株価暴落が心配で「つみたてNISA」をやめようか迷っています。株価は変動も大きいですが、短期の下落でやめないほうがよいでしょうか?

配信日: 2024.09.23 更新日: 2024.09.24

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株価暴落が心配で「つみたてNISA」をやめようか迷っています。株価は変動も大きいですが、短期の下落でやめないほうがよいでしょうか?
新たに「NISA」を始めた方の中で2024年8月に起こった株価の歴史的急落と急反発により、驚いた方もいたことでしょう。そもそも、NISAは投資である以上、株式市場の変動に伴い、損失が出てしまう可能性もあります。
 
銘柄にもよりますが、株式投資は損益が変動しやすい投資手法です。株価暴落が心配な場合は、いままで積み立ててきたNISAをやめた方がいいのでしょうか。
 
当記事では、短期的な株価の変動でNISAをやめた方がいいのかどうか、また、株価が暴落した際に控えた方がいい投資行動について解説します。
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「NISA」を始めた方にとって2024年8月は試練の月

NISAを始めた方にとって、2024年8月は試練の月ともいえるでしょう。2024年8月5日に株価が急落し、日経平均株価は歴史的な下落幅を記録したようです。翌6日には急反発によって歴史的な急騰を見せ、いわゆる「パニック相場」となりました。
 
まず、「NISA」とは、小額から投資を行える「少額投資非課税制度」です。長期積み立てや資産形成の側面が大きいNISAですが、投資である以上は株式市場の変動によって損失が出てしまう可能性もあるでしょう。
 
一方、株価は会社の業績だけでなく、景気動向・金利水準・外国為替・政治動向・国際情勢など、複合的な要因で変動します。NISAを始める場合は、あくまで投資であり、ときには損失が出てしまう可能性があることを覚えておいた方がいいでしょう。
 

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「NISA」は短期的な株価の変動でやめない方がいい

株価の下落は気になるところですが、NISAは短期的な株価の変動ではやめない方がいいでしょう。なぜなら、NISAは短期で値上がりを目指すものではなく、長期の運用で利益を狙う制度だからです。
 
例えば、金融庁が2020年にオンラインで開催した「20・30代投資初心者向け つみたてNISA Meetup Online」の「国内外の株式・債券に積立・分散投資した場合の収益率」では、保有期間5年では一部損失が出ているものの、保有期間20年の長期運用では投資収益率が2~8%(年率)に収れんしていることが示されました。
 

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株価が暴落した際に控えた方がいい投資行動

とはいえ、知識が乏しい投資初心者の場合、株価の暴落で慌ててしまう方がいることも事実です。ここでは、株価が暴落した際にとってはいけない3つの投資行動を解説します。
 

NISAの資産をすぐに売却する

株価が暴落したからといって、NISAの資産をすぐに売却することは控えた方がいいでしょう。なぜなら、株価が下落し続ける市場はないからです。
 
また、暴落時に資産を売却すると利益が確定してしまうため、たとえ株価が回復したり上昇したりしても、恩恵を受けられなくなってしまいます。株式市場は、リーマンショックやコロナショックなど、幾度となく暴落にみまわれてきました。しかし、数年後には元の水準に戻っているため、一時的に含み損を抱えてしまっても、すぐに損切りすべきではないでしょう。
 

NISAのつみたて投資をやめる

一度下落した株価は将来的に回復したり上昇したりする可能性も高いため、株価の暴落によってNISAのつみたて投資をやめてしまうのは、もったいないともいえるでしょう。
 
株式を一定額で定期的に購入し続ける「ドルコスト平均法」という投資手法があるようです。ドルコスト平均法を続けると自然と平均購入単価が下がる可能性があるため、株価が上昇したときに利益を得やすくなります。
 

まとめ

今回はNISAと株価変動について解説しました。2024年8月5日の歴史的急落で、含み損を抱えてしまった方もいるかもしれません。しかし、NISAは長期の運用で利益を狙う制度です。そのため、短期的な株価の変動でNISAをやめるべきではないでしょう。
 

出典

金融庁 20・30代投資初心者向け つみたてNISA Meetup Online 長期・積立・分散投資とNISA制度(5ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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