NISAを「月5万円×2年」で継続中ですが、含み損が“2万円”発生! 夫は「絶対に損切りしないほうがいい」と言いますが不安です…2年目なら上がるまで待つべきですか?

配信日: 2026.04.29
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NISAを「月5万円×2年」で継続中ですが、含み損が“2万円”発生! 夫は「絶対に損切りしないほうがいい」と言いますが不安です…2年目なら上がるまで待つべきですか?
「NISAでコツコツ積み立ててきたのに、気づけば含み損になっている」と不安に感じている人もいるのではないでしょうか。特に、最近は中東情勢や金利動向などの影響で株価が急落する場面もあり、積立投資をしている人の中には評価額がマイナスになっているケースも見られます。
 
SNS上でも「NISAで暴落した」といった声が少なくありません。本記事では、月5万円を2年間積み立ててきたものの、現在は2万円の含み損が出ているケースを例に、損切りすべきかどうかについて、数字と考え方の両面から解説します。
三浦大幸

2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

月5万円×2年で含み損2万円はどれくらいの損?

まずは、現在の状況を数字で整理してみましょう。月5万円を2年間積み立てた場合、投資元本は5万円×24ヶ月=120万円です。
 
このとき、含み損が2万円であれば、損失率は2万円÷120万円=約1.7%となります。つまり、これまで積み立ててきた金額に対して、下落幅は2%にも満たない水準です。この数字だけを見ると、「大きく損をしている」という水準ではないと考えられます。
 

NISAで含み損は珍しいこと?

NISAは非課税で投資ができる制度ですが、元本保証ではありません。そのため、短期的には評価額がマイナスになることもあります。
 
特に積立投資は、価格が上がるときも下がるときも一定額を投資する仕組みです。事例のように2年程度の運用期間であれば、相場の変動によって含み損になることは決して珍しいことではありません。
 
また、足元では地政学リスクなどの影響で市場が不安定になる場面もあり、一時的に価格が下がることもあります。このような局面では、多くの投資家が同じように評価額の下落を経験していると考えられます。
 

損切りすべきかの判断は「目的」と「期間」

それでは、このような場合に損切りはすべきなのでしょうか。その判断は「投資の目的」と「運用期間」によって変わります。例えば、数ヶ月~数年の短期で利益を狙う投資であれば、損失が拡大する前に売却するという判断もあります。
 
しかし、NISAの積立投資は、長期的な資産形成を目的として利用されるケースが多く、10年、20年といった長期間の運用を想定する人も少なくありません。
 
この場合、2年という期間はまだ途中経過に過ぎません。短期的な値動きだけを理由に売却してしまうと、その後の回復局面の利益を逃してしまう可能性もあります。
 

むしろ安く買えている可能性もある

毎月一定の金額を積み立てる投資の特徴として、価格が下がっているときほど多くの口数(または株数)を購入できるという点があります。これは一般に「ドルコスト平均法」と呼ばれる考え方です。
 
つまり、現在のように価格が下がっている局面では、「損をしている」という見方だけでなく、「将来のために比較的低い金額で購入できている」と捉えることもできます。
 
もちろん、今後さらに価格が下がる可能性もありますが、長期的に市場が成長していくという前提に立てば、このような局面でも積み立てを続けることが結果的に有利になるケースもあります。
 

まとめ

月5万円を2年間積み立てて含み損が2万円という状況は、損失率にすると1.7%程度であり、長期投資の中では珍しいものではありません。NISAでの積立投資は短期的な値動きに左右されることもありますが、本来は長期的な資産形成を目的とすることも少なくありません。
 
そのため、「含み損が出たからすぐに損切り」という判断ではなく、投資の目的や期間をふまえて冷静に判断することが重要です。むしろ、今のような価格が下がっている局面は将来に向けて安く積み立てられている可能性もあります。
 
ただし、投資の目的や対象、リスク許容度によっては、損失を限定するために売却を検討したほうがよいケースもあります。不安を感じたときこそ、一度立ち止まって自分の投資方針を見直し、無理のない形で継続できるかを考えることが大切と言えるでしょう。
 
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

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