バンクイックで増額がしたい！ 申請方法や流れ、注意点を解説

三菱ＵＦＪ銀行カードローン「バンクイック」の増額方法や流れについて詳しく知りたい方は多いのではないでしょうか。
 
バンクイックはパソコン、スマートフォン、アプリ、電話で増額申請ができます。利用限度額が増えれば金利が低くなる可能性があり、急な出費にも対応しやすくなります。
 
ここでは、バンクイックの増額申請方法や流れ、メリット・デメリット、注意点について解説します。バンクイックの利用や増額を検討している方は、参考にしてみてください。
 

バンクイックの限度額はどうやって決まる？

バンクイックの利用限度額は、審査が行われ、返済能力に応じて設定されます。そのため、契約者の希望限度額が通るとは限りません。
 
初回契約時は契約者の利用実績がないため、利用限度額は低く設定される傾向にあります。その後、利用実績を作っていけば増額申請により限度額を引き上げることも可能です。
 

バンクイックの増額申請方法は2種

バンクイックは、24時間いつでも会員ページから簡単に増額申請ができます。また、受付時間内であれば、電話で増額申請をすることも可能です。
 
パソコン、スマートフォン、アプリは好きなときに申し込みができ、電話は直接質問や相談ができるなど、都合に合った方法で増額の申し込みができます。
 
ここでは、バンクイックの2つの増額申請方法について見ていきましょう。
 

パソコン、スマートフォン、アプリ

パソコンやスマホからバンクイックのホームページにアクセス。ホームページ上にある会員ページ、から、24時間いつでも好きなときに増額の申し込みが可能です。
 

電話

バンクイックは、電話でも増額の申請ができます。増額を申し込む際は、受付時間内に「第二リテールアカウント支店専用ダイヤル（0120-76-5919）」に連絡をして、オペレーターに増額希望の旨を伝えてください。
 
電話の受付時間は平日9時〜21時、土日祝9時〜17時です。不明な点があれば、直接質問や相談ができます。
 

バンクイックで増額契約が完了するまでの時間

バンクイックのサイトには増額審査・契約が完了するまでの時間が明記されていません。そのため、審査結果がわかり増額契約が完了するまでに数日かかる可能性もあります。時間がかかることも考慮して、資金スケジュールを組むようにしましょう。
 

 

バンクイックで増額するまでの流れ

ここでは、バンクイックで増額するまでの流れについて見ていきましょう。
 
入力事項が少ないため、5分程度で申請を終えることも可能です。電話の場合は受付時間内にコールセンターへ連絡をして申し込みをします。
 

1．利用限度額増額申し込み

パソコン、スマートフォン、アプリで増額申請する場合は、バンクイックの会員ページにログインしてサービスメニューの「利用限度額増額申し込み」を選択します。
 

2．情報の入力・確認

住所と勤務先情報が表示されますので内容を確認します。次に、現在の年収と他社借入金額を入力します。入力内容を確認して問題がなければ「申し込み」をクリックします。
 

3．書類提出

利用限度額が50万円を超える場合は収入証明書類の提出が必要です。書類はアップロードにて提出できます。
 

4．増額審査

必要情報の入力や書類提出が終われば審査が行われます。
 

5．結果通知

審査の結果は電話またはメールで通知されます。
 
上記はパソコン、スマートフォン、アプリで増額申請をする場合の流れです。
 
電話で申し込みをする場合は「第二リテールアカウント支店専用ダイヤル（0120-76-5919）」に連絡をして担当者に増額希望の旨を伝え、あとは担当者の指示に従い申し込みを行います。
 
その後、必要であれば書類提出を行い、審査、結果通知と進みます。
 

 

増額審査のポイント・注意点

バンクイックの増額申請をする際は、スムーズに審査を進められるように、事前に必要書類を準備しておきましょう。
 
また、返済遅延や収入状況が変わったなどが原因で審査に落ちることもあります。バンクイックから増額の案内が届いたとしても、審査がないわけではありません。
 
ここでは、バンクイックの増額審査のポイントや注意点について見ていきましょう。
 

事前に書類を準備しておく

利用限度額が50万円を超える場合は、源泉徴収票などの収入証明書類の提出が必要です。書類提出が遅れると、審査も遅くなり、すぐに増額利用ができません。事前に必要書類を確認し、あらかじめ準備しておきましょう。
 

