金相場は10年で「4000円→2万9000円」に急騰! インフレに強いなら、今後「退職金で金を買う」のはアリですか? 長期的に見れば“買い”でしょうか? メリットを解説

配信日: 2026.02.25
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金相場は10年で「4000円→2万9000円」に急騰! インフレに強いなら、今後「退職金で金を買う」のはアリですか? 長期的に見れば“買い”でしょうか? メリットを解説
金は現物資産として保有しやすい資産とされます。情勢の影響は多少あるものの、貨幣と異なり、歴史的に価値保存資産とされてきました。その証拠に、掲題のとおり近年の金価格は大きく上昇しています。
 
ただし、上昇傾向が強いとはいえ、一括投資をすると資産にリスクを及ぼす可能性があります。本記事では、金の購入と退職金の運用方法を解説します。
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退職金でインフレに強い「金」を買うのはあり?

田中貴金属工業株式会社の金価格推移・年次価格推移によれば、金価格は長期的上昇傾向にあり、2016年1月の1グラム4205円が2026年2月には2万8788円と、過去約10年間で約6倍に届くほどの値上がりを示しています。
 
日常的に利用される通貨と異なり、インフレヘッジ資産として位置づけられることが多いとされています。金の価格は1グラムで値がつき、株式や債券と異なる値動きの傾向にあります。
 
安全性を重視すると分散投資の一部に含まれることが多い一方、金自体は株式や債券と異なり利息・配当を含みません。したがって、保有中の収益(インカムゲイン)は期待できないでしょう。金の価格変動は、国際情勢や為替影響を強く受けるため、短期的に見ると上下動が激しく安定は難しいかもしれません。
 
退職金での金購入は投資選択の1つではありますが、全投資をするのではなく、一部投資にとどめるのが一般的とされています。インフレ対策に一定の合理性を持つものの、万能ではないため、運用方針で変化します。
 

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退職金の運用は「リスク許容度」に応じて決めるのが定石

老後の資金軸になる退職金は、現役時代の資産運用よりも長期的運用で安全性が重視される傾向にあります。価格変動の度合いを許容できるのかを鑑みて、設定したリスク許容度を基に運用方法を選ぶといいでしょう。
 
元本割れを避ける場合、運用資金は価格変動が大きい資産1つに集中させないことが推奨されます。一般的な退職金運用も、一括した投資はせず、分散投資が基本とされています。
 
前記のとおり、金はインフレ耐性が高いと考えられますが、一方で価格変動のリスクも持ち合わせています。リスク許容度を狭く設定している場合は、比率調整が重要になってくるでしょう。
 

退職金の主な運用方法5選

退職金の運用として考えられる5つの方法の、それぞれの特徴を以下にまとめました。これらを複数組み合わせ、あらかじめ設定した自身のリスク許容度を考慮したうえで、リスク分散をしておくといいでしょう。
 

(1)定期預金

・元本割れリスクが少ない
・安全性を最優先する代表的運用方法
・利率はそれほど高くない

 

(2)投資信託

・少額からの購入や積立形式で購入が可能
・世界全体を対象に複数先に投資のため分散投資可能
・商品内容によってリスク水準は大きく異なるが、分散投資が可能

 

(3)債券

・比較的値動きは穏やかで、国債の場合は満期保有で元本確保
・1万円から購入できるが金利は低め
・購入後1年間は原則中途換金不可

 

(4)賃貸物件などの不動資産

・アパート、駐車場経営で定期的資金が入る
・相続対策に組み込まれることもある
・投資信託と同様の仕組みで運用される

 

(5)金などの現物資産

・インフレ対策に組み込まれやすい
・信用リスクのない長期的資産
・利息はつかないが、金利低下時に強い傾向がある

 

まとめ

近年の金価格上昇から、掲題のように長期的運用を考えている場合、金の購入を検討する人も多いでしょう。ただし、金は株式や債券のように利息・配当がつきません。よって、全額を1資産として金に投じるのはリスクが高いと考えられています。
 
あくまでも複数投資の一部にとどめておき、定期預金や投資信託などと組み合わせたリスク分散のうえで無理のない退職金運用が安全でしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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