クレジットカードが曲がって「ICチップ」も変形してしまった…！異常なくこのまま使える？

財布が満杯だったり、財布をズボンの後ろポケットに入れたまま座ったりすると、中のクレジットカードが湾曲する可能性があります。
 
とくにICチップが変形した場合、そのまま使っていいかの判断が難しいところです。今回は「ICチップが変形したクレジットカードは使用できるのか」をテーマに解説します。

ICチップが変形すると、クレジットカードを利用できなくなる場合がある

ICチップが変形すると、クレジットカードが正常に機能しなくなる可能性があります。そのため、カード会社に連絡し、クレジットカードの再発行を申し込む必要があるようです。申し込みは、電話やWebサイトなどから行えます。
 
再発行の詳細はカード会社によって異なります。対象のカード会社のホームページなどを参照しましょう。
 
例えばあるカード会社では、再発行手数料は無料で、再発行までにかかる期間は1～2週間ほどです。また、カード番号・有効期限・ポイント・暗証番号などは、原則維持されます。
 
一方、別のカード会社では、1000～2000円の手数料が発生する場合があります。自宅に届くまでに2～3週間を要するカード会社もあるようです。
 
なお、ICチップが変形していないとしても、湾曲したクレジットカードは使わないことが推奨されるようです。湾曲したクレジットカードを機器に差し込むと、取り出せなくなるリスクなどがあります。
 

クレジットカードは湾曲以外の原因でも破損する可能性がある

クレジットカードは、湾曲以外の原因でも破損する可能性があります。クレジットカードを長く使うためには、よくある破損原因を把握することが大切です。具体的には、次の3つなどが挙げられるようです。
 

・強い磁気を発するものの近くで保管している

クレジットカードを磁気が強いものの近くで保管すると、クレジットカードを利用できなくなる場合があります。別の磁気の影響を受けて、故障する可能性があるようです。
 
強い磁気を発するものとしては、携帯電話、スマートフォン、テレビ、スピーカー、ハンドバッグや財布などの磁石留め具などが挙げられます。
 

・汚れや傷がある

ICチップや磁気ストライプ（おもに裏面上部にあるライン）は、汚れや傷などが原因で不具合を起こすことがあるようです。指紋やホコリなどにも注意が必要とされ、慎重な扱いが求められます。
 

・ステッカーを貼り替える

クレジットカードにステッカーを貼っている人もいるかもしれません。しかし、ステッカーを剥がす際に擦れが生じ、クレジットカードが傷つく可能性があるようです。貼り替えの際などは注意した方がいいかもしれません。
 
なお、ステッカーを貼ったクレジットカードは、使い方にも注意が必要です。決済端末に差し込む際や抜く際などにステッカーが剥がれ、端末が故障する危険性があるとされます。
 

トラブルを防ぐためには？

クレジットカードの破損によるトラブルを防ぐためには、次の3つの方法などが有効とされます。
 

・スマートフォンケースに入れない

一部のスマートフォンケースには、クレジットカードなどを収納するスペースが設けられています。しかし、磁気トラブルを考慮すると、別の方法による保管が推奨されるようです。
 
また、複数のクレジットカードを一つのスペースに収納することも避けた方がいいかもしれません。磁気トラブルにくわえ、クレジットカード同士の擦れによる劣化リスクがあると考えられるためです。
 

・防磁シートを使う

スマートフォンとセットで持ち歩きたい場合は、防磁シートの利用も推奨されています。クレジットカードをスマートフォンの間に防磁シートを挟むことで、スマートフォンからの磁気を緩和できるとされます。
 

・サブカードを作る

破損を防ぐだけでなく、破損した場合の備えをすることも大切です。サブカードを作成しておけば、メインカードが再発行されるまでの不便を軽減できるでしょう。
 

ICカードが変形した場合は、再発行が必要な可能性がある

ICチップが変形すると、クレジットカードが正常に機能しなくなる場合があります。カード会社に連絡し、再発行を申し込みましょう。費用はカード会社によって異なり、無料で再発行できるケースや、1000～2000円ほどの手数料が必要なケースがあります。
 
クレジットカードは、強い磁気を発するものに近づけたり、汚れや傷で劣化したりすることでも故障する可能性があるようです。今のクレジットカードを長く使いたい場合は、今回ご紹介した対策なども参考にするといいでしょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー