“世帯年収800万円”で、NISAに「月6万円」積み立てる夫婦。夫は「貯金分もNISAに回そう」と言いますが、資産の“ほとんどがNISA”は危ないですよね? 貯金・投資のバランスとは
本記事では、貯金を削ってまでNISAの入金を増やすべきなのかどうか、NISAのメリット・デメリットを解説します。
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NISAは貯金よりも増える?
NISAとは、少額投資非課税制度のことです。本来、株式や投資信託などの金融商品を売却すると約20%の税金がかかりますが、NISA制度を利用すれば期間無制限で、非課税で投資ができるようになります。
貯金と違ってNISAは投資のため、運用次第では資産を大きく増やせる可能性があります。運用で得た利益を再度投資する複利効果も期待できるため、時間をかければかけるほどお金が増える可能性があるのです。
例えば、月3万円を利回り3%で20年間投資し続けたとします。20年後の予想資産額は元本が720万円で運用利益が261万円となり合計981万円です。銀行の通常貯金の金利は0.3%、定額貯金でも0.5~0.7%ほどですので、投資と貯金では大きな差が生じることが分かります。
NISAはメリットばかりではない
貯金よりもNISAのほうが資産は増えると聞くと、貯金をやめてNISAに回したほうが良いのでは? と考える人は多いかもしれません。確かにNISAは資産が増える可能性がありますが、投資なので資産が減ってしまう可能性があることも頭に入れておきましょう。
NISAは利益に税金がかからない少額投資非課税制度であり、確実にお金が増やせるものではありません。預貯金とは異なり元本が保証されているわけではありませんので、貯金を削ってまで投資すると資産が大きく減ってしまうこともあるのです。
生活防衛費を決めておこう
NISAは元本保証がなく、資産が減ってしまう可能性があるほかに、必要な時にすぐにお金を用意できないことがあるというデメリットがあります。運用がうまくいっていないときに緊急でお金が必要になったら、大きく損をしてしまう可能性も考えられます。そのため、投資とは別に生活防衛費を決めておくことをおすすめします。
生活防衛費とは、緊急時やいざという時のために備えておくお金のことで、病気や退職など無収入になったときに当面暮らしていけるように用意しておきます。金額は職業や家族構成により異なりますが、3ヶ月から半年ほど暮らしていける金額を目安に備えておくと安心でしょう。
貯金と投資はバランスが大切
NISAは複利効果が期待できるので、運用次第では貯金よりも大きく資産を増やせる可能性があります。そのため、貯金を削ってでもNISAへの投資額を増やしたいという気持ちは理解できますが、投資には確実に資産が増える保証はなく、資産が減る可能性があることも頭に入れておきましょう。
夫婦で投資をしているのであれば、どちらか一方だけ投資金額を増やすなど、段階的に投資額を増やしてみるのも良いかもしれません。
NISAは、必要になったときにすぐにお金を用意できない可能性があります。緊急時に備えて生活防衛費を用意したうえで投資にお金を回せると理想的ですね。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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