最終更新日:2019.03.12 公開日:2018.04.19
家計

家計簿プロジェクト① 初めての家計簿は大変なことの連続!!

第一関門は レシートを溜めないこと

家計のスリム化をしたいとご相談にいらしたAさん(65歳)は、娘さんと二人暮らしで、昨年仕事をリタイアし、今年からいよいよ年金生活に入られました。準備した老後資金でやっていけるかどうかをご心配されています。支出が多いと自覚されている様子なので、「1か月の生活費はどのくらいですか?」と伺ったところ、「全然把握できていない」との回答でした。これでは見直しも進められないので、まずは家計簿をつけていただくことにしました。それから1カ月が経過。Aさんに率直な感想をまとめていただきました。

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<Aさんの感想>

まず家計簿を付けてみて分かったことは、今までいかにどんぶり勘定だったか……ということ。過去の反省として、こんな風に家計管理をしっかりとやらなければ、貯金等できるわけがないのだということが分かりました。
その日のうちに、その日の分をなかなか家計簿に付けられず、ちょっとでもレシートが溜まると、嫌になります。段々、後回しにしていったら日にちが経ち、もっと億劫になり、ストレスになり悪循環になっていきました。
「書くこと自体」も大変で、一カ月目は、品目別に分類するのに苦労しました。打開策として「自分に合った家計簿」を探し、見つけることからスタートしました。家計簿を付けてみると、自分に合っていない家計簿はとても付けづらく「どの家計簿が自分に合っているか?」ということを見極めることが、とても重要だと分かりました。いろいろ試した結果、「運命の家計簿」とも言える、自分に合った家計簿を見つけることができてからは、とにかく書きやすくなり、レシートが沢山溜まってきても、前と比べて格段に楽になり、楽観視できるようになりました。

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【FP宮崎から家計簿を続けるためのポイントのアドバイス】

  1. いままでなかった新しい習慣なので、つける時間を決めると良いです。私事ですが、最近お薬の服用を始めました。先生から「1日1回いつにする?」と聞かれ、「朝は忙しいだろうから、夜ね」と処方されました。お風呂の後、歯磨きの後といった、毎日の習慣になっていることの連続でルーティンを作ると良いと思います。
  2. 「どの家計簿が自分に合っているかを見極める」
    三日坊主からの脱却のためには、手に取りやすいものを選びます。分厚いもの、細かいものはNGです。風水等の占い・料理レシピが載っている、といったページを開ける楽しみから入るのも良いでしょう。好きなキャラクターの絵柄もOKです。そういえば以前、妹はキティーちゃんの家計簿を使っていました。すぐに記入できるように、置き場所はキッチンかリビングがお勧めです。

第二関門は「費目分け」

Aさんの「運命の家計簿」のイメージは下図のようなものです。どこが気に入られているのかをAさんに聞いてみました。

A-さんお気に入りの家計簿のイメージ

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<Aさんの回答>

品目別になっていて、分かりやすいところで、尚且つ、大判の家計簿なので、2行にわたって書けるところです。書く分量が多いため、助かっています。「あ!!間違えた!!」という場合でも、修正テープマーカーで消すという煩わしさが無く、付け足して書き加えればいいので、とても楽です。全体的にアバウトな作りに出来ている家計簿なので、アバウトでいい加減な私にとても向いています。
また、家計簿の下にメモのスペースがあり、そこに日々のことを書き込むことにより日記代わりになり、大変重宝しています。その日に何が起こったかを書くことで、何故その日やその前後に、その買い物をしたのか?何故その値段で買ったのか?何故その買い物の必要性があったのか?等の分析が一目で出来ます。

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【FP宮崎から家計簿を続けるためのポイントのアドバイス】

  1. 「品目別に分類するのが大変」
    家計簿によっては、細かく分類できるようになっています。書き方の例を見ても、副食>野菜>大根>258円 といったものが多いです。
    買ったものを一つ一つ書くのは大変です。“つけるからには細かくつけて、ちゃんとしたい”という方は、見本通りに記入してください。
    無理そうな方は、もう少しまとめて記入されると良いでしょう。副食>野菜 258円 でも、副食 258円でも。但し、レシートは取っておいてください。
    Aさんは運命の家計簿に出会ったということですが、出会えていない方は、自分に合った家計簿を作ることもできます。家計簿は自分の備忘録です。何処かに提出するものではありません。品目を変えたり、メモ欄をつけ足したり、手持ちの家計簿を自分流にアレンジして「運命の家計簿」を作ってください。きっとAさんのように、つけるのが楽になると思います。

<FP宮崎から相談者への 1カ月目の気づきポイント>

  1. 家計簿をつける習慣を身につけてもらう
  2. 自分の収支を把握していないという自覚を持ってもらう
    銀行口座から、1か月に何回かお金を引き出していると、20万円の収入なのに、20万円以上引き出していても気がついていないことがある。これは赤字!!
  3. 使途不明金を無くす(減らす)ことを心がけてもらう
  4. 自分がいかに無計画に支出していたかということを自覚してもらう
  5. お金の出入りに関心をもってもらう
宮﨑真紀子

執筆者:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい…。そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

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