「プラチナカードを持ってみたかった」と、見栄でカードを作った夫。旅行には年に数えるほどしか行かず、コンシェルジュサービスも使うか分かりません…。年会費「約3万円」も払って、果たして元は取れるのでしょうか?

配信日:
この記事は約 4 分で読めます。
「プラチナカードを持ってみたかった」と、見栄でカードを作った夫。旅行には年に数えるほどしか行かず、コンシェルジュサービスも使うか分かりません…。年会費「約3万円」も払って、果たして元は取れるのでしょうか?
プラチナカードとは、一般的なクレジットカードやゴールドカードのさらに上位ランクに位置するハイステータス・カードです。コンシェルジュサービスや空港ラウンジの利用、手厚い旅行傷害保険など、より豪華なサービスが付帯されます。
 
一方で、年会費は数万円程度と高額な費用がかかるため、特典を使いこなせないと損をする可能性もあります。
 
では年会費「約3万円」のプラチナカードで、どのようにすれば元を取ることができるのでしょうか? 今回は、プラチナカード5枚を例に、ボーナスポイントや優待で年会費をまかなえるかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

「ゴールドカード」よりもさらに上の「プラチナカード」とは?

プラチナカードは、ゴールドカードの上位にあたるグレードのカードです。年会費はゴールドカードよりも高く数万~数十万円程度かかるものもあります。その分、国内外旅行保険の補償額がゴールドよりもはるかに高く、なかには最高1億円まで補償するカードもあるほどです。
 
また、ゴールドと同様、高級レストランの優待や空港ラウンジなども利用できますが、プラチナでは更に高待遇の「コンシェルジュサービス」も付帯されます。24時間365日、入手困難なチケットの手配やサービスの予約・手配など、よりきめ細やかなサポートをしてくれる専用コンシェルジュが付帯されるものです。
 

プラチナカードの年会費・ポイント還元率・特典を比較

表1は、2026年10月時点のプラチナカード5種類についてまとめたものです。
 
表1

ポイント還元率 年会費 旅行傷害保険 ショッピング補償 ボーナスポイント
JCBプラチナ 0.5%
(J-POINT)
2万7500円 国内・海外
最高1億円
500万円 年50万円利用から段階的に付与
(年300万円で累計1万5000ポイント)。
以後50万円ごとに2500ポイント
UCプラチナカード 1%
(UCポイント)
1万6500円 海外1億円/国内5000万円 300万円 年400万円利用2万円相当のポイント。
※3ヶ月で100万円以上の利用が必要
三井住友カード
プラチナプリファード
1%
(Vポイント)
3万3000円 国内・外5000万円
(付帯サービスの旅行保険を選択時)
500万円 年100万円利用で1万ポイント
(※最大4万ポイントまで)
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード 0.45%
(永久不滅ポイント
※500万円の利用で2万2500円分付く)
3万3000円 海外1億円/
国内5000万円
300万円 特になし
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 0.5%
(グローバルポイント)
2万2000円 海外1億円/
国内5000万円
300万円 月間利用額に応じて
基本ポイントの最大50%分を追加付与

※筆者作成
 

どれくらい使えば年会費をペイできる?

メリットとして最も分かりやすいのは、年間利用額あたりでボーナスポイントをもらえるカードです。
 
通常のポイントとボーナスポイントを合わせて考えると(J-POINTは1ポイント=1円、UCポイントは1ポイント=5円相当で計算)、表1の「JCBプラチナ」は年間300万円の利用で、通常ポイント1万5000ポイントとボーナスポイント累計1万5000ポイントの計3万ポイントとなり、年会費2万7500円を上回ります。月25万円程度の利用が目安です。
 
一方、「UCプラチナ」は3ヶ月で100万円以上利用すると5000円相当のポイントがもらえ、これを3回達成すれば1万5000円相当となり、年会費1万6500円にほぼ届きます。通常ポイント(還元率1%)も加わるため元は取りやすいですが、継続的な支出が必要になります。
 
「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」では、対象の高級レストランの所定のコースを2名以上で予約すると1名分が無料になるため、2名で4万4000円のコースを利用すれば、無料になる2万2000円分で年会費をまかなえます。
 
また、「JCBプラチナ」も同様のサービスが付帯するので、付帯サービスを定期的に利用するかどうかという点が分かれ道になりそうです。
 
ただし、プラチナカードは飛行機や高級ホテル・レストランを頻繁に利用してこそメリットを享受できるものなので、無理に保有しようとしても付帯サービスのメリットを十分に活用できない可能性も高いです。また、ポイント基本還元率は0.5~1%と一般カードと大差はなく、ポイント目的なら一般カードでも十分といえます。
 

まとめ

年会費約3万円のプラチナカードでも、年300万円程度の利用でボーナスポイントを含めて元が取れるカードや、レストラン優待を使えば年会費をまかなえるカードがあります。一方で、旅行にあまり行かず、コンシェルジュサービスも使わないのであれば、年会費に見合う特典は受けにくいでしょう。
 
年間の利用額と使う特典を書き出し、年会費を上回るかを確かめたうえで、ゴールドカードや一般カードへの切り替えも含めて検討してみましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu

LINE