友人から「銀行に置いておくより絶対いい」と投資を強く勧められています。たしかに預金だけでは増えにくい時代ですが、焦らせるような言い方をされたときは詐欺を疑うべきなのでしょうか?

配信日: 2026.05.18
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友人から「銀行に置いておくより絶対いい」と投資を強く勧められています。たしかに預金だけでは増えにくい時代ですが、焦らせるような言い方をされたときは詐欺を疑うべきなのでしょうか?
友人や知人から、「今始めないと損するよ」といった言葉で投資を勧められたことはありませんか。日本では低金利が続き、NISAやiDeCoなどで資産形成を始める人が増えています。投資自体は将来に備える有効な手段ですが、その一方で、不安をあおったり「必ず儲かる」と勧誘したりするケースには注意が必要です。
 
この記事では、投資勧誘で気をつけたいポイントや慎重に判断したい特徴、初心者が安全に資産形成を始めるための考え方をわかりやすく解説します。
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投資を勧められたからといって、すぐ詐欺とは限らない

まず理解しておきたいのは、「投資を勧められた=詐欺」とは限らないということです。近年は、老後資金への不安や物価上昇の影響もあり、資産形成への関心が高まっています。金融庁も、長期・積立・分散を基本とした資産運用を紹介しており、投資自体は一般的な選択肢になっています。
 
例えば、NISAを活用して毎月少額から投資信託を積み立てる方法は、多くの金融機関でも取り扱われています。銀行預金だけに頼るより、将来に備えやすくなる場合もあります。
 
そのため、友人は利益が出ていて、「自分が良いと思ったものを紹介したい」と考えているだけの可能性もあるでしょう。
 
ただし、問題なのは「勧め方」です。投資は本来、利益が出る可能性もあれば、損をする可能性もあるものです。それにもかかわらず、リスクを説明せずに契約を急がせるような場合は、慎重に判断する必要があります。
 

「今すぐ」「絶対儲かる」と急かす場合は注意が必要

投資詐欺でよく見られる特徴のひとつが、「急がせること」です。
 
例えば、「今日中に申し込まないと権利がなくなる」「みんな始めている」「絶対に元本割れしない」など、不安や焦りを利用するような言い方には注意しましょう。
 
金融商品には必ずリスクがあります。NISAのような税制優遇制度を利用した投資でも、投資先によっては価格が下がることがあります。そのため、「元本保証」「必ず儲かる」と断言する時点で、冷静に疑う姿勢が必要です。
 
特に気をつけたいのが、金融庁に登録していない業者や、正体がよくわからない投資案件です。金融庁は、無登録業者による勧誘について注意喚起を行っています。SNSやメッセージアプリを通じて勧誘されるケースも増えており、「海外の特別な投資」「AIで自動的に稼げる」といった説明が使われることもあります。
 
また、「友人を紹介すると報酬がもらえる」仕組みがある場合も要注意です。紹介制度自体は合法なものもありますが、実態が不透明なまま勧誘だけが広がっている場合は、いわゆるマルチ商法に近いケースもあります。
 
もし話を聞いていて少しでも不安を感じたら、その場で決めないことが大切です。「一度持ち帰って考える」と伝え、家族や第三者に相談しましょう。
 

安全に資産形成を始めるには「自分で理解すること」が大切

投資で失敗しにくくするためには、「誰かに勧められたから始める」のではなく、「自分で内容を理解して選ぶ」ことが重要です。
 
例えば、投資信託とは何か、なぜ価格が変動するのか、どんなリスクがあるのかを理解していれば、不自然な勧誘にも気づきやすくなります。
 
初心者の場合は、まず金融庁や証券会社が公開している基礎知識を読むのがお勧めです。最近は、月100円や1000円程度から始められる少額の積立投資も多くあります。
 
また、口座を作る場合は、金融庁に登録されている銀行や証券会社を利用しましょう。大手の金融機関であれば、商品の説明やリスク表示も比較的わかりやすく、トラブル時の相談窓口も整っています。
 
逆に、「仕組みはよくわからないけれど、とにかく儲かる」と感じる商品には近づかないことが大切です。理解できない商品に大金を入れると、損失が出たときに対応できなくなる可能性があります。
 
投資は、一般的に長期的な資産形成を目的として行われることが多く、長い時間をかけて資産形成を目指すものです。焦って始める必要はありません。少しずつ知識を身につけながら、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
 

不安を感じたら、無理に契約せず冷静に判断しよう

預金だけではお金が増えにくい時代になり、投資への関心が高まっているのは自然な流れです。そのため、友人から投資を勧められること自体は珍しくありません。
 
しかし、「絶対に儲かる」「今すぐやらないと損をする」といった言葉で焦らせる場合は注意が必要です。投資には必ずリスクがあり、冷静に考える時間を与えない勧誘は、詐欺やトラブルにつながる可能性があります。
 
特に、お金の話は人間関係にも影響しやすいため、「断りづらいから」と流されて契約しないことが重要です。少しでも不安がある場合は、その場で決めず、金融庁の情報を確認したり、家族や信頼できる第三者に相談したりしましょう。
 
投資は、焦って始めるものではありません。自分で内容を理解し、納得したうえで始めることが、安心して資産形成を続けるための第一歩になります。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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