「プラチナカード」の「インビテーション」を得たいです。いくらくらいの「年収」があれば「招待」されますか？

日頃の買い物や固定費の支払いなどで、何かと使うことの多いクレジットカード。少しでもグレードを上げてポイント還元率を上げ、付帯サービスを受けたいものですよね。また、「プラチナカード」を持つことは高収入の証しともいえ、一種のステータスになっていることも事実です。
 
そこで本記事では、「プラチナカード」にグレードアップするための「インビテーション」を得るポイントについて、詳しく解説します。

「プラチナカード」を持つには「インビテーション」が必要なケースも

「プラチナカード」は、多くのカード会社で上位ランクとされるクレジットカードです。誰でも持てるわけではなく、所持者の収入やこれまでのカードの利用状況などに応じて、「インビテーション」がカード会社から送られてくることが一般的です。
 
この「インビテーション」をもとにカード会社が改めて審査を行い、通過した人のみが所持することのできるカードが「プラチナカード」です。「インビテーション」が送られてきたからといって必ず審査に通るわけではないため、注意しましょう。
 

「年収」など「インビテーション」を受けるための基準は明かされていないことが多い

では、目安となる年収はいくらくらいなのでしょうか。実は、「インビテーション」を受けるための明確な年収基準は一般に開示されていないことが多いのです。そのため、どのような年収ゾーンが「プラチナカード」などの上位ランクカードを所持しているかがひとつの目安となります。
 
参考までに、Black Card Ⅰ株式会社「2024年の新富裕層の消費動向」（ラグジュアリーカード調べ）によれば、年収2500万～3000万円未満の会員層の取扱高が、「ラグジュアリーカード」全体の約3割を占めるとの調査結果が出ています。
 
なお、「ラグジュアリーカード」とは、Mastercard（R）最上位「ワールドエリート」を採用したクレジットカードです。
 
「インビテーション」を受ける基準はカード会社によってさまざまですが、おおよその目安は年収数千万円以上といえるかもしれません。
 

「プラチナカード」の「インビテーション」を得るポイント

「インビテーション」を受けるための明確な基準は基本的に明かされていないことが分かりました。しかし、「インビテーション」を受け取りやすくするために一般的に考えられる方法はいくつかあります。
 
まず、クレジットカードを継続的に使用して「クレヒス」を育てることです。「クレヒス」とは、クレジットヒストリーの略で、クレジットカードやローン、分割払いなどの利用履歴と、それに基づく信用情報のことを指します。
 
一定の利用額を遅滞なく支払い続けることで、よい「クレヒス」を育てることができ、安定した支払い能力があることがカード会社に認知されます。
 
また、大企業に勤めていることや、ある程度の勤続年数を有することも、社会的信用を示すうえで重要といわれています。おのずと経済力も身につくため、「インビテーション」を得るための年収基準をクリアする可能性も上がるでしょう。
 
「インビテーション」を得ることがどうしても難しければ、「インビテーション」なしで申し込める「プラチナカード」を狙ってみるのもよいかもしれません。
 

まとめ

「プラチナカード」を「インビテーション」を受けたうえで所持するには、さまざまなハードルがあることが分かりました。まずは現在のクレジットカードを遅滞なく継続的に利用し、社会的信用を得るために同一の企業に長く勤め安定した収入アップを目指すことが、「インビテーション」を得る近道かもしれません。
 

出典

Black Card Ⅰ株式会社 2024年の新富裕層の消費動向（ラグジュアリーカード調べ）（PR TIMES）
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー