どのような審査が行われるのだろう、という疑問だけでなく、契約時と状況が変わったせいで審査に落ちてしまうのでは? という不安を抱く方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、チェックされるポイントや審査にかかる期間、審査落ち・減額につながりやすい要因など、増額時の審査についての情報をまとめました。
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監修:新井智美 / あらい ともみ
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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聞くのは耳ではなく心です。
あなたの潜在意識を読み取り、問題解決へと導きます。
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目次
カードローンで増額する際の審査ポイント
カードローンの増額を申請すると、借入限度額を引き上げても問題なく返済できるかについての審査が行われます。増額時の審査も、他社からの借入状況・就業状況・収入・住居など、初回契約時と同様の観点で行われるのが一般的です。具体的には以下のようなチェックが実施されます。
第三者機関に登録されている信用情報の照会
JICC、CICなどの第三者機関(信用情報機関)に登録されている情報の照会が行われます。信用情報機関とは、金融機関が借り手の返済能力を把握できるよう、ローンやクレジットの取引に関する客観的な情報を記録している機関です。ここでは、返済遅延の有無や他社の契約・支払いの状況、借入残高などがチェックされます。
収入に関する書類の確認
増額申し込み時点の収入状況を確認するために、収入を証明できる書類の提出を求められる場合があります。収入を証明できる書類とは、次のようなものです。
・源泉徴収票
・給与明細書
・住民税決定通知書、納税通知書
・確定申告書
・所得(課税)証明書
など
勤務している会社への在籍確認
増額の審査でも、申告した勤務先に実際に勤めているかどうかを調べるための在籍確認を行うことがあります。在籍確認の方法は電話が一般的ですが、源泉徴収票などの書類提出のみで在籍確認が完了する会社もあります。
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カードローンの増額で審査落ち(減額)の可能性がある4つのケース
増額の申請をしても、申告内容が借入先の基準を満たしていなければ審査に落ちる可能性があります。それどころか現在の借入限度額も適切ではないと判断されて、利用可能枠が減額されるケースもあるため注意が必要です。
増額審査落ちや減額の可能性があるのは主に、次の4つの事項のいずれかに該当する場合です。増額審査を申し込む前に、ご自身が当てはまるかどうかを確認してみましょう。
また、以下の条件以外にも、各金融機関が独自に設けている審査基準を満たさなければ、増額が認められなかったり、利用可能額が減額されたりする可能性があります。個別のケースによるため、以下に当てはまらないからといって必ず審査に通るわけではないことに留意してください。
総借入額が総量規制の枠を超える場合
総量規制とは、貸金業法という法律に定められた「借入額が年収の3分の1を超えてはならない」という決まりです。
消費者金融や信販会社などの貸金業者への増額申請では、他社からの借り入れを含めた総借入残高が総量規制の枠を超えている場合や新たな借り入れによって枠を超えると判断される場合には、原則として審査に通りません。また、すでに枠を超えている部分に関しては、限度額が減額されることになります。
金融機関は信用情報機関の登録情報をもとに、利用者の総借入残高が年収の3分の1を超えているかどうかを判断します。そのため、増額申請時に他社借入額を偽って申告しても意味はありません。
新規申込時より年収が下がっていた場合
転職などの理由で年収が下がると、「年収の3分の1」を基準とする総量規制の枠も少なくなります。そのため、増額審査時に減収が判明すれば、総量規制に従い借入限度額が引き下げられることになるでしょう。
新規契約時:年収600万円→総額200万円まで借り入れ可能
増額申請時:年収480万円→総額160万円まで借り入れ可能
上記のケースで借入限度額が200万円だった場合、増額審査では減収後の総量規制枠160万円を基準に新たな借入限度額が設定されることになり、増額は認められません。
転職して勤続年数が短くなった場合
カードローンの審査では、勤続年数が重視される傾向があります。なぜなら、勤続年数が長いほど収入が安定し、継続的に安定した返済が見込めると判断できるためです。そのため、転職などの理由で勤続年数が短くなった場合、増額審査に通らないことがあります。
また、勤続年数が借入先の審査基準を満たさなくなった場合には、減額が妥当と判断されることもあるでしょう。勤続年数による増額の可・不可の判断には、転職後に年収が上がったかなどの要素も影響します。年収が増えていない、または下がったというケースでは、審査に悪影響となる可能性があります。
信用情報に問題がある場合
信用情報を照会した結果、返済遅延などの問題があった場合には増額審査に落ちる可能性があります。また、信用情報の内容次第では、借入限度額を引き下げる判断がなされることも考えられます。
信用情報機関には他社のカードローンやキャッシングの利用情報も登録されているため、他社の返済遅延なども増額不可や減額の判断に影響する要素となります。
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カードローンの増額審査は落ちても再度チャンスがある場合も
カードローンの増額審査は、一度審査に落ちても再度申し込むことができる場合もあります。過去の増額審査で落ちてしまっても、就業や収入、借り入れの状況に変化があれば、次回の申込時に審査に通るケースはゼロではありません。
審査落ちや減額につながりやすい要因を把握し、解消された時点で再度増額を申請すれば、審査に通る可能性が高まるでしょう。
カードローンの増額審査に通るかどうかは借り入れ・返済や仕事の状況次第
カードローンで増額する際の審査結果には、申し込み時点の収入や勤続年数、信用情報機関に登録されている借り入れや返済の状況などが影響します。審査基準は各金融機関が独自に定めているものの、審査に落ちたり借入限度額が減額されたりするケースには一定の傾向があります。傾向を理解したうえで、増額を申し込むべきかどうかを判断するといいでしょう。
また、審査に落ちたら二度と通らないわけではなく、その時々の状況次第で結果は異なります。一度落ちても諦めずに、状況が改善されたと判断した時点で再度申し込んでみるのも、ひとつの方法です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
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※返済方式:借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
※返済期間・回数:借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)
※担保・連帯保証人:不要
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