【外食系】株主優待は「すかいらーく」「ロイヤルホスト」どっちがお得?“株価水準”はほぼ同じだけど、優待内容の違いは?「金額面・使い勝手」を比較

配信日: 2025.09.27
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【外食系】株主優待は「すかいらーく」「ロイヤルホスト」どっちがお得?“株価水準”はほぼ同じだけど、優待内容の違いは?「金額面・使い勝手」を比較
日常的に利用しやすいのが、外食系の株主優待の魅力です。
 
中でも、すかいらーくホールディングスとロイヤルホールディングスは、いずれも全国的に店舗を展開しており、多彩なお店で使えるため、何かと便利です。2025年9月現在、両社の株価水準はほぼ同じですが、優待金額や対象店舗数は異なり、どちらが得かは利用目的によって異なります。
 
本記事では、金額面と使い勝手の両面から、実際にどちらが生活に役立つかという視点で徹底比較します。
諸岡拓也

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

まずは数字で比較! 株価・配当利回り・必要投資額・優待額

優待内容を比較する前に、まずは両社の株価と必要投資額を確認しておきましょう。
 
2025年9月22日現在、すかいらーくホールディングス(証券コード3197)の株価は、約2985円・配当利回り0.67%、ロイヤルホールディングス(証券コード8179)の株価は、約2735円・配当利回り1.17%です。どちらも利回り水準はさほど高くなく、基本的には優待を目的に保有する銘柄といえます。
 
なお、優待の基準日はどちらも6月と12月で共通しています。必要投資額と年間優待額は図表1のとおりです。
 
図表1

図表1

すかいらーくホールディングス 株式会社 株主優待制度、ロイヤルホールディングス株式会社 株主優待制度を基に著書作成
 
数字だけで比較すると、必要投資額は両社で大きな差はありませんが、年間優待額は、すかいらーくのほうが投資額に対する割合が優位といえます。
 

すかいらーくホールディングスの強みはお店の充実度と使い切りやすさ

すかいらーくホールディングスの株主優待は、ガスト、バーミヤン、ジョナサン、夢庵など20以上のブレンド、全国3000店舗以上で使えます。
 
ファミリー向け洋食や和食、中華だけでなく、「しゃぶ葉」のしゃぶしゃぶ食べ放題や、「くし葉」「グランブッフェ」「フェスタガーデン」などブッフェ系のお店でも利用でき、家族やグループでの外食にも重宝します。
 
優待はカード形式で、紙券、スマートフォンどちらにも対応しています。額面の範囲なら1円単位で割引が受けられるので使い切りやすさも特徴です。
 

ロイヤルホールディングス優待の強みはホテルや空港でも使える多用途性

ロイヤルホールディングスの株主は、「ロイヤルホスト」「てんや」「シェーキーズ」などで優待を利用できます。対象店舗数はすかいらーくに比べると少なめですが、リッチモンドホテルの宿泊、空港内レストラン、高速道路サービスエリアのレストラン、病院内レストランなど全国570店舗以上で使える点は競合他社にない強みです。
 
なお、利用できるホテルや店舗の所在地は、ロイヤルホールディングスの公式ホームページから検索できます。ただし、優待は紙券のみで、おつりが出ず、500円単位でしか利用できない制約があります。
 

日常使いの利便性ならすかいらーく、特別な場面での利用重視ならロイヤルホールディングス

株主優待を日常生活で活用したい人には、店舗数と使いやすさの点で、すかいらーくがやや有利と考えられます。一方、ホテルや空港など特別な場面での利用を重視するならロイヤルホールディングスも検討の余地があります。
 

出典

株式会社すかいらーくホールディングス 株主優待制度
ロイヤルホールディングス株式会社 株主優待制度
 
執筆者 : 諸岡拓也
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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