10万円で“楽天の株主”になれば、毎月「スマホをタダで使える」という同僚。「還元率40%」でかなりお得だと思うのですが、かなりコスパがいいですよね? メリットと注意点を確認

配信日: 2026.01.26
この記事は約 4 分で読めます。
10万円で“楽天の株主”になれば、毎月「スマホをタダで使える」という同僚。「還元率40%」でかなりお得だと思うのですが、かなりコスパがいいですよね? メリットと注意点を確認
職場の同僚から「楽天の株主優待のおかげで、スマホ代が1年間無料になる」という話を聞けば、気になる人も多いでしょう。毎月のスマホ代は家計にとって決して小さくない固定費で、もし無料になるのであれば、非常に魅力的な話です。
 
一方で、「株主になるには大金が必要なのでは?」「そんなうまい話には裏があるのでは?」と不安に思う人もいるでしょう。
 
本記事では、楽天グループの株主優待の内容と、株主になるために必要な資金、そして購入前に知っておくべきリスクについて解説します。
浜崎遥翔

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

KSgroup様

楽天の株主優待で約4万円分のスマホプランが使える

楽天グループは、第29期株主優待では、2025年12月末時点で100株以上を保有する株主に対して、「楽天モバイルの音声通話+データ通信30ギガバイト/月プランを6ヶ月無料で提供する」「継続特典の要件を満たす場合さらに追加で6ヶ月間無料で提供」という株主優待を実施します。
 
楽天モバイルが提供している「Rakuten最強プラン」は、3ギガバイトまでなら1078円(税込)、3ギガバイト~20ギガバイトなら2178円、20ギガバイト超(ギガ無制限)なら3278円といった具合に、その月に使ったデータ容量に対して料金が変わる従量制プランです。
 
楽天モバイルで毎月30ギガバイトのデータ容量を使ったとすると、1年間で約3万9336円(3278円×12ヶ月)かかるため、6ヶ月無料+条件を満たせばさらに6ヶ月無料ならば、株主優待にはこれと同等の価値があると考えて良いでしょう。これだけ聞くとかなり魅力的な株主優待だと感じる人も多いはずです。
 

10万円以下で楽天グループの株主になれる

株主優待を受けるためには、権利付最終日の時点で楽天グループ株を100株以上保有しておく必要があります。第29期株主優待を受けるためには「2025年12月末時点の株主名簿に記載される」ことが条件となっており、12月26日までに楽天グループ株を保有している人が対象です。
 
購入から株主名簿に記載されるまでに2営業日かかります。12月29日、30日も株式市場は開いており、株式の売買が可能でしたが、この2日間で購入した人は第29期の株主優待の対象にはなりません。
 
2026年1月現在、楽天グループの株価は年初からおおむね970円から1020円の間で推移しており、仮に1株1000円で100株購入した場合の必要資金は10万円(別途手数料が必要な場合あり)です。10万円で約4万円の優待がもらえた場合の還元率は40%となり、驚異的な数字と言えるでしょう。
 

KSgroup様

最大のリスクは株主優待の廃止

とは言え、株主優待はいつ変更・廃止されてもおかしくないというリスクがあります。そもそも第28期の株主優待は、楽天モバイルの音声通話+データ通信30ギガバイト/月プランを「1年間無料」でした。第29期は「6ヶ月無料+条件を満たせばさらに6ヶ月無料」と、同じ1年間無料でも内容が微妙に変更されています。
 
今後については、優待が廃止されたり、データ容量などの条件が縮小されたりする可能性もゼロではありません。仮に株主優待が廃止、縮小となった場合、優待目的で持っていた人が一斉に売り注文を出して、株価が値下がりするリスクもあります。
 
また、今後も同様の優待が継続されたとしても、そもそも株価は会社の業績や世情によって大きく変動するものです。株主優待による還元以上の損失を被るリスクも考えておく必要があるでしょう。
 

通常の契約とは異なる「使い勝手」や昨年との変更点に注意

楽天グループが提供する株主優待プランと楽天モバイルが通常提供する楽天最強プランには、次のように相違点があることにも注意が必要です。
 

・プラン変更やデータ容量の追加(チャージ)はできない
・楽天市場のポイント倍率アップ(SPU)の対象外
・利用期間経過後は自動解約となる

 
また、第29期で特に重要なのが、継続特典(追加で6ヶ月間無料)です。
 
継続特典の適用は、2025年12月末日および2026年6月末日時点の株主名簿に、同一株主番号で記載または記録された100株(1単元)以上を保有する株主が対象となるため、2026年6月末時点での株主名簿の記載がない株主は、いかなる理由であっても、6ヶ月経過したときに終了になります。
 
例えば、6月末までに全て売却して買い直した場合は株主番号が変わってしまうため無効になります。
 

まとめ

楽天グループの株主優待は、10万円程度の投資で年間約4万円相当の通信費が浮く可能性がある、非常にコストパフォーマンスの高いものです。
 
しかし、株主優待は今後も同じ内容が継続される保証はなく、変更や廃止の可能性があります。また、株価変動による損失リスクも伴います。リスクとリターンを冷静に判断することをおすすめします。
 

出典

楽天グループ株式会社 株主優待制度
楽天グループ株式会社 第29期 株主優待制度に関するお知らせ
楽天モバイル 料金プラン(Rakuten最強プラン)
 
執筆者 : 浜崎遥翔
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問