30歳で手取りが月25万円。将来に備えたいのですが「月1万円」から新NISAを始められますか?

配信日: 2025.05.20

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30歳で手取りが月25万円。将来に備えたいのですが「月1万円」から新NISAを始められますか?
「将来に備えたいけれど、投資はお金に余裕のある人のものだと思っていた」そんなふうに考えていた方にとって、少額から始められる新NISAは気になる存在ではないでしょうか。
 
手取り月25万円の中から、無理なく「月1万円」だけでも投資できるのなら、それが将来の安心につながるなら、始めてみたいという人も増えています。
 
本記事では、新NISAの基本から、月1万円でどれくらい将来に差が出るのか、また収入とのバランスをどうとるかまで、わかりやすく解説します。
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新NISAって何? 制度の基本と変更点をおさらい

2024年から始まった「新NISA」は、少額投資非課税制度として大きく刷新されました。これまでの「つみたてNISA」と「一般NISA」は一本化され、新制度では「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つが併用できる仕組みになっています。
 
ポイントは以下の通りです。
 

・年間の非課税投資枠は最大360万円
「成長投資枠」は年間240万円まで、株やETF(上場投資信託)などに投資できます。
「つみたて投資枠」は年間120万円まで、国が選んだ一定基準を満たす投資信託などに投資できます。
 
・生涯での非課税投資限度額は1800万円
・売却後の再利用もOK(売却分の非課税枠は翌年以降に復活)

 
つまり、コツコツ積み立てたい人にも、大きく投資したい人にも使いやすくなった制度です。
 

月1万円でも意味ある? 将来に向けた資産形成の効果

「たった月1万円の投資で本当に効果があるの?」と思われるかもしれません。しかし、投資の力は「時間」と「複利」によって大きな差になります。
 
例えば、年利5%で毎月1万円を積み立てた場合、金融庁の「つみたてシミュレーター」で試算した結果は以下の通りです。
 

・10年間で:約155万円
・20年間で:約411万円
・30年間で:約832万円

 
投資額の合計は360万円(1万円×12ヶ月×30年)ですが、時間と利回りの力によって資産が2倍以上に増える可能性があります。
 
もちろん、元本保証はありませんが、インフレリスクを考えれば、預金よりも資産価値を守る手段になり得ます。
 

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おすすめポイント

【NISA】
・投資できる商品が多い
・NISA口座での国内株式 売買手数料0円
【つみたてNISA】
・幅広い投資信託ラインナップ
・100円から積立がスタートできる

手取り25万円でも無理なく始められる予算の立て方

手取り25万円というのは、収入としては平均的ですが、家賃・食費・通信費などを差し引くと、自由に使えるお金は限られます。そこで大切なのは、生活費を圧迫せずに積み立てられる額を見極めることです。
 
月1万円を投資に回すためにできる工夫の例をご紹介します。
 

・サブスクや保険の見直しで月数千円を捻出
・コンビニの利用頻度を週2回減らすだけで月4000円の節約(1回500円×週2日×4週)
・「先取り貯蓄型」で給料日に自動積立に設定

 
無理のない金額で続けることが、資産形成では最も大切です。「継続できる仕組み」が将来の安心につながります。
 

月1万円の投資は「小さな一歩」でも将来を変える力になる

新NISAは、少額からの投資でも長期的な成長が見込める制度として、これから資産形成を始める人にとって非常に有効な選択肢です。
 
手取り25万円という限られた中でも、「月1万円」から始めれば、将来数百万円の差になる可能性があります。大切なのは、今できることを無理なく始めること。月1万円の投資が、未来の自分への贈り物になるかもしれません。
 

出典

金融庁 つみたてシミュレーター
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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