公共料金が「5600円以上」ならクレジットカード払いがお得？ 口座振替の方がお得になるのはいくらまで？

公共料金の支払方法を選ぶ際、どのような方法だとお得になるか考えている人もいるでしょう。
 
例えば、クレジットカード払いだとポイントが還元されたりする一方、口座振替にすることで割引を受けられたりすることもあるようなので、チェックしておくことをおすすめします。
 
本記事では、公共料金の支払い方法によってお得になるケースについて詳しくご紹介します。

「公共料金を節約したい」と思っている人の割合は多い

株式会社スマートバンクが実施した「2024年の家計状況に関する調査」では、7割以上の家庭が節約を意識していることが分かりました。
 
1ヶ月あたりの平均支出金額が最も多いものは「食費」の4万5325円、次いで「公共料金」の3万6013円、「教育」の3万160円となっています。
 
「自分や家族のやりたいことのために、より節約したいこと」という質問に対する回答として最も多かったのは「公共料金」の27％でした。平均支出金額が最も多い食費よりも、公共料金を節約したいと考えている人の方が多いことが分かっています。
 

公共料金をクレジットカード払いにするとお得な理由

公共料金を節約することも大切ですが、支払方法を工夫することでお得に支払いを済ませることも考えてみるといいでしょう。
 
まず、クレジットカード払いにすると利用料金に応じてポイントが還元されます。還元されたポイントはショッピングの支払いやマイルとの交換、商品券やデジタルギフトとの交換などが可能な場合もあるため、貯めれば貯めるほどお得です。
 
ポイント還元率はクレジットカードの会社や種類によって異なるため、確認しておきましょう。
 

公共料金を口座振替にするとお得なケースもある

電力会社によっては、公共料金の支払いを口座振替にすることで割引が適用される場合もあります。例えば、ある電力会社では口座振替割引の対象となると月55円の割引を受けられるようです。
 
月換算だとわずかな割引に感じるかもしれませんが、1年に換算すると660円の割引を受けられることになります。
 
ただし、以前は口座振替割引をおこなっていた電力会社でも現在は廃止になっている場合もあるようなので、確認が必要です。
 

公共料金の支払いがお得になるのはクレジットカードと口座振替のどちら？

どちらの支払い方法がお得なのかは、支払う料金の額によります。
 
例えば、100円で1ポイント還元されるクレジットカードの還元率は1％です。口座振替割引で月55円の割引を受けられるとした場合、クレジットカード払いで同じく55ポイントを得るためには公共料金の金額が5500円（税込み）であることが必要です。
 
つまり、還元率1％のクレジットカードを使用するのであれば、1ヶ月の公共料金が5600円（税込み）以上だと、口座振替よりお得になると考えられます。もし、還元率が0.5％のものを使用するのであれば、1万1200円（税込み）以上で口座振替よりお得になります。
 

還元率1％のクレジットカードなら月5600円以上の支払いで口座振替よりお得になる

月々の公共料金を節約するために、支払い方法を見直しが必要な場合もあるでしょう。
 
例えば、クレジットカード払いにするとポイントが貯まり、口座振替にすると電力会社によっては割引が適用されるのでお得です。
 
どちらがよりお得かは支払う金額によりますが、還元率1％のクレジットカードを利用する場合は月5600円（税込み）以上で口座振替よりお得になり、月5500円（税込み）未満だと口座振替の方がお得になるでしょう。
 
クレジットカードの還元率によっていくら以上でお得になるかが変わってくるため、事前によく確認しておくことをおすすめします。
 

出典

株式会社スマートバンク　＜2024年の家計状況に関する調査＞約3割の家庭が「暮らしにゆとりがなくなってきた」と回答 7割超の家庭で節約を意識
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー