「利用限度額」を超えていないのに「クレジットカード」が使えない！たった3万円しか使っていないのに！→ よくある「原因と対策」を解説

「クレジットカードの利用限度額は超えていないのに、カードが使用できなくなった」という経験をしたことがある人もいるかもしれません。突然クレジットカードが使えなくなった場合、いくつかの原因が考えられます。
 
本記事では、利用限度額を超えていないのに、突然クレジットカードが使えなくなる主な原因と対策を紹介します。

利用限度額を超えていないクレジットカードが使用できない主な原因

利用限度額を超えていないのに、クレジットカードが使用できない原因は、おもに4つです。それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
 

支払いの遅延

クレジットカードの支払日までに口座へお金を用意できなかった場合は「支払い遅延」とみなされ、カードの利用を一時的に停止されます。そのため、クレジットカードの引き落とし日が近くなったら、銀行口座の残高を確認するように意識するとよいでしょう。
 
また、支払い遅延が発生していることを確認したら、すぐにクレジットカード会社へ連絡を取り、必要な金額を支払うことも大切です。利用停止や支払い後の利用再開のタイミングは、クレジットカード会社によって異なる場合がある点にも注意してください。
 

暗証番号を何度も入力ミスする

暗証番号の入力を何度も間違えると、セキュリティーの観点からカードがロックされます。ロックがかかる回数はクレジットカード会社によって異なりますが、一度ロックされた後は正しい番号を入力してもカードが利用できません。
 
仮にクレジットカードがロックされると、多くの場合、解除にはカードの再発行が必要になります。
 

ICチップや磁気ストライプの不具合

クレジットカードのICチップは非常にデリケートです。そのため、汚れや破損は磁気不良を引き起こす原因となり、データを読み取れない不具合につながることがあります。
 
また、汚れや傷以外にも「磁気を発するものの近くにカードを置く」「ほかのカードと重ねて保管する」といった場合でも磁気不良を起こす可能性があるため注意が必要です。
 
ICチップや磁気ストライプの破損は、クレジットカードの再発行が必要となるため、クレジットカード会社へ連絡し手続きをおこないましょう。
 

不正利用の疑いがある

高額商品の連続決済、海外での高額決済など「いつもと異なる不自然な挙動」があった場合は、被害防止のためカード機能が一時的に停止されることがあります。
 
不正利用の疑いによってカード機能が停止された場合は、クレジットカード会社からメールなどで連絡がくることもあるようです。解除方法は会社によって異なるため「不正利用ではない」と断言できる場合は、クレジットカード会社の指示に従って解除を進めましょう。
 

万が一に備え複数の支払い方法を用意しておこう

店舗での会計時にクレジットカードが使えないと、支払いができずにパニックに陥る可能性があり、お店にも迷惑をかけてしまうかもしれません。
 
昨今はキャッシュレス決済が普及しているものの、クレジットカード1枚だけでは不安が残るため、現金やバーコード決済、予備のクレジットカードなど、別の決済手段も用意することが大切です。
 

クレジットカードが使用できない原因は支払いの遅延や暗証番号の入力ミスなどが考えられる

クレジットカードは非常に便利な決済手段ですが、利用限度額を超えていなくても、さまざまな理由で使用できないことがあります。何らかの理由でカードが使用できないときは、原因の特定や解決に向けてクレジットカード会社へ連絡してみましょう。
 
「支払い遅延のないよう確認を徹底する」「入力ミスがないよう暗証番号を管理する」といった対策や、いざというときに困ることがないよう予備の決済手段を用意することも大切です。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー