最終更新日:2019.01.10 公開日:2018.11.02
家計

「やっぱり家計簿は面倒!」それなら銀行口座とクレジットカードで家計管理はどうでしょう?

日々の家計管理に家計簿を使って支出を記録している方も多いかと思います。でも、なかなか面倒で長続きしない方もいるようです。
 
支出を管理する方法には、他に袋分けがあります。こちらはお金を目的別(食費、レジャー費など)の袋に分けて管理するもの。
 
目的ごとにあといくら残っているか、分かりやすさはあります。しかし、足りなくなった際にはついつい目的外の袋から使ってしまい、記録も残りにくいことから、結局何に使ったのか分からなくなることがあります。
 
そこで、目的別口座とクレジットカードを使って家計管理する方法を考えてみます。
 

Step1:まずは収入から貯蓄する分を決める

家計管理の目的は収支のバランスをとるためでもありますが、一番の目的は将来に必要となるお金をしっかり貯めていくためです。
 
貯蓄する目的は人それぞれですが、自分もしくは家族にとってその目的や目標を明確にすることが家計管理を考える第一歩になります。
 
目標を明確にしたら、そのために必要なお金を真っ先に「貯める口座」に入れてしまいましょう。「貯める口座」は貯める期間や運用方法でさまざまですが、鉄則は収入があったら真っ先にその口座に必要な貯蓄分を移すことです。
 
そして目標に達するまで引き出さないことです。
 

Step2:支出を予算化する

「貯める口座」のお金を、目標達成前に使ってしまわないようにしなければなりません。そこで、収入から貯蓄を引いて残った分のお金の範囲で支出を抑えるため、支出をいくつかの費目に分けて管理します。
 
あまり細かいと管理も大変ですので、ここでは以下の5つの費目で管理します。
 

 
②の固定費は毎月もしくは定期的にほぼ決まった額の支出のはずですので、いくら必要か分かりやすいと思います。残りの費目は各家庭の価値観によっていくらかけるかさまざまですが、固定費を除いた残りで支出範囲を決めて、予算化します。
 
例えば食費5万円、変動費2万円、臨時支出用1万円、お小遣い2万円など。
 

Step3:目的別口座を持てる銀行の活用

ここで支出の記録のために銀行口座を活用します。銀行は原則一人一口座しか作れないため、先の支出費目ごとに口座を用意するためには、複数の金融機関を利用しなければなりません。それだとお金を移すのに手間がかかります。
 
しかし、最近のネット系銀行では目的別に口座を持てるようになりました。また、ネット銀行には定額入金サービスがあり、手数料無料で他行の同一名義の口座から一定額の入金が自動でできます。
 
そこで、このようなサービスの活用方法を考えてみましょう。具体的には、給与などの収入が振り込まれる金融機関から定額入金サービスを使い、代表口座へ先の(1)から(5)までの支出合計を決まった日に自動入金します。
 
そして、入金後、自動引き落としできる代表口座には固定費分とお小遣い分を残して各目的別口座に以下のように振り分けます。
 
代表口座:固定費(+お小遣い)
目的別口座(1):食費雑費
目的別口座(2):変動費
目的別口座(3):臨時支出費
 
代表口座や各目的別口座間のお金の移動はネット画面上で簡単にできます。また、お小遣いについては代表口座から引き出して現金で財布にしまいましょう。お小遣いの内訳まで管理する必要はありません。
 

Step4:支払いはクレジットカード、そして即資金移動

今やクレジットカードはスーパーでの買い物をはじめ多くの場所で利用できます。
もちろん光熱費や通信費、保険料等の固定費の一部にも利用できます。クレジットカードは毎月の利用明細から、いつ、どこで、いくら使ったのかが分かり支出の記録になります。
 
また、カードによってはポイントもついてお得です。食費や変動費、臨時支出費もクレジットカードで支払えるなら、カード払いをお勧めします。ただし、注意点は支払方法を「翌月一括払い」にすること。あくまで現金払いの代わりに利用するので、間違っても手数料のかかるリボ払いなどにはしないことです。
 
クレジットカードを使ったら、可能な限りその日のうちに、利用目的に該当する目的別口座から代表口座に使った分を資金移動します。そうすれば残りいくら使えるかも意識できます。
 
また、もし現金で持っていたお小遣い分をクレジットカードでの支払いにしたら、その分はお財布から代表口座に入金しましょう。そうすることで、カード支払い分が代表口座から自動引き落とされる際に足りなくなることはありません。
 

Step5:予算の見直し

Step1と2は最初の決めごとで、あとはStep3と4の繰り返しになります。
 
しかし、最初に決めた割振り(予算化)がずっと正解というわけでなく、Step3と4の繰り返しの中で当初の予想より支出がかかり目的別口座のお金が足りなくなることがあったり、環境の変化により収入が増減したり貯蓄の目的が変わることがあるかと思います。
 
そのときはクレジットカードの利用明細や資金移動の記録を参考にしながら、またStep1から始めてみましょう。
 
Text:小山 英斗(こやま ひでと)
CFP(日本FP協会認定会員)

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小山英斗

執筆者:小山英斗(こやま ひでと)

CFP(日本FP協会認定会員)

1級FP技能士(資産設計提案業務)
住宅ローンアドバイザー、住宅建築コーディネーター
未来が見えるね研究所 代表
座右の銘:虚静恬淡
好きなもの:旅行、建築、カフェ、散歩、今ここ

人生100年時代、これまでの「学校で出て社会人になり家庭や家を持って定年そして老後」という単線的な考え方がなくなっていき、これからは多様な選択肢がある中で自分のやりたい人生を生涯通じてどう実現させていくかがますます大事になってきます。

「未来が見えるね研究所」では、多くの人と多くの未来を一緒に描いていきたいと思います。
https://miraiken.amebaownd.com/



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