“退職金1000万円”の投資先、NISAの「S&P500」か「オルカン」で迷っています。リスク分散も考えると「オルカン一択」でしょうか? 退職金で重要な“リスク許容度”とは

配信日: 2026.03.05
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“退職金1000万円”の投資先、NISAの「S&P500」か「オルカン」で迷っています。リスク分散も考えると「オルカン一択」でしょうか? 退職金で重要な“リスク許容度”とは
退職金として1000万円を受け取った場合、「NISAでS&P500に投資すべきか、それともオルカンか」と迷う人もいるかもしれません。どちらも長期投資の有力な選択肢ですが、投資先の選択に正解はありません。本記事では「S&P500」と「オルカン」それぞれの特徴や選定基準について解説します。
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利益を重視するなら「S&P500」、リスク分散なら「オルカン」?

「S&P500」は米国の主要企業に対する投資であり、「オルカン」は世界の株式市場全体に対する投資です。いずれも、2024年から始まった新NISAで選ばれやすい投資先となっています。
 
金融庁のNISA特設ウエブサイト内の「つみたて投資枠対象商品届出一覧(対象資産別)」によると、以下のファンドなどが該当します。
 

■S&P500
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドなど
 
■オルカン(All Country World Index)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドなど

 
例えば、上記S&P500の2商品は、どちらも同じ指数に連動したファンドです。ただし、運用会社が異なるため、信託報酬や純資産総額などに違いがあります。購入前には、こうした条件を比較するようにしましょう。
 
なお、NISAには「つみたて投資枠」だけでなく「成長投資枠」もあります。つみたて投資枠の年間投資上限である「120万円」を超える投資を検討する場合は、成長投資枠の活用も選択肢に入るでしょう。
 
今後も米国主要企業が世界経済をリードすると推測し、利益を重視するなら「S&P500」、米国以外にも投資先を設け、ある程度のリスク分散を図りたいのであれば「オルカン」を選択するケースが一般的とされています。
 

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退職金の投資先は「リスク許容度」によって決める

「S&P500」と「オルカン」のいずれかが、あらゆる面で優れているとはいえません。だからこそ、「どれほどのリスクなら許容できるか」が1つの判断基準となります。
 
「S&P500」は米国一極集中の投資となるため、全世界株式よりも一時的な下落に左右されやすいという見方もあります。利回り重視なら「S&P500」ですが、退職金のような高額資金を投資する場合は一択で決めず、自分のリスク許容度を考慮し、慎重に判断しましょう。
 

「S&P500」と「オルカン」の両方に投資するのも1つの選択

「S&P500」が持つ、米国への集中的な投資という特性に懸念を抱く場合、「オルカン」と組み合わせる方法があります。両方に投資することで、一定のリスク分散を図れます。
 
ただし、「オルカン」も約6割は米国株を組み入れているため、双方が似たような値動きになりやすく、リスク分散の効果は限定的だとの見方もあります。より分散を強めたい場合は、異なる値動きの投資商品を組み合わせる方法が有効です。例えば、日本株や新興国株の割合を増やすなど、複数の選択肢から検討してみましょう。
 

まとめ

利益重視なら「S&P500」、リスク分散なら「オルカン」という考え方がありますが、どちらかが常に有利というわけではありません。特に退職金などのまとまった資金を運用する際の判断基準となるのは、「自分がどの程度のリスクを許容できるか」です。
 
株式だけでなく、国債や債券、金などをポートフォリオに組み込む方法もあります。まずは自身のリスク許容度をしっかりと把握し、自身のセカンドライフに合ったバランスを慎重に検討しましょう。
 

出典

金融庁 つみたて投資枠対象商品
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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