40歳から20年間、「新NISA」の運用を検討しています。毎月「3万円」か「5万円」で積み立てた場合、どのくらい差がでますか?

配信日: 2025.06.10

この記事は約 3 分で読めます。
40歳から20年間、「新NISA」の運用を検討しています。毎月「3万円」か「5万円」で積み立てた場合、どのくらい差がでますか?
新NISAがスタートし、「今からでも老後資金をしっかり準備したい」と考える人が増えています。中でも多くの人が悩むのが「月にいくら積み立てるか?」という問題です。たとえば、月3万円と月5万円で積み立てた場合、20年後にはどのくらいの差が生まれるのでしょうか?
 
本記事では、新NISAでの運用シミュレーションをもとに、将来の資産の違いや判断のポイントをわかりやすく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

【PR】NTTデータグループ運営!HOME4U

【PR】NTTデータグループ運営!HOME4U

新NISAを「40歳から」始めても遅くない?

よく「投資は若いうちに始めるべき」と言われますが、実は40代からでも決して遅くはありません。特に新NISAは非課税期間が無期限となり、年間最大360万円(成長投資枠240万円、つみたて投資枠120万円)という大きな投資枠を活用できるため、40歳から20年間積み立てをすれば60歳で1つの節目を迎えることができます。
 
人生100年時代と言われる今、60歳からの生活もまだまだ長く、資産形成は重要なテーマです。今から準備すれば、退職後の生活にゆとりを持たせることが可能です。
 

毎月「3万円」と「5万円」積み立てた場合の20年後の差は?

新NISAを活用して、毎月3万円または5万円を20年間積み立てた場合、将来どのくらいの差が生まれるのでしょうか。ここでは、金融庁の「つみたてシミュレーター」を使用し、運用利回りを年3%、5%、7%と仮定して積立運用をシミュレーションしてみました。その結果は、表1の通りです。
 
表1:毎月積立額ごとの運用結果シミュレーション(期間:20年)

毎月の積立額 元本(20年) 年利3%での運用 年利5%での運用 年利7%での運用
3万円 720万円 約985万円 約1233万円 約1563万円
5万円 1200万円 約1642万円 約2055万円 約2605万円
差額(比較) 480万円 約+657万円 約+822万円 約+1042万円

金融庁「つみたてシミュレーター」をもとに筆者作成
 
毎月の積立額を2万円増やすだけで、20年後には数百万円以上の差が生まれます。特に、年利5%や7%で運用できた場合には、差額が800万円~1000万円以上にまで広がる可能性もあります。
 
「時間を味方にする」ことで、少しの差が将来の大きな差につながることがよくわかります。
 

【PR】SBI証券のNISA(ニーサ)

SBI証券のNISA(ニーサ)

おすすめポイント

【NISA】
・投資できる商品が多い
・NISA口座での国内株式 売買手数料0円
【つみたてNISA】
・幅広い投資信託ラインナップ
・100円から積立がスタートできる

どちらを選ぶべき? 判断のポイントはここ!

「3万円か5万円か」で迷ったとき、大切なのは“無理のない金額”で継続することです。たとえ5万円で始めても、途中で続けられなくなって解約してしまっては、資産形成の効果が十分に得られません。
 
判断のポイントとしては以下の視点が重要です。

・毎月の生活費を圧迫しないか?
 
・緊急時のための生活防衛資金は別に確保できているか?
 
・子どもの教育費や住宅ローンなど、他の大きな出費とバランスが取れているか?

また、最初は3万円から始めて、昇給や家計の見直しができたタイミングで5万円に増額するという方法もあります。
 

まとめ:今できるベストな選択で将来に備えよう

新NISAを活用した積立投資は、40歳からでも十分に効果があります。毎月3万円と5万円では、20年後に運用利回りによっては最大1000万円以上の差が出る可能性もありますが、無理のないペースで続けられることが最も大切です。
 
重要なのは、「いつ始めるか」ではなく「どう続けるか」です。将来の自分に安心を届けるために、まずは無理なく始めてみましょう。そして、少しずつ自分に合った積み立てスタイルに育てていくことが、将来を見据えた資産形成への第一歩です。
 

出典

金融庁 NISAを知る
金融庁 つみたてシミュレーター
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集