Web面接(オンライン面接)ってどんな面接? 通常の面接との違いと注意点を解説!
配信日: 2020.08.29
そこで、Web面接とは一体どういうものか、通常の対面による面接と異なる点や注意点は何かなど、よくある疑問点について解説していきます。
執筆者:柘植輝(つげ ひかる)
行政書士
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。
目次
そもそもWeb面接(オンライン面接)とは
Web面接(オンライン面接)とは、パソコンやスマートフォンを用いたテレビ電話システムによって、求職者と企業とが離れた場所で行う面接をいいます。
従来実施されていた面接のように企業まで出向き、面接官と現実に顔を合わせるということがないので、求職者にとっては移動の時間や交通費を削減でき、自室など落ち着いた環境で面接に臨めるというメリットがあります。
企業にとっても、求職者との面談スペースを確保する必要がなくなったり、落ち着いた求職者の本来の一面が見えたりするといったメリットがあります。
Web面接(オンライン面接)に必要なものは?
Web面接(オンライン面接)にはお手持ちのスマートフォンやパソコン、タブレット端末といった機器とインターネット回線が必要です。
ただし、パソコンは機種によってWebカメラやマイク機能が付属してないため、そういった場合は別途Webカメラやマイクを用意する必要があります。Web面接を実施するにあたっては、専用のパソコンでなければならないということはなく、普段お使いのスマートフォンやタブレット端末、iPadなどでも問題ありません。
なお、必須というわけではありませんが、音声をより聞き取りやすくするためにもイヤホンやヘッドセットを用意しておくと、面談をよりスムーズに進めることができます。
Web面接(オンライン面接)と通常の面接の違いは?
通常の面接とWeb面接(オンライン面接)との最大の違いは、面接官と同じ空間で対面するか否かです。
その他の違いは基本的にありません。面接する企業や面接官によって多少異なることもありますが、全体の流れや聞かれることなども大きく変わらず、一般の面接と同じような心構えでWeb面接に臨んでください。
Web面接(オンライン面接)独自の注意点はある?
Web面接(オンライン面接)独自の注意点として、特に気を付けたいのが場所の問題です。
Web面接を実施する場所は基本的にどこでも問題ないのですが、できるかぎり静かで、かつ電波状況の良い場所を選ぶことが大切です。なぜなら、人の出入りが多い場所や物音などで騒がしい場所では、落ち着いて面接を実施することができないからです。
それに、電波の状況が悪く、まともに通信のできない環境では、そもそもオンライン上でやりとりすることができず、Web面接自体の実施ができません。
逆に、環境面の条件を満たせば、Web面接を実施する場所が普段過ごしている自宅のリビングや自室であっても問題ありません。
ただし、自宅などで行う場合はカメラに映る範囲の物をきちんと片付け、余計な物が映りこまないようにし、面接にふさわしい雰囲気を作ることが重要です。
一般的な対面での面接は静かで人の出入りが少なく、落ち着いた場所で実施されます。それと同じでWeb面接も落ち着いて面接ができるよう環境を整えておいてください。
なお、Web上での面接に慣れていない場合、カメラに自分が映っていないことに気づかないこともあるため、事前にカメラに映った状態で話せるよう練習しておくとよいでしょう。
Web面接(オンライン面接)だからと身構える必要はない
Web面接(オンライン面接)は近年急増している新しい面接の形式です。Webを通じて面接するとはいえ、面接としての本質的な部分は通常の面接と異なることはありません。はじめは戸惑うかもしれませんが、特別に身構えたり必要以上に緊張したりする必要もないのです。
Web面接を行う際は、場所の選び方やカメラへの注意など、Web面接独自の注意点に気をつけ、スムーズに面接の実施ができるよう準備しておきましょう。
執筆者:柘植輝
行政書士