「金の価格」は今後も上がりっぱなし? 下がらないなら「今が買い時」なの? 購入タイミングと注意点を解説
配信日: 2025.02.10

本記事では、金価格が上昇している背景や今後の動向、そして、今が買いどきなのかについて詳しく解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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金の価格はなぜ上がり続けるの?
金の価格はここ数年で急騰しています。5、6年前には1グラム約5000円だったものが、2025年初頭には1グラムあたり1万5000円に迫るほどです。
この右肩上がりの背景には、金が持つ安全資産としての特性が影響しています。不安定な経済状況下で、金に対する投資家の注目が集まり、それが価格上昇を支えているのです。
また、世界経済が不安定な局面に入ると、株式や債券といった資産のリスクが高まります。こうした状況で投資家は、安全な価値を保つ金に資金を移動させます。地政学的リスクや金融危機、パンデミックのような出来事も金価格の上昇要因となります。
金はインフレに対するヘッジ手段としても注目されています。インフレが進行すると通貨の価値が下がりますが、金の価値はそれに比例して上がる傾向にあります。特に、各国の通貨価値が揺らぐ中で、金の価値は高い評価を得ているといえるでしょう。
さらに、金は採掘可能な資源が限られているため、供給量の増加は見込めません。需要が高まる一方で供給が増えないため、金価格は自然と上昇します。この希少性が金の価値を一層高める要因となっています。
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金の価格が下がる可能性はあるの?
金価格が下がる最も大きな要因は、世界経済が安定を取り戻すことです。経済が好調になると、リスク資産への投資意欲が高まり、金の需要が減少する傾向があります。経済成長や金融市場の安定が金価格に逆風をもたらします。
仮想通貨や株式などのリスク資産が魅力的になると、投資家は金からこれらの資産へ資金を移す可能性があります。特に、仮想通貨市場が拡大している現在、金が安全資産としての地位を失い、価格が下落することも考えられるでしょう。
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金は今買うべき? 購入タイミングと注意点
とはいえ、金はリスク分散の一環としてポートフォリオに加えるべき資産とされています。特に、株式や不動産などが値下がりした場合でも、金がその損失を補填する役割を果たす可能性があります。
金の購入を検討すべき人は、リスクヘッジや資産の安全性を重視する人です。長期的な資産保全を目指している人にとって、金は有力な選択肢と言えます。一方で、短期的な利益を求める人には不向きかもしれません。
金を購入する際には、価格の動向を注意深く見極めることが大切です。一度に大きな金額を投じるのではなく、分割して購入する「ドルコスト平均法」を活用することでリスクを分散できます。また、信頼できる取引所や販売業者を選ぶことも重要です。
金は長期的な価値を期待できる資産ですが、価格は常に変動しています。特に、短期的な市場の動きに左右されることがあるため、冷静な判断が求められます。金投資を検討する際は、ほかの資産とのバランスを考慮した戦略を立てましょう。
まとめ
金の価格は、現在も上昇傾向にありますが、経済の状況次第で下落する可能性もあります。リスク分散や資産保全を目的とする人には有効な投資手段ですが、購入時期や方法に慎重になることが重要です。
市場の動向を注視しながら、自身の目的に合った投資判断を行いましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー