
投資を始めるにあたって、どちらの方法で運用をするのかは迷うところでしょう。そこで今回は、この質問について、お話します。

執筆者:秋口千佳(あきぐちちか)
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士
「つみたて投資」の特徴
まずは、「つみたて投資」の特徴について見ていきましょう。
・初心者でも始めやすい
・まとまったお金がいらない
・買うタイミングを計らなくていい
・投資に付き物の「リスク」をある程度軽減できる
・投資の基本である「長期分散投資」がしやすい
・大きな利益は出しづらい
投資の基本は、「長期分散投資」です。「長期」というのは、文字通り、長期間投資をし続けるということです。少額から始められる「つみたて投資」は10年・20年と続けられるので、資産形成に適しています。
「分散」というのは、株式・債券・不動産など、投資の目的の種類を分けて投資をすることです。この「分けて」ということをプロが管理してくれているのが、「投資信託」です。
投資のプロが株式等の種類の割合を考えて、利益がでるように構成している投資信託は、初心者でも始めやすく、分散について自分で考える必要がないので、資産形成に役立ちます。
「つみたて投資」は、長期分散投資をしやすい方法です。定期的に一定額を購入するので、価格の上昇時下降時も安定的に購入でき、そのときによって購入量が変わるので、平均すれば購入額も一定化されます。
そのため、相場の乱高下に影響を受けにくく、投資に付き物の「リスク」をある程度軽減できます。
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「一括投資」の特徴
一方、「一括投資」の特徴は以下のとおりです。
・まとまったお金を使って短時間で利益を出すことができる
・購入タイミング・売却タイミングを間違えると大きな損にもつながる
基本的に「一括投資」は、まとまったお金を金利の低い定期預金(0.1%前後)に置いておくのであれば、その分で投資信託を購入し3.0%程度で運用すると、預貯金よりお金は増える、と考えることができます。
しかし一括投資は、まとまったお金が必要というところで、少し難しさを感じる人もいることでしょう。しかし、「まとまったお金」をどう理解するかで考え方は変わります。自分に合った「まとまったお金」を考えてみるのもよいでしょう。
私に適しているのは「つみたて投資」? 「一括投資」?
そこで気になるのは、自分がどちらの投資を選べばよいのか、ということでしょう。ほんの一例ですが、どういった人がどちらに適しているのかをお伝えします。
・時間をかけて安定した利益を出したい人
・まとまったお金を準備できない人
・少ない時間で利益を出したい人
・少々のリスク(マイナス)を我慢できる人
ここでお伝えしたのは、ほんの一例です。筆者の場合、面談をしてその人の人となりを見て、この人は「つみたて投資」が適しているな、といったように判断をすることもあります。
そういった意味では、今は人と会わずに投資が始められる「ネット証券」が流行していますが、人に相談できる証券会社を利用することを考慮に入れてみるのもいかがでしょうか。
自分に適した投資スタイルを見つけること
自分に適した投資スタイルを見つけることは、難しいことかもしれません。筆者は投資のことを知らないときに、一括投資をして損を出しました。この経験があったからこそ、投資のことを勉強して、今は「つみたて投資」とほったらかしの「一括投資」をしています。
つまり、「自分の生活スタイル」や「自分のお金の収入や支出のバランス」に見合った投資方法を確立することで、自分に適した投資方法を見つけることができます。ぜひ、自分に適した金額で自分に適した投資方法を見つけてください。
執筆者:秋口千佳
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士