転職の可能な年齢はいつまで?転職における年齢の有利不利
配信日: 2020.09.18
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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転職可能な年齢の限界はあるか?
単刀直入にいうと転職可能な年齢の限界はありません。一昔前までは35歳まで、40歳までという定説がありました。しかし、現在は40代で転職をする人も大勢います。転職成功年齢も上昇し、パーソルキャリア株式会社の調査によると、ここ数年では32歳前後で落ち着いています。
もちろん20代や30代の方が40代よりも、企業のニーズが多いことは否めません。しかし、40代を超えても、決して転職を諦める必要はないのです。
職種によって転職可能な年齢の限界は違う
営業職は20代が有利
職種によっても転職可能な年齢の限界は違います。営業職は20代が有利です。営業職には、フットワークの軽さが求められます。そのため、体力のある20代を採用したいという企業が多いのです。
しかし、30代や40代も営業職への転職は十分に可能です。特に以前に営業を行っていた人は問題なく採用の対象となるでしょう。
30代や40代で異業種から営業職になる場合は、学生時代にスポーツを行っていたなど体力があることをアピールするのも良い方法でしょう。
専門職・管理職・技術職は40代以上も十分に転職可能
40代以上でも積極的に企業が採用している職種もあります。それは専門職・管理職・技術職です。これらの職種は40代以上の転職成功者が多いです。
医療系やIT系、金融系の専門職は、40代になればその経験や知識は貴重です。そのため、多くの企業が40代以上の経験者を採用したいと考えています。
管理職も40代以上の人が転職に成功している職種です。例えば、別の業界に転職することになったとしても、人をまとめてきた能力は高く評価されます。
技術職も専門職と同じように経験が重要な職種です。土木や建築、開発、生産といった分野の技術職は、40代を超えても引く手あまたです。
年齢によって転職活動の方法を変えることで成功する
20代の転職活動の方法
年齢によって転職活動の方法を変えることが必要です。
まず、20代前半は、第二新卒として企業に扱われ、最も企業からのニーズの多い年代です。企業が応募者に注目しているのは、経験よりも可能性です。また、意欲も見ています。そこで、20代前半は自分の可能性ややる気を示してアピールしましょう。
20代後半は、若手でありながら経験を積んでいるため、即戦力として注目している企業もあります。同業種に転職するなら実績をアピールするのも良い方法です。
30代の転職活動の方法
30代も、20代後半と同様に企業は即戦力として働けるかに注目しています。そのため、転職活動の際は、経験をアピールすることが重要になってくるでしょう。職務経歴書に具体的な実績を盛り込み経験をアピールすることが大切です。
40代の転職活動の方法
40代の転職は経験に加え、人柄もアピールしましょう。人をまとめる能力は高く評価されます。職務経歴書にはどのくらいの人数が関わるプロジェクトをまとめてきて、どういう実績を残したのかを具体的に書くと良いでしょう。
また、40代は謙虚さをアピールするのも忘れないでください。40代の人に採用する企業が懸念する点としてプライドの高さがあります。
「プライドが高くて入社後に同僚とうまくやっていけないのでは」と心配することがあるのです。そのため、転職面接の時は、自分の経験を自慢するような態度を避けて、謙虚な気持ちで臨むようにしましょう。
まとめ
この記事では、転職可能な年齢はいつまでなのかについてお伝えしました。一昔前までは転職可能な年齢は、35歳あるいは40歳までといわれてきました。しかし、現在では転職成功年齢も上がって、40代以上でも転職する人は大勢います。年齢によって転職を諦める必要はないでしょう。
ただし、年齢によってニーズのある職種を選んだり、転職活動の方法を変えたりするのは大切なポイントです。40代以上の人が転職活動する場合は、経験豊富さをアピールしつつも、謙虚さを示すように心がけましょう。
出典 パーソルキャリア株式会社「転職成功者の年齢調査(2019年上半期)」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:今村由香
国家資格キャリアコンサルタント/日本NLP協会認定 NLPプロフェッショナルコーチ