更新日: 2019.07.02 貯金

あなたは「お金上手」?チェックシートで診断してみよう

執筆者 : 波多間純子

あなたは「お金上手」?チェックシートで診断してみよう
お金と上手に付き合うには、予算の管理や貯蓄残高を増やす技術と同時に、必要なときに必要なお金を使える、心の軽やかさも大切です。
 
そこで今回は、あなたの「お金上手度」を測るチェックシートをご用意しました。回答することで、自分自身のお金に対する傾向が分かりますよ。
 
波多間純子

執筆者:波多間純子(はだまじゅんこ)

㈱bloom代表。ファイナンシャル・プランナー(CFP(R)),キャリアコンサルタント
 
お金の知恵YouTube
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「お金しだい」の人生から「自分しだい」の人生への選択をサポート。家計相談28年、相談件数4,000件超。家計相談と合わせて、その方の才能や適職を診断し潜在能力を高める「咲かせようじぶん資産」をテーマに個人セッションとワークショップを開催。
 
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お金のスキル×マインドが「お金上手」を決める

相談にお越しになるお客さまのなかで、家計が上手に回っているなと思う方には2つの共通点があります。ひとつは「家計に関心がある」こと、もうひとつは「お金に対する考えが前向きである」ことです。
 
家計に関心があれば、お金の出入りをしっかり把握して、ムダを省く工夫ができます。その結果、より効率的にお金が貯まります。
 
また、お金に対してプラスの感情を持っていれば、貯めるだけでなく気持ちよく使うことができます。お金の使い道にポリシーがあるため、メリハリがつき(日々は質素でも教育費はしっかり出す、経験・体験にお金を使うなど)、それが次なる収入を呼び込みます。
 
こうした、家計に関心を持ち管理する能力を「マネースキル」、お金に対してポジティブな志向を「マネーマインド」と私は名づけています。マネースキルとマネーマインドが高い人ほど、単なる貯蓄高では測れない「お金上手」さんだと実感します。
 

あなたは「お金上手」?チェックシートで診断

以下のチェックシートで、あなたのお金上手度を診断できます。
 
マネースキル(左)とマネーマインド(右)のチェックシートです。それぞれ10項目の質問がありますので、該当する項目をチェックし、点数を出してください(左右・各10点満点です。点数のつけ方は表の下を参照)。
 
深く考えず答えるのがポイントです。なお、結果はマネースキルの点数を横軸、マネーマインドの点数を縦軸に見ます。両方の点数によって、4つのタイプに分かれます。
 

 

お金に対する4つのタイプの傾向と改善ワンポイント

Aその日暮らしのなんとかなるさ

 
家計管理はいまいちですが、気持ちの前向きさでカバーするタイプです。若いときは良いのですが、年齢が上がるほど気力が落ちてくるので、家計破たんまっしぐらに陥る危険も!
 
共働きで日々のお金には困らないけれど、時間がなくて家計管理ができない人もこのタイプに入りがちです。家計管理を身につければ、飛躍的に家計が改善できるので、使いやすい家計簿アプリなど利用して、家計の把握に努めましょう。
 

B家計破たんまっしぐら

 
スキル、マインドともに点数の低いタイプ。家計管理に苦手意識があるのかもしれません。
 
毎月の収支や貯蓄額などを把握していなかったり、家計が赤字の月があったりすると、不安も募るものです。まずは買い物のレシートをとっておき、ひと月いくら支出があるかを確認してみましょう。
 

C使えない&貯めすぎ症候群

 
貯蓄はしっかりできるものの、心配性のためお金が使えないのがこのタイプ。しっかり者のあなただからこそ、今後のライフイベントとその予算を書き出してみましょう。いついくらお金が必要なのか、目先の家計だけでなく将来的に見通すことで、安心感が得られますよ。
 
また、このタイプの人は、自分に使うお金が後回しになりがち。そこで、本当にほしいものをひとつ自分にプレゼントしてみましょう。その際、自分が一番良いと思うものを、値段を気にせず選ぶのが肝心です。自分に対して買うものは、あなた自身を表します。自分の価値の高さを再認識しましょう。
 

Dお金上手

 
お金がうまく巡るのがこのタイプ。支出をしても、不思議とそれ以上に入ってくる人です。
 
家計は細かくというより、大きな数字で把握していて、将来必要なお金への準備も怠りがありません。その一方、必要なお金には躊躇なく支出します。お金を大切にしていても執着はしていないので、いつも軽やかです。
 

お金上手の一歩

いかがでしたか? 点数が低くてもがっかりしないで。大切なのは、お金のことに関心を持ち、家計管理に時間をとることです。
 
ちなみに、左の「マネースキル」の質問にある項目は、これまで相談経験のなかでお金をがっちり貯めている人が実践していたことです。ひとつずつとり組むことで、お金との向き合い方がどんどんこなれていきますよ。
 
執筆者:波多間純子(はだまじゅんこ)
㈱bloom代表。ファイナンシャル・プランナー(CFP(R)),キャリアコンサルタント
 

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