減額されることもある

新規申込時よりも年収が下がったり、転職で勤続年数が短くなったりしていると、増額審査の結果、利用限度額が減らされる可能性もあります。返済能力が十分でないと判断されるためです。増額申請をする前に、減額となる要因がないか確認をしましょう。
 

返済の遅延はしない

増額を希望している場合は、それまでのバンクイックの利用で返済の遅延をしないようにしましょう。遅延があると「約束意識が薄く返済能力がない」「貸し倒れリスクが高い」と判断され、増額審査に落ちる可能性が高いからです。増額するには、バンクイックの確かな利用実績が最低限必要になります。
 

増額審査に落ちることもある

増額審査は必ず通るものではありません。バンクイックの三菱ＵＦＪ銀行から増額の案内が届いたとしても、審査に落ちることはあります。審査に不安がある人は、増額できなかった場合の資金調達方法も考えておきましょう。
 

 

バンクイックで増額するメリット

バンクイックで増額をすれば、金利が低くなる可能性があります。利用限度額が増えるほど金利が低くなる仕組みになっているからです。
 
また、増額前より借入枠に余裕ができるため、急な出費にも対応できるようになります。
 
ここでは、バンクイックで増額するメリットについて見ていきましょう。
 

金利が低くなる

バンクイックで増額をすれば、金利が低くなる可能性があります。利用限度額に応じて金利が変動するためです。
 
以下は、バンクイックの利用限度額に応じた借入利率です。
 

～100万円 ※1	年13.6%～14.6% ※2
110万円～200万円 ※1	年10.6%～13.6% ※2
210万円～300万円 ※1	年7.6%～10.6% ※2
310万円～400万円 ※1	年6.1%～7.6% ※2
410万円～500万円 ※1	年4.6%～6.1% ※2
510万円～600万円 ※1	年4.1%～4.6% ※2
610万円～700万円 ※1	年3.6%～4.1% ※2
710万円～800万円 ※1	年1.4%～3.6% ※2

※1 利用限度額50万円超をご希望の場合、収入証明書の提出が必要になります
※2 利率は変動金利です
※2 2024年9月16日以降にご契約のお客様の適用金利です
それ以前に「バンクイック」をご契約のお客様の適用金利は、本金利と異なる場合があります

 
例えば、利用限度額が50万円の場合は年13.6%〜年14.6%の金利ですが、増額をして利用限度額が150万円になれば金利は年10.6%〜年13.6%になり、1.2%〜3.0%も低くなります。
 

急な出費に対応できる

利用限度額が増えれば、増額前より多くのお金を借り入れできるようになります。「急きょ友人と旅行に行くことになった」「結婚式が立て続けにある」「資格取得の勉強でお金がかかる」など、お金がないときのさまざまな出費にも対応しやすくなります。　　　
 

 

バンクイックでの増額をおすすめしない人

ここでは、バンクイックで増額をおすすめしない人の特徴について見ていきましょう。
 

無駄遣いしそうな人

「普段から無駄遣いが多い」「利用限度額が増えるとたくさん使いそう」など、無駄遣いしそうな人はバンクイックの増額をおすすめしません。増額した分を無計画に使い、返済に苦しむ可能性があるからです。無駄遣いしそうな人は、本当に必要なときまで増額は控えましょう。

 

審査に落ちそうな人

増額審査に落ちそうな人は、増額をおすすめできません。審査に落ちると信用情報に登録されてしまい、他のローン審査に影響が出る可能性があるからです。
 
例えば、仕事を辞めて無職の人や返済遅延や滞納をしているなど、審査に落ちる可能性が高い人は増額申請を控えることをおすすめします。
 

バンクイックの増額の審査に落ちてしまったときの対策は？

バンクイックに増額の申し込みをした結果、審査に落ちてしまった人はどのような対策をすべきでしょうか？ 増額の審査に通るために、できる対策は以下のとおりです。
 

・バンクイックで半年以上の返済実績を積む
・他社含めて、返済の遅延を避ける

 
バンクイックが求めているのは「毎回決められた金額を決められた日までに返済できる人」という観点から対策をしましょう。

 

バンクイックで半年以上の返済実績を積む

バンクイックの増額審査では、過去の取引記録をチェックします。そのためバンクイックからの借り入れを返済した実績を繰り返し積んでいることが大切です。
 
バンクイックでは返済期日を「35日ごとの返済」あるいは「毎月の指定日に返済」のいずれかから選べます。毎回の最小返済額は、返済期日の借入残高に応じて決まり、最小返済額以上であれば返済金額はいくらでも良いというシステムです。
 
