【9月末まで】オリエンタルランドが「65周年の特別優待」として“1デーパスポート”を上乗せ配布! しかも「利回り換算約3%」の高水準。最低投資額はいくら必要?
本記事では、2025年9月末までと迫ってきたオリエンタルランド創立65周年特別優待の仕組みと受け取り方法、必要資金や注意点について解説します。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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オリエンタルランド65周年の特別優待の内容
東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドは、創立65周年を記念して、株主を対象とした特別優待を実施しています。
最大の特徴は、100株以上の保有で追加の1デーパスポートを受け取れる点です。このパスポートは、東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシーのいずれかで利用可能となっており、実際の入園チケットとして使えるのが魅力です。
通常、同様の優待は、500株以上や長期保有といった条件が求められるため、今回に限り、比較的少ない投資額で優待を受け取れます。
最低投資額と利回り換算の考え方
創立65周年の特別株主優待は、最低投資額約30万~40万円で、約1万円相当のパスポート1枚を受け取れます。利回り換算すれば、2.5~3.0%程度です。他社の株主優待と比べても見劣りしない水準です。1~2年に1回でもディズニーに行く機会がある家族なら、実際の節約効果を実感しやすく、金額以上の価値を感じられるでしょう。
基本的に、必要な投資額は「株価×株式数」で決まります。今回の特別優待は100株が条件となるため、株価3300円なら33万円、4000円なら40万円が目安です。株価が高くなれば投資額は増え、優待価値の利回り換算は下がります。逆に株価が下がれば投資額は減り、利回り換算は上がります。
ただし、あくまで優待を金額に置き換えた便宜的な目安であり、現金化を前提としたものではありません。なお、通常の株主優待と比較すると、その違いは図表1のとおりです。
図表1
株式会社オリエンタルランド 株主優待制度 を基に著者作成
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受け取り方法と注意点
特別優待を受け取るには、基準日である2025年9月30日に100株以上を自分名義で保有していることが条件です。
具体的な受け取りの手順は、以下のとおりです。
1. 証券口座を開設する
2. 基準日(2025年9月30日)までに100株以上を保有する
3. 12月頃に届く案内に従いパスポートを受け取る
4. 2026年8月31日までに利用する
注意点としては、通常の株主優待と同じように除外日や転売制限が設けられていることです。さらに、有効期限は通常の優待制度とは異なり、2026年8月31日までと限定されています。
制度上は、基準日に保有していれば権利が確定するため、極端な例を挙げれば、基準日をまたいで100株を保有し、翌日に売却しても優待を受け取ることは可能です。
ただし、株価変動のリスクを抱えることになるため、優待目的だけの売買は現実的ではありません。加えて、口座開設や名義の反映には時間差があるため、直前の購入は避けるのが賢明です。余裕をもって準備しておけば、安心して優待を受け取れます。
今年の9月に動くかどうかを決めるために
今回の特別株主優待は、65周年を記念した一度きりのものです。基準日に100株以上を保有していれば、通常優待とは別に約1万円相当の1デーパスポートが追加でもらえるという大きな魅力があります。そして、65周年記念の今回限りであり、次に同じ条件が用意される保証はありません。それだけに、今回のチャンスをどう捉えるかが重要です。
ただし、株価次第で必要資金や利回りは若干変わるため、優待のメリットと投資リスクを踏まえ、無理のない範囲で判断するようにしましょう。
出典
株式会社オリエンタルランド 株主優待制度
執筆者 : 諸岡拓也
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

