式投資の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
出典
東京証券取引所 2023年度株式分布状況調査の調査結果について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー