更新日: 2019.07.16 その他資産運用
ロボアドバイザーを積極的に利用する?利用する前の注意点
今回はロボアドバイザーの仕組みと、利用する際の注意点について述べたいと思います。
執筆者:新井智美(あらい ともみ)
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
聞くのは耳ではなく心です。
あなたの潜在意識を読み取り、問題解決へと導きます。
https://marron-financial.com
ロボアドバイザーには2つのタイプがある
ロボアドバイザーは「投資一任型」と「アドバイス型」の2つに分類されます。「投資一任型」は各個人に適した資産配分を示し、ETFやインデックス投信などで実際に運用が行われます。
その際は投資一任契約を結び、専用の口座を開設することになります。購入や配分見直しも含めて一任できること、取り扱う会社によって最低投資金額は異なるものの、1~10 万円程度で運用が行えることが魅力です。
これに対し「アドバイス型」は、その人に適した資産配分をベースに、インデックス投信やバランス型投信が掲示され、それをもとに自分で商品の購入や配分見直しを行うものです。手数料については、「投資一任型」では年1%程度。「アドバイス型」については無料となっています。
【PR】日本財託グループセミナー
ロボアドバイザーの強みは資産配分診断
一般的に、長期投資成果の大半は、資産配分によって決まると言われています。
アルゴリズムや人工知能(AI)によって、最適な資産配分が掲示されることは、「一定のリスク許容度においてリターンを効率よく得る」ことにおける、ロボアドバイザーの利用価値の高さを示していると言えるでしょう。
保有資産におけるリスク性資産の割合
一方、ロボアドバイザーを利用する際に注意しないといけないのは、「ロボアドバイザーが助言するのは『リスク性資産をどう配分するか』であって、個人の保有資産のうち、どの程度をリスク性資産に回したらよいかは自分で判断しなければならない」ことです。
資産全体のバランスを考えて、自分のリスク許容度に合った運用を心がけるようにしましょう。運用において重要なのは、「自分のリスク許容度をきちんと見極めたうえで資産配分を行い、商品に落とし込む」ことです。
そのためにはまず、自分のライフプランをベースに、どの程度の資金を投資したらよいかを専門家も交えて検討します。その上で、ロボアドバイザーから資産配分のアドバイスを得る、もしくは運用まで一任する。
これが、今後のロボアドバイザーとの正しい付き合い方と言えるでしょう。
執筆者:新井智美
CFP(R)認定者
一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー
住宅ローンアドバイザー
証券外務員