毎月「年金15万円・配当金5万円」で暮らす父。私は40歳で“年収500万円”ですが、同じレベルの老後は過ごせますか?「年収・投資額」はいくら必要でしょうか?

配信日: 2026.02.18
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毎月「年金15万円・配当金5万円」で暮らす父。私は40歳で“年収500万円”ですが、同じレベルの老後は過ごせますか?「年収・投資額」はいくら必要でしょうか?
老後は「年金だけでは生活が厳しい」と言われますが、年金に加えて配当金収入を得ながら、比較的安定した生活を送っている人もいます。
 
年金生活の父親が「毎月15万円の年金」と「毎月5万円の配当金」で暮らしていると聞くと、「それって現実的なの?」「自分も同じ生活ができるのだろうか」と考える人もいるでしょう。
 
本記事では、40歳・年収500万円の会社員が、将来父親と同じ水準の生活を目指す場合、どれくらい稼ぎ、どれくらい投資する必要があるのかを整理します。
三浦大幸

2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

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父親の「月20万円生活」は現実的?

まず、父親の生活費の内訳である、年金が月15万円、配当が月5万円、合計で月20万円がどの程度の水準なのか見ていきましょう。年金月15万円は、厚生年金に長期間加入してきた会社員であれば、決して珍しい金額ではありません。
 
厚生労働省の公的年金シミュレーターで試算すると、現在40歳、平均年収が500万円の会社員が40年間厚生年金保険料を支払った場合の老齢年金の受給額は、月額で約16万円程度となります。
 
一方、配当金収入が月5万円、つまり年間60万円ある点は年金とは別の見方が必要になります。配当金収入は年金のように自動的にもらえるものではなく、まとまった投資元本が必要になります。
 

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配当金で「月5万円」を得るにはいくら必要?

配当金で毎月5万円(年間60万円)を得るには、どれくらいの投資額が必要なのでしょうか。
 
モデルケースとして、以下で仮定します。この場合、配当利回りは2%です。
 

・1株あたりの年間配当金:100円
・株価:5000円

 
※税引前の配当金で計算。課税口座では手取りは税金分だけ減少
 
この前提で年間60万円の配当金を得るには、60万円÷100円=6000株が必要になります。株価が5000円ですので、6000株ということは3000万円です。
 
もちろん、世の中には配当利回りが3%、4%という銘柄はありますが、価格変動や減配のリスクもあります。いずれにせよ、年間60万円(月5万円)の配当金を得ようと思えば、基本的には数千万円単位の投資が必要です。
 

問題は「配当金5万円」をどう作るか

ここまでを整理すると、「年金月15万円」と「配当金月5万円」のうち、問題になるのは「配当金月5万円」です。
 
年金だけであれば、現役時代の収入次第である程度は父親が受け取っている「月15万円」を再現できますが、配当金は会社員生活とは別に、自分で準備しなければなりません。
 
先ほどの試算では、配当利回り2%で月5万円を得るには、約3000万円の投資元本が必要でした。多くの場合、退職直前になって簡単に用意できる金額ではないでしょう。
 

40歳から、いくら稼ぎ、いくら投資すればいい?

配当金月5万円の原資となる3000万円を40歳から65歳までの25年間で少しずつ用意していくとすると、単純計算では年間120万円(3000万円÷25年)を貯める必要があります。月にすると、約10万円の貯蓄が必要になります。
 
毎月数万円を投資で増やしていけば、実際の積立額は3000万円より少ない可能性もありますが、相場環境によっては想定どおりに増えないかもしれません。父親のような生活は偶然ではなく、現役時代に安定した収入を確保し、長期間にわたって資産を形成し続けた結果であるといえるでしょう。
 

まとめ

年金生活の父親が送っている「月20万円の生活」は、年収500万円であれば年金は一般的でも、配当金月5万円は相応の準備があってこそ実現できます。
 
父親のような老後の生活を目指す場合、早い段階から投資を意識し、無理のない範囲で積み立てを続けることが大切だといえるでしょう。
 

出典

厚生労働省 令和6年度厚生年金保険・国民年金事業の概況
 
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

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