返済方法は「口座引落しによる自動支払い」「ATM」」「振込」から選べるため、自由度が高いのが特徴です。
 
返済の自由度が高いために、「Eメールサービス」を利用するなどして自分で返済を管理する能力が求められます。そのためバンクイックの審査担当者が増額の申込者に求めているのは、実績に裏付けされた「返済の管理能力」です。
 
バンクイックの増額審査に通りたいなら「返済の管理能力」があることを繰り返し記録に残す目的で、少なくとも半年以上の返済実績を積むようにしましょう。

 

他社含めて、返済の遅延を避ける

増額審査では、返済実績が重要視されます。返済実績があれば、申込者は「返済の管理能力」があるという「信用」の裏付けになるからです。
 
そのため取引履歴で返済の「延滞」が確認された場合は、増額審査に落ちやすくなります。延滞の記録はバンクイックの取引履歴だけではなく、他社との取引履歴も個人信用情報機関を通じて確認される点に注意が必要です。
 
延滞の情報は、信用情報機関においてカードローンやクレジットカードの「契約期間中および契約終了後5年以内」保有されます。
 
「1回でも延滞したら5年以上増額審査を通過できないのか」気になる人も多いでしょう。実際の審査基準はカードローン会社によって異なるため、一概にはいえません。
 
先々に増額の申し込みを考えている人は、返済の延滞にはくれぐれも注意してください。

 

バンクイックでの増額が難しいときは？

バンクイックで増額が難しかった場合は、消費者金融のカードローンを検討してみてもいいでしょう。消費者金融カードローンは銀行カードローンよりも、審査基準が緩い傾向にあるためです。
 
ただし、信用情報に問題がある場合は借り入れが難しいため、金額によっては親族に借りることや働いてお金を貯める方法を検討したほうが良いでしょう。
 

 

バンクイックの増額に関するQ&A

バンクイックの増額について、よくある質問を以下のとおりまとめました。
 

・限度額が減額されることがある？
・増額の審査はより厳しいのは本当？
・増額を勧める電話が来たらどうする？

 
増額の申し込みはメリットばかりではなく、「減額」の可能性というデメリットもあります。ここでは、それぞれの質問について回答を見ていきましょう。

 

限度額が減額されることがある？

バンクイックに増額を申し込むと、返済能力の審査が再度行われます。ここで注意しておきたい点は、増額を申し込んだはずなのに審査の結果、利用限度額を減額される可能性もあることです。
 
新規申込時よりも年収が下がったり、転職で勤続年数が短くなったりしている場合には、返済能力が十分でないと判断されることがあります。増額の申し込みでは、減額される要因が自分にあるかないか事前にチェックするようにしましょう。

 

増額の審査はより厳しいのは本当？

「すでに入会時の審査に通過しているから、増額の審査も問題ないはず」と思う人も多いかもしれません。
 
しかし増額審査は、一般的に入会時の審査より厳しくなりがちだといわれています。増額の申し込みは、審査担当者側からすると現状の利用限度額では足りず「何らかの理由により、お金に困っている状況」とみなされるかもしれません。
 
入会時の審査で決定された利用限度額を引き上げるとなると、審査担当者側が納得できる理由が必要になります。増額の申し込みをすれば、希望どおり増額できるわけではないことを知っておきましょう。

 

増額を勧める電話が来たらどうする？

バンクイック側から増額を勧める電話がかかってきたら、どのように対応すれば良いのでしょうか？
 
勧誘の電話への対応は「申し込む」か「無視する」かの二択です。バンクイックにとって優良顧客なので増額を勧める電話がかかってきているだけですので、無視しても問題はありません。

 

増額申請は慎重に検討しよう！

バンクイックで増額をすれば、金利が低くなる可能性があり、急な出費にも対応しやすくなります。パソコン、スマートフォン、アプリ、電話で簡単に申し込みが可能です。
 
ただし、審査に落ちることもありますし、限度額が減らされる場合もあるので注意が必要です。審査に落ちると信用情報に載り、他のローン審査に影響が出ることも考えられます。
 
そのため、増額申請をする場合は慎重に行うようにしましょう。まずは、本当に限度額を増やす必要があるのか考えてみてください。それでも増額が必要な場合は、書類などを準備して申請してみましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部