更新日: 2021.06.30 カードローン
バンクイックでの借り入れは総量規制の対象になる?
今回は借り入れは年収の3分の1までとする総量規制の概要をふまえながら、バンクイックは総量規制の対象なのか解説します。申込条件や審査に関する情報もお届けするので、バンクイックの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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総量規制とは
総量規制とは、貸金業法で定められた規制のことです。多重債務問題が社会問題化していたことから、貸金業者を規制する法律である貸金業法は2006年12月に抜本改正されました。
この抜本改正は、過剰な貸し付けから借り手を保護する目的で実施されたものです。その際に総量規制が新しく導入され、「返済能力を超える貸付け」は原則禁止されています。
ここでは総量規制の概要や、規制の対象となる貸し付けについて見ていきましょう。
概要
総量規制は、貸金業法に定められた「借り入れは年収の3分の1まで」とする規制のことです。カードローンの申し込みがあった際に「返済能力を超える貸付け」にあたるかどうかを判断する基準の1つとして貸金業法に導入されました。
例えば新たにカードローンを申し込んだ際に、すでに他社から借り入れしている額も合わせた借入残高の合計が年収の3分の1を超える場合を考えてみましょう。このカードローン会社は総量規制にのっとり、新たな申し込みに応じることはできません。つまり申込者は審査に通らないのです。
対象となる貸し付け
貸金業法は、貸金業者を規制する法律です。貸金業者とは、消費者金融やクレジットカード会社を指しています。信用金庫、信用組合や労働金庫を含む、いわゆる銀行は貸金業者ではありません。そのため銀行が取り扱うカードローンは、総量規制の対象外となります。
クレジットカードのキャッシングは、総量規制の対象ですので注意してください。クレジットカードのショッピングは、総量規制の対象外となります。
総量規制の対象となる貸し付けは、基本的に個人事業者を含む「個人」です。そのため「法人」向けの貸し付けは、対象ではありません。担保や保証人の有無は考慮されず、消費目的であろうと事業目的であろうと、貸金業者による個人向けの貸し付けは総量規制の対象です。
ただし個人事業者の場合、事業実績や事業計画の内容によっては例外的に3分の1を超えて借り入れできる場合があります。
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バンクイックは総量規制の対象にはならない?
バンクイックは、三菱UFJ銀行が取り扱うカードローン商品です。保証会社はアコムですが、あくまでも保証会社なのでバンクイックは総量規制の対象外となります。ではバンクイックに申し込めば、年収の3分の1以上を借り入れできるのでしょうか?
実際には、総量規制にならって三菱UFJ銀行が自主規制している可能性があります。年収の3分の1以上を借り入れできる場合もあるかもしれませんが、可能性は少ないと言えるでしょう。
ここではその背景について解説します。
自主規制をかけている場合がある
三菱UFJ銀行は、バンクイックの審査基準について明らかにしていません。しかし総量規制を意識しながら、自主規制している可能性は十分あると言えます。バンクイックの貸し付けについて、三菱UFJ銀行が自主規制していると考えられる背景を見ていきましょう。
かつて総量規制が導入された後、消費者金融系の代わりに銀行系カードローンによる貸し付けが急増しました。そのため今度は、銀行による過剰融資が社会問題化したのです。銀行の与信に問題があり過剰な貸し付けがなされているという指摘が、日本弁護士連合会によってなされました。
そこで全国銀行協会が2017年に公表したのが、次の2点を柱とする「銀行による消費者向け貸付に係る申し合わせ」です。
●配慮に欠けた広告・宣伝を控え、多重債務リスクへの注意喚起も含める
●カードローン審査で多重債務発生への抑制効果が見られた改正貸金業法に留意し、貸し付け後も信用状況をチェックする
実際に申し合わせ以前には、銀行系カードローンなら収入証明書なしで借り入れ可能、総量規制の対象外だと強調する宣伝・広告が数多く見られました。
金融庁も、108行を対象に銀行系カードローンの実態調査(2018)を実施するなど指導に乗り出しています。実態調査によると、申し合わせ後に多くの銀行は、過剰貸付防止に向けて次のような審査体制へと移行しました。
●貸金業法上の年収証明書の取得基準と同水準以上の基準を設定
●約9割の銀行が融資上限枠を設定
バンクイックでも50万円超の利用限度額を希望する場合は、収入証明書のコピーを提出することになっています。
融資上限枠は、年収の2分の1または3分の1と回答した銀行が約7割でした。
このことから銀行系カードローンの場合、総量規制を超えて借り入れできる可能性はゼロではありません。しかし金融庁が引き続きモニタリングしていることから、総量規制にならった融資上限枠を設置し、自主規制する銀行がさらに増えていると考えられるのです。
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バンクイックの審査とは
バンクイックでは、たとえ審査に通らなくてもその理由を開示していません。しかし審査に通らない理由は、可能性としていくつかあります。
●申込条件を満たしていない
●信用情報に延滞の事実が記録されている
●短期間に複数のカードローン会社に申し込んだ
●他社の借入状況(返済比率が高い)
ここでは上記をふまえ、バンクイックの申込条件や審査で見られるポイントを見ていきましょう。
申込条件
バンクイックの申込条件は、次のとおりです。
●満20歳以上65歳未満
●国内に居住する個人
●保証会社(アコム)の保証を受けられる
●原則安定した収入がある
●外国人のお客さまは永住許可を受けている方
1つでも条件を満たさない場合は、審査に通過できません。
審査で見られるポイント
バンクイックでは、三菱UFJ銀行と保証会社のアコムの所定の審査を通過する必要があります。
バンクイックの審査で見られるポイントは、職業・年収などの「本人の属性」はもちろん、「個人信用情報」や「他社の借入状況」です。特に「個人信用情報」「他社の借入状況」は2017年の申し合わせ以降、重視されています。
個人信用情報に延滞の記録や、短期間に複数のカードローンに申し込んだ記録があると「やりくりに困っているのでは?」と審査担当者から不信感をもたれるので注意が必要です。
他社の借入状況も、個人信用情報から読み取れます。他社の借入状況から、バンクイックの審査担当者が見ているのが「返済比率」です。返済比率とは、毎月のローン返済額の収入に対する割合を指しています。この返済比率が高いほど、カードローンの審査で不利になるのです。
そのため可能であれば、バンクイックに申し込む前に他社のカードローン借入残高は返済してからが望ましいと言えるでしょう。
なお住宅ローン・つなぎローン、車のローン、高額療養費等の融資は、総量規制の対象外です。三菱UFJ銀行のバンクイックの審査でも、これらのローンの借入残高が返済比率の算出に影響することはありません。
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多重債務に注意し計画的にカードローンを利用しよう
消費者金融系のカードローンより金利が低いため、バンクイックは魅力的な商品です。三菱UFJ銀行のバンクイックは、貸金業法上の総量規制の対象外となるため、総量規制以上に借り入れできる可能性もあります。
しかし自主規制している可能性があるため、年収の3分の1以上を借り入れるのは簡単なことではありません。もしバンクイックからまとまった金額を借り入れしたい場合は、他社の借り入れを返済してからが良いでしょう。
突然の大きな出費に対応できるカードローンは、とても心強い存在です。できれば複数のカードローン会社から借り入れしないように心がけ、計画的に利用するようにしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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