投資判断はあなたの「性格」によって変わる? 投資を始めると決めたときの預貯金と投資の予算の割合は?

配信日: 2025.02.04

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投資判断はあなたの「性格」によって変わる? 投資を始めると決めたときの預貯金と投資の予算の割合は?
2024年から始まった新しいNISA制度により、投資を始めようと考える人が増えているようです。一方で、投資は怖いという考えの人もいます。しかし、ここ数年の物価高により、多くの人が「お金を貯めたい・増やしたい」と考えているのではないでしょうか。
 
そこで今回は、投資を始めると決めたときの預貯金と投資の予算の割合についてお話しします。
秋口千佳

執筆者:秋口千佳(あきぐちちか)

CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士

預貯金とは

預貯金とは、銀行や信用金庫などの金融機関に預けたお金のことです。いまさらではありますが、預貯金の特徴についてまとめておきます。
 

●元本保証
●預金保険制度によって、預金者1人につき元本1000万円と破綻日までの利息を保証
●預入期間の定めがない普通預金と、あらかじめ預入期間が定められた定期預金などがある
●普通預金はいつでも預け入れや引き出しができる
●定期預金はATMで払い戻しができない場合がある

 

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投資とは

投資とは、株式、債券、投資信託などの金融資産に利益を期待して自己資金を投じることです。投資の特徴についても、改めてまとめておきます。
 

●元本保証ではない
●投資を始めるには、証券会社などで証券口座を開設する必要がある
●投資した資産の価格が上がれば利益を得られる(下がれば損失が発生する)
●投資は自己責任である

 

あなたの性格はどっち?

お金を増やしたいという思いは誰しもが持っていると思われますが、預貯金で増やすのか投資で増やすのかを悩む人は多いでしょう。
 
今の日本人の多くは、投資教育を受けていない人が多く、「投資」に関しては抵抗を持つ人も多いです。しかし、少しずつ「投資」が一般に広がりを見せています。そこで、投資を始めようと思ったら、一度考えてほしいことがあります。それは「あなた自身の性格」です。
 
【猪突猛進型】
「猪突猛進」とは、目標に向かってガムシャラに突き進むという意味です。つまり、あなたの性格が、やると決めたら周りのことも気にせず、一進一退を繰り返しても、目標を達成するといったタイプかどうか、ということです。
 
【熟慮断行型】
「熟慮断行」とは、よく考えて十分に検討したうえで、思い切って実行するという意味です。つまり、あなたの性格が、やると決めたらまずは勉強をし、自分自身が納得してから行動を起こすタイプかどうか、ということです。
 
あなたがどちらのタイプかによって、預貯金と投資のバランスを考える必要があります。
 

猪突猛進型の人は

猪突猛進型の人は、投資を重視しましょう。自分の性格を猪突猛進型だと認識しているのであれば、「投資を始めると決断した」=「投資を始めるのに迷いはない」と思われますので、投資の怖さ等の不安はやりながら慣れていく傾向にある人です。そのため、予算全額を投資に回しても問題ないでしょう。
 
例えば、今まで毎月3万円の積立預金をしていて、これからはこの3万円を投資に回そうと考えたとします。このタイプの人は、3万円全額を投資に回しても大丈夫です。ただし、3万円のうち1万円は比較的リスクの少ない商品にしましょう。
 

熟慮断行型の人は

熟慮断行型の人は、預貯金を重視しましょう。自分の性格を熟慮断行型だと認識しているのであれば、「投資を始めると決断した」=「ちょっと怖いな。でも興味はあるしやるぞ」ということだと思われます。
 
そのような人は、不安を抱えながらのスタートになるため、勉強をする時間なども必要になります。そのため、いきいなり予算全額を投資に回すのは避ける方が、投資を途中で止めるといった事態になりにくいでしょう。
 
例えば、今まで毎月3万円の積立預金をしていて、これからはこの3万円を投資に回そうと考えたとします。このタイプの人は、1万円を投資に回し、残りの2万円は今まで通り積立預金にするとよいでしょう。
 
そして、投資を始めたのち1年後ぐらいに、自分が投資における評価額の乱高下に振り回されていないかを確認し、振り回されていないと思えば、2万円の積立預金のうち1万円を投資に回し、投資2万円・積立預金1万円としましょう。つまり、段階的に投資に回す額を増やしていくのです。
 

自分の性格もふまえて

投資が自身の性格によって影響があるのか、と思われる人もいるでしょう。大いに関係あります。投資は長期にわたって見守る必要のあるものです。そのため、その投資をしている期間には、景気が悪い期間もあります。そのときに自分が持っている商品の評価額を見て、驚き怖くなったり、極端な人は日常生活が送れなくなったりもします。
 
自分は大丈夫と言い切る人にかぎって、投資を続けられないことがあるのです。
 
そのため、誰よりも自分が一番分かっているであろう自分自身の性格について、まずはよく分析し、投資に没頭できるのか、少しずつ投資に慣れる必要があるのか、そこを考えてみてください。
 
金利が少しずつ上昇しているとはいえ、物価の上昇はそのスピードをはるかに超えています。つまり、投資は避けられない時代であるともいえます。しかしまずは、自分の大切な資産を守るために、自分の性格を把握したうえで、投資と向き合ってほしいと思います。
 
執筆者:秋口千佳
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士

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