今年、定年退職します。定年退職後に新しい「クレジットカード」って作れるのでしょうか？

定年退職後に、新規でクレジットカードを作りたいと考える人もいるでしょう。定年退職後の主な収入が年金であっても新規作成は可能ですが、審査には通りにくい可能性があります。
 
本記事では、定年退職後に新しくクレジットカードを作る際のポイントについて解説します。クレジットカード作成を検討している人は、参考にしてください。

定年後もクレジットカードは作れる

クレジットカードの申し込み年齢は18歳以上などの下限は設定されているものの、上限は設定されていないことも少なくありません。そのため、定年退職後であっても年齢制限にひっかからなければ、新規にクレジットカードを作ることは可能です。
 
クレジットカードを作る場合、安定した収入があることが条件のひとつとなっています。定年退職後の高齢者の場合は、年金も安定した収入として認められるケースがあります。申込時の職業欄に「年金受給者」「主な収入は年金」などを選べるカードは作りやすいとされています。
 
しかし、クレジットカードの申し込みでは、年齢や収入のみならず、健康面・就業体制・居住形態・国民年金か厚生年金かなど、さまざまな面から審査されます。年金収入があるからといって、必ずしもクレジットカードの審査に通るわけではない点に注意しましょう。
 

定年後にクレジットカードを作るポイント

定年退職後にクレジットカードを作る際には、現役時代とは違った点に注意する必要があります。現役時代よりも収入が減ったり、細かな管理が大変であったりするため、クレジットカードは負担の少ないものを選ぶことが大切です。
 
本項では、定年退職後にクレジットカードを作る際のポイントを解説します。クレジットカードに申し込む際の参考にしてください。
 

年会費

クレジットカードには、年会費が無料のものから高額なものまでさまざまあります。一般的に定年退職後は収入が減ってしまうため、高い年会費を負担に感じる人もいるでしょう。
 
年会費が高いクレジットカードのほうが、さまざまな特典を受けられて一見お得ではあります。しかし、必要のない特典のために年会費を払い続けると、維持が大きな負担になります。年会費が安い、または無料のクレジットカードで、コストをおさえてください。
 

特典やポイント

特典やポイントは、自分に必要なものだけを付帯させましょう。たとえば旅行好きの人であれば、国内外の旅行保険がついているものを選びましょう。また、優待割引でよく行く施設の入場料が安くなることもあります。
 
自分の好みに見合った特典を受けられるクレジットカードに申し込むことで、趣味を充実させられます。
 

セキュリティ

クレジットカードを利用していると、さまざまなトラブルに見舞われます。盗難にあう・紛失する・不正利用されるといったトラブルを未然に防ぎ、万が一トラブルが起きた場合はすみやかに解決しなくてはなりません。その際のサポートが充実しているか・どのようなセキュリティサービスがあるかを事前に確認しておきましょう。
 
いつも利用していない高額な買い物をした場合に自動でストップしてくれたり、カードに番号や名前が印字されていないナンバーレスカードを選んだりすることで、トラブルを未然に防げます。
 
不正利用されてしまった場合に備えて、保障制度があるクレジットカードを選ぶのもよいでしょう。損害があっても補償を受けられるなら、安心してクレジットカードを持てます。
 

よく利用するお店でお得か

普段利用するお店でお得になるクレジットカードは、コスパがよいのでおすすめです。たとえば、いつも行くスーパーで利用するとポイント還元率が高くなるカードであれば、多くのポイントが貯まるでしょう。
 

定年後に使いやすいカードに申し込もう

クレジットカードは、定年退職後も新規に申し込むことができます。上限年齢が設定されておらず、年金収入の人が申し込みやすいカードであれば、審査も通りやすいでしょう。
 
クレジットカードを選ぶ際は、特典やポイント還元のみならず、年会費やセキュリティ面にも気を配ってください。定年退職後も安心して利用できるカードで、老後の生活を豊かにしましